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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》

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【第417話】(18禁)

――1025室内――


 一旦全員と別れてから三十分程、その間にトイレもシャワーも終えた俺はスポーツドリンクを飲んでいた。

 後で皆来るみたいな事を言ってたが――部屋を見回すと、特に汚れた場所等もなく、既に寝間着用のジャージに着替えを終えてるため問題は無いだろう。

 本来ならもっとラフな格好で居たいのだが、それだと四月の時に騒がれた為夏場のくそ暑い中もこんなジャージを着るはめに――まあ、寝るときは脱いだが。

 飲み終えたスポーツドリンクを机に置くと同時に室内に響き渡るノックの音。

 ドアを開けると、僅かに髪に艶があり、肌が赤く染まった美冬が居た――シャワーを浴びたのだろう、今日は女子の風呂の日だが、簡単に済ませたようだ。


「お兄ちゃん、来たよ。 ……他の皆は?」

「ん? まだ来てないが――」

「なら私が一番だね? ……へへっ、なら良かった。 入るね?」


 有無の返答待たずに、美冬は部屋に入ると同時に俺の手を引き、そのままベッドに座らせると――。


「じ、じゃあお兄ちゃん……。 き、昨日言ってた事、勿論覚えてるよね?」

「ぅ……ま、マジでするのか、美冬……?」


 美冬の言葉に、かぁーっと全身の熱が上昇する――美冬も恥ずかしいのか、顔を真っ赤にさせていた。


「ま、マジだよ! ……い、妹だからって……こんな事しちゃダメだなんて言っても、美冬はもうするって決めたんだからねッ」


 そう言ってベッドに座った俺の股の間にちょこんと座ると、ジャージ越しに手で欲望の塊に触れる美冬。


「あ、あれ? 大きくならない……刺激が足りないのかなぁ……?」

「ちょ、ちょっと――」

「待たないよ? ……いつ他の皆が来るかわからないもん。 みぃちゃんもシャワーは軽めにするって言ってたし……」


 両手で擦る美冬――快感が全身に伝わり、徐々に徐々にと血液が欲望の塊に集中し始めた。


「あはっ。 ……お兄ちゃんの……素敵……」

「……っ。 な、何でそんな熱っぽい視線で見てるんだよ……てか、不味いから止めろって――」


 そんな言葉を聞く前に、美冬はジャージ越しに欲望の塊を掴むと、ゆっくり上下にそれを動かす――ぎこちない動作がまた絶妙な快感を生み、徐々に頭が真っ白になっていく。


「ふふっ……そんな事言って……本当は気持ちいいんでしょ、お兄ちゃん?」

「……ッ」


 悪戯っぽく微笑む美冬――今の美冬は小悪魔と言っても過言では無いのかもしれない。

 髪をかきあげ、口を大きく開く美冬――ジャージ越しに欲望の塊を何の躊躇も無く咥わえた。


「んむ……ぷはっ。 やっぱりジャージ越しじゃ、お兄ちゃんの……味わえないなぁ……。 でもせっかくだし、少しだけこのままフェラしてあげるね♪」


 言ってからまた咥わえ、ゆっくり上下に頭を振る――黒いジャージとはいえ、徐々に股を美冬の唾液で濡れていくのがわかり、妹にされてる背徳感が妙な興奮状態に陥る。

 美冬の咥内では、舌が絶え間なく動き、正直生でしてほしいという思いに心が支配されていく。

 ――と、ここでノックの音が室内に響き渡り、俺はビクッと大きく反応した。


「……もう他の子来ちゃったんだ……残念。 続きは後でね、お兄ちゃん?」


 ベトベトに股間を濡らしたジャージ――はっきりとわかるぐらい突起した欲望の塊を置いて美冬は立ち上がると、ドアの方へと向かう。

 流石にこのままの状態だと何を追求されるかわからないため、慌てて布団を下半身だけを隠すように被ると上体を起こし、ベッドの背凭れに身体を預けた。


「お兄ちゃん、皆来たよー」


 いつもと変わらぬ表情――さっきまでジャージ越しとはいえフェラをしていた妹とは違うその姿に、改めて女って怖いなと思ってしまった。


「ヤッホー――ってあんた、横になってたの?」

「あ、あぁ……少し身体を休めてたんだよ鈴音」


 真っ先に部屋に入ってきた鈴音は、俺を見るなりそう告げる。

 いつも出迎えるのが俺なのに、美冬が出たのだから多少は疑問に思ったのかもしれないが、この姿を見て小さく「ふーん」と呟いた。

 因みにだが鈴音の服装はかなりラフな寝間着だ――寝やすさ重視なのだろう。


「大丈夫なのですか? ……日頃の疲れが溜まってるのではありませんか?」

「だ、大丈夫だよ。 まあ今日はいつもやってた早朝トレーニングを休んだし、明日もちょい骨休めするからな」


 セシリアにそう告げると、安堵したように息を吐き、胸に手を当て微笑みを返した。

 セシリアの寝間着は前のマッサージの時に着ていた物だ――何気に手のひらいっぱいにセシリアの乳房の柔らかさを思い出し、せっかく治まりかけた欲望の塊がまた少し突起し始める。


「そうだね。 たまには休むのも僕は良いと思うよ? ほら、あんまり身体を苛めても身体の視神経痛めるかもしれないしね」


 そう言いながら三番手で入ってきたシャル、服装は前に見たジャージ姿で髪を下ろしていた――何気にこのシャルって可愛いんだよな……まあ全員可愛いんだが。

 白猫パジャマはあれ以来見ないのだが……着用してるのだろうか?


「何にしても休むのであれば明日もゆっくりと出来るだろう。 ヒルト、明日の夕食は【精のつくものメイン】で食べると良いだろう」


 腕組みしながらそう告げるラウラは、軽く自身の唇を舌で舐める。

 その仕草に、返事は小さく頷くだけに留めた――。


「ふふっ、まあヒルトはいつもいっぱいご飯食べてるからその点は大丈夫何じゃないかな、ラウラ?」

「確かに……。 ……ならば今夜も忍び込むとするか……」

「ん?」

「いや、此方の事だ未来」


 ラウラの後ろから未来が現れ、そう二人で会話してると更に美春が現れ――。


「こうやって女の子が勢揃いすると、この部屋も狭く感じちゃうね?」


 言いながらベッドに腰掛ける美春――そういや、この人数に椅子は二つしか無いんだよな……。


「座るなら椅子でも借りてこようか、皆?」

「え? 僕達ならベッドでも大丈夫だよ。 ね、皆?」


 シャルが他の子達にそう話し掛けると、一様に皆が頷き――。


「そうね。 アタシは基本的に座れれば床でも問題ないしね」


 鈴音の胡座をかく姿が容易に想像出来る――が、想像の中の鈴音の姿はスカートなので、俺の思考には自重してほしいものだ。

 まあスカートと言えばシャルだが……見慣れてきたとはいえ、今も正直彼女の太股が眩しく見える。


「わたくしは、自分のベッドが良いのですが――ヒルトさんのお使いになってらっしゃるベッドなら座り心地も良いですから大丈夫ですわよ」


 そう言ってから俺が寝てるベッドに腰掛けるセシリア――とりあえず突起も治まり、俺はベッドから降りる。


「僕もそうだね。 ヒルトの使ってるベッドは質が良いのかな?」


 そう言いながらシャルもベッドに腰掛ける――てか俺のだけ質が良いってのはあり得ないな。


「ふむ、では私は反対側のベッドに座るとしよう」


 そう言ってラウラはポスンッと腰を下ろすと僅かに身体が跳ね上がった――それが楽しかったのか、もう一度同じ様に座ると、小さく跳ねる。


「じゃあ私もラウラの隣かな、みぃちゃんもそれで良い?」

「うん。 私も座れれば何処でも大丈夫だからね」


 そう言って美冬と未来はベッドに座る――とりあえず椅子を二つ用意して、一つは鈴音が座り、もう一つは俺が座る形になった。


「そういや、俺に何か用事でもあったのか、皆?」

「アタシは……た、たまには確りとコミュニケーションとろうと思っただけよ、それだけなんだから」


 腕組みしつつ、僅かに視線をそらした鈴音。


「わたくしもそうですわね。 腕は痛みますが、ヒルトさんや皆さんとのコミュニケーションをとるのも大事ですから」


 胸に手を当て、コミュニケーションをとって仲良くなりたいと思う気持ちが声色に出ていたセシリア。


「そうだね。 国籍は違うし色々ライバルな面もあるけど、僕は皆の事好きだからもっとコミュニケーション取りたいと思うもん。 日本的に言えば腹を割るって感じかな?」


 セシリアに同調するシャル――イギリスとフランスはだいぶ昔は戦争していたらしいが、二人の間では杞憂だろう――まあそれはラウラにも言えるのだが。


「腹を割る……妙に腹がむずむずするのは気のせいだろうか?」


 そう言ってラウラは腹部を撫でる――確かに腹を割るって、妙に変な感じがする。


「あ、私もその言葉苦手かも。 腹を割るってのが何か苦手で……ねぇみぃちゃん?」

「うん。 まあ言葉に色々意味はあるかもしれないけど……確かに私も苦手だなぁ」


 未来に同意を求める美冬――さっきまでジャージ越しにとはいえ、フェラしていたとは思えない。


「……日本語って難しいんだね、ヒルト?」

「そうだな、日本人なのに多分ほとんどの奴はまともな日本語の意味を理解してないかも――俺も実際そうだしな」


 美春の言葉に同意して頷く、そんな他愛ない話を俺達は約一時間続けてコミュニケーションをとった……。 
 

 
後書き
微妙にお預け食らうヒルト

はてさて、どうなるやら……

改心派とそのまま派が結構居ますな

改心させるととりあえず箒の暴力は消えますが……それ相応のイベント必要に(まあゴーレムⅢ戦に突っ込みますが)

改心させない場合はそのままですな( ´艸`) 
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