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エルフが深刻な少子化問題の解決策を見つけました

作者:でんのう
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全話

じゅっ、じゅっ、じゅぽっ。
「うっ…、あ、いい、っ」
女の荒い息と湿った摩擦音が狭い小屋の中に響く。
俺の亀頭が女の膣壁を往復するたびに、ペニスに灼けつくような快感が走る。
(気持ちいい…)
ほの暗い小屋の中で、俺と女の周りだけが、微かな光を帯びている。
俺は目を凝らして、上で揺れている女の顔を見てみる。
女は目を閉じている、自分でも予想がつかなかった快感に打ち震えている。
自分の肉欲をコントロールできない事に困惑しながらも、下半身から押し寄せてくる快楽の波に耐えきれない。
目元は眉間にわずかにしわを寄せ、目を閉じている。困惑の表情。
だが、目から下は逆の感情を帯びている。
声を出すまいと閉じてはいたはずの口が、荒い息が漏れ出るのを抑えられず、だんだんと半開きになっていく。
じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ、ぺちゃ、ぺちゃ、ぺちゃっ。
女の膣口からまた愛液が溢れ、湿った摩擦音に水音が混じり始めた。
俺と女が、互いの手を握りしめる。
「あっ、あふっ、あふ…んっ」
女の微かな吐息が、甘い喘ぎ声を帯び始める。
女の腰の上下動が、更に早くなった。
「あっ、あっ、あうっ、あっあっあっ」
「はっ、はっ、はっ、い…っ、うっ」
女が、小さな声であえぐ、
俺の呼吸も、段々荒くなってくる。
俺のペニスの射精欲が、下半身に一気に拡がった。
(くっ、出る、出るっ!)
俺の腰も女の腰の動きにシンクロして、勝手に上下し始めた。
(あ、あっ、あぁっ!、で、出るっ!)」
「ふっ、くふっ! う…くっ!」
俺の腰は無意識のうちに跳ね上がる。ペニスを深々と突き刺して、女子宮口まで押し付けた。
じゅっ!びゅる!どくぅっ!どぴゅっ!
雷鳴の閃光のようにパッ!パパッ!と、快感が何度も俺の全身を貫いた。
びゅっ!びゅっ!と、俺の子種が勢いよく女の膣内に注ぎ込まれていく。
「あああっ!」
女が、射精するペニスの脈動を胎内で感じ取り、叫び声をあげた。
「あっあーっ!、あ…くっ、くふっ! ふぅっ! う”う”…っ」
短い叫び声の後、一瞬はっとした顔をして、口をぎゅうっと閉じる。なんとか叫び声を上げまいと我慢する。
どくっ、どく、どくっ、と、射精を続けるペニスが突き刺さったまま、俺の腰と女の腰が同時にがくがくと震えた。
(あっ、あっ…ああ…あ、まだ…出っ)
どくっ、どくつ、ひくっ、ひく…。
「くぁ、ぁあ、あ…っ」
俺は長い長い、渾身の射精を終えた。女を腰に乗せたままぐったり脱力する。
「はあ…あっ」
女も脱力して俺にしなだれかかり、抱きついてきた。
ちゅ、ぽん。
女の膣口から、ペニスが抜け落ちた。
どろっ、
俺は下腹部に温かみを感じる。俺の出した精液が女の股間から零れ落ちた。
「ん…っ」
女が俺に軽くキスをする。俺は女の頭をやさしく撫でてやった。


「はぁ…」
女が甘いため息をついた。
ほのかな光の中にある女の顔を、改めてじっくりと見る。
ややつりあがった目。その中の澄んだ空色の瞳が、潤んですこし涙ぐんでいる。
整った鼻筋、小さく、色気と潤みを帯びた唇。
細い顎、きゃしゃな首筋。
そして…流れるような白みがかった金髪と、そこからはみ出た、大きくとがった、耳。
エルフ。
森の妖精、不老不死の半神。
寿命のある人間どもを見下す、得体のしれない魔法使い。
エルフの森に人間が足を踏み入れたら、生きては帰れない。
そんな噂でしか知らなかったエルフが、ついさっきまで俺のペニスで快感を貪っていた。
「ん?…んっ」
じっとエルフの顔を見ていた俺を、不思議そうに見つめ返していたエルフが、もういちどキスしてきた。
「ん…んちゅっ」
互いの舌を軽く絡ませる、さっきより長めのキス。
エルフが舌を離す。俺はこいつに出会ってからの疑問を、素直に投げかけてみた。
「俺を殺すんじゃなかったのか」
「…お前を見たの、わたしだけ。みんな、見てない。お前、森に近づいてきただけ」
エルフが 人間の言葉でそう囁いた。
「俺を小屋に泊めて、朝に追い帰したら済む話だろうに、なんでこんな…」
俺も、できるだけ小さな声で囁く。
「子供…ほしい」
エルフが俯く。長い耳の先がほんのり赤くなった。


…。
狩りのため森に入っていた俺は、ウサギを追って、森の奥深くに入っていった。
気が付くと、来た道が分からなくなっていた。森の中に深入りしすぎたんだ。
俺は帰り道を探して、昼間から宵闇のように薄暗い森を、しばらくさまよい歩いた。
突然、ひゅっ!と空気をつんざく音がして、俺の頬を何かが掠めた。
「!?」
後ろを振り向く。
耳の長い金髪の少女が、弓をつがえていた。
怒りに満ちた、その表情。
エルフ?森の妖精!?
その時、エルフは弓の名手だというのを思い出した。
殺される! …逃げるか? いや無駄だ。
俺は一か八かで振り返り、エルフに向けて弓をつがえた。
俺だって、村一番の弓使いだ!
エルフと俺は、互いに殺意をみなぎらせながら弓矢を向け合う。
殺るか、殺られるか…。
殺意を帯びた緊張が、どれだけ続いたか分からない。
「…」
エルフが、緊張した表情を緩め、弓を下ろした。
「?」
エルフが弓と矢を地面に落とし、両手の手のひらを振ると、ゆっくりその手を下ろす。
(お前も弓を下ろせ…って事か)
俺も、弓を下ろした。
殺意の応酬が消えたとき、俺はふと、森の中を冷たい風が駆け抜けるのを感じた。
気が付くと、宵闇の森は、さらに暗くなっていた。もう夕暮れ時なのか。
エルフが、じろじろと俺の顔を見つめて、それから、ゆっくりと全身を品定めするように視線を上下させる。
そして、ついてこい、と身振り手振りで示した。
「森の外に帰してくれるのか」
否定も肯定もせず、すたすたと歩き出す。
俺は、エルフの後ろを付いていった。


森の中が真っ暗になった。暗闇に浮かぶエルフの金髪が唯一の道明かりになる頃に…粗末な丸太小屋にたどり着いた。
エルフが小屋の扉を開け、中に入る。俺にも入るよう促す。
「ここで一泊しろって事か…」
目が暗闇に慣れてくると、小屋の中にあるものが…少しだけ見えてきた。
弓矢や杖の入った籠。薬草や壺などが置かれている棚。その脇に…木を組んで、干し草と布を被せた…ベッド。
(ベッド?エルフもベッドで寝るのか?)
エルフは小屋の窓が全部固く閉ざされていることを確認して回ってから、静かに扉を閉め、閂をかけた。
小屋の中は、完全な暗闇。
エルフが小声で、聞いたことのない言葉を呟く。
すると、部屋のベッドの部分だけ、ぼうっ、と明るくなった。
「おい、このベッドで寝ろって事…」
俺がエルフに尋ねると、エルフが俺の方に歩み寄ってくる気配がする。
「!」
俺は後ずさりし、緊張で身を硬くする。
(俺を刺し殺す気か? 逃げる…か? いやこの暗い森の中をどうやって?)
しかし、エルフの動き、表情からは、殺意を感じることは無かった。
「…?」
エルフが俺の前に立つ。
いきなり背伸びをして俺の首筋に抱きつくと、さっき弓が掠めた頬にできた傷跡を舐め、キスをする。
「おい、何をする! …んんっ?」
エルフが、頬から舌を離すと、今度俺の唇に唇を重ねてきた。
「うむっ?、ん…?」
心臓がバクバクする。俺は何がなんだか分からなくなってきた。
(なんだこいつ? さっきまで俺を殺そうとしてんだろ? なのになんで…俺にキスをする?)
狼狽する俺からすっと離れたエルフが、静かにベッドの埃を払う。
ベッドがきれいになったら、…エルフは暗闇の中で、いきなり服を脱ぎ始めた。
しゅるっ、すとっ。
服が床に落ちる音とともに、その細い肢体のシルエットが、薄暗がりの中に浮かぶ。
「え? は!?」
大きな声を上げた俺をシーっ、と制すると、ベッドに腰掛けたエルフが、俺を手招きする。
「大きな声、ださない」
小さな声で、人間の言葉を、喋った。
「服、脱いで。こっち来て。抱いて」
エルフが、聞こえるか聞こえないかの小声で囁き、ベッドに寝転がった。


…。
激しい生殖行為の後で、寝物語にエルフが言った事をまとめると、だいたいこんな感じだ。
自分が棲むエルフの森では、ここ800年男が産まれてこない。
300年前、その最後のエルフの男が死んだ。
旅回りのエルフの男が外からやってきたのも、200年前が最後で、その男を父親に生まれたのが…彼女。
200年間ずっと、女だけのエルフの森。
エルフの森を見つけた人間や、森に近づいてきた人間は殺すのが掟。
だが…エルフの森に人間が1人だけで近づいてきて、それをエルフが1人だけで見かけたとき…。
つまり、ほかの第三者がだれもいなかったら「見なかったこと」にする。殺さずに追い帰す。
ただし、追い帰す時には、エルフと遭ったことも、森で迷ったことも、みんな忘れる呪文をかける。
「みんな忘れる。何もかも忘れる。…誰も見てないなら、なにしてもいい。抱いても、みんな、忘れる」
このままでは森が滅んでしまう。せめて、子供を、若者を、どんな形ででもいいから残したい…。
女だけのエルフの森には、そんな暗黙の了解があった。
このエルフも今までに2度、人間の男と交わったが…子供は成せなかった。
「ちょっと待って。人間が父親じゃ、お前らエルフみたいには長生きできないだろ」
人間とエルフの子供…ハーフエルフ、ってのがいる、ということは聞いたことがある。
「人間より、ちょっと、長生き…倍、くらい」
「倍ってことは…100歳は生きるのか。うーん、…人間が父親でも、子供がいないよりはマシって事かい?」
「うん…」
エルフが耳と頬を赤くしながら、小さく頷いた。
「そろそろ、寝る。服着る」
俺に抱きついて、耳元で小声で囁いてたエルフが、身体を起こして膝立ちになった。
人間の女よりも控えめな胸と、明らかに細い腰周りと、肉付きの少ない尻のラインが薄明りの中に浮かび上がる。
細い太ももの隙間から、こぽぽっ、と、俺の精液が零れ落ちる音がした。
「あっ」
エルフが小さい声を上げる。
とろとろと、白濁液が股間から流れ落ちる。
「お前の赤ちゃん、こぼれた。…赤ちゃん、減った」
寂しそうに呟く。
「おい、もっと子種が欲しいのか?」
長い射精の疲れで萎えていた俺のペニスが、また硬さを帯びてきた
「もう1回、赤ちゃん注いでやろうか?」
「う、うん」
エルフの耳が真っ赤になり、ひくひくと上下に蠢く。
「よし、もう一度俺の子種を受け止めな。赤ちゃん作らせてやるから。今度は顔を上に向けて寝転ぶんだ」


「あ、待って」
俺がエルフの手を引っ張り、ベッドに寝転ばせようとすると、いったん身を引いて逃れた。
「どうした? おじけづいたか?」
「ちがう…、試してみる」
「何を?」
「ベッド、離れてほしい」
「おい!止めるのかよ!?」
もう一度生殖行為を営む許可の下りた俺のペニスは、もう激しく勃起している。
「ここまで来て、今更お預けはないだろう!」
俺は言葉を荒げた。
「違う…違うの。『ミュート』…、音を聞こえなくする、呪文」
「…」
俺は、言われた通りにベッドから降り、小屋の隅に立ってみた。
エルフがベッドの上で姿勢を正し、額に手を当て、ゆっくりと不思議な言葉を発する。
それから、大きく両手を広げて短い言葉を放つと、ベッドが一瞬だけ紫色の球形の光に包まれた。
そして、俺の方を向くなり、何かを喋る。
そしてベッドから身を乗り出し、俺に囁いた。
「いま、声、聞こえた?」
「なにも聞こえなかった」
「ん」
エルフがもう一度ベッドの真ん中に戻る。
「ーーーーーーーーーー!」
何かを叫ぶなり、ベッドに寝転がり、足を開いて腰を上下させる。
…。
「ーーーー! ーーーー! ーーーー!」
エルフの叫び声は、ベッドのきしむ音は…何も聞こえない。
(そういうことか!)
他のエルフに見つかればお前は殺される、それが掟、とエルフは言った。
だから、他のエルフに気付かれないよう、小屋の窓はしっかりと閉じて、明かりも最低限にした。
そして、声を押し殺して生殖行為に及んだ。
でも、声が聞こえないならそんな心配はいらない。どんなに叫ぼうが、激しく動こうが、ベッドの外には漏れない。
本能のままに交わって子を成す行為に専念するだけ…。
俺はもう一度ベッドの中に入った。
エルフの叫びが俺の耳に飛び込んできた。
「…ちゃん! 赤ちゃん! 赤ちゃん作って! あかちゃんほしい!」
珠を転がすような、明るい澄んだ声。
興奮したエルフが、目を見開き、俺に抱きついてくる。
俺はエルフを少し焦らすことにした。もっとペニスを硬くして、もっと射精したい。
こいつの痴態を見て、俺の射精欲をもっともっと高めてやろう。
「じゃぁ、まず、人間の赤ちゃんのおねだりのしかた、教えてやる」


「ベッドに座れ、足を開くんだ」
俺は、エルフをベッドに座らせ、足を開かせた。
「指で、割れ目を広げてみろ」
陰毛の生えてない、わずかにピンク色を帯びたエルフの性器が、露わになる。
わずかなクリトリス、薄桃色の粘膜、200年生きていても、まだ未発達の小陰唇
精液で白く汚れた膣口と、*の形にすぼまった、白い肌色のままの肛門。
俺の精液の栗の花の匂いに、草いきれの匂いのする、エルフの体臭が混じる。
「うわ…綺麗」
俺は思わず声を上げ、さらにペニスを硬くする。
「さあ、さっき教えた言葉を言ってみな」
「うん…」
エルフが顔と耳先を真っ赤にして、言った。
「わたしの『おま×こ』に、また『こだね』をどくどくって注いでください。あなたの赤ちゃんください。
わたし、あなたの赤ちゃん、うみたいです。わたしのちっちゃい『おま×こ』で『おちんちん』こすって!
あなたのしろくてなまぐさい『こだね』を、わたしに中に、どぴゅどぴゅっ、って、してください!」
「よし、よく言えたな、次の言葉、思いっきり叫んでみろ」
「赤ちゃん!! あなたの赤ちゃんほしいっ!! おちんちんからでるしろいどろっとしたあかちゃんのたね、
おっ、おま×こにいっぱいほしいっ! わたし、あなたのこだねで、あかちゃんつくりたいのぉっ!」
森の妖精の理性を吹っ飛ばしたエルフが、全身を震わせて大声で淫語をわめき立てた。
「いいぞ、よくやった」
俺は、エルフの上に覆いかぶさり、強く抱きしめてやる。
「お前に絶対、赤ちゃん産ませてやる、孕ませてやるから覚悟しろ!」
「うんっ!」


俺は激しく腰を上下させ、エルフの短い膣の奥までペニスを突き刺す。
「ああっ、あん、あん、ああっ!」
エルフが大声でよがり声をあげる。
少女のような身体をしていても、もう人間のペニスは知っている。痛がるそぶりは見せない。
「すごいっ、すごぃっ!おちんちんすごい!人間の…おちんちんすごい!!」
人間の女のように艶めかしく腰をくねらせ、上ずった声を上げる。
「あっ、あっ、いい、おま×こいい! あああっ!」
じゅぱっ!じゅぱっ!と、大きいストロークでペニスを抜き挿しするたびに、結合部が白く泡立つ。
身体が細く、腰も細い分だけ、膣も…狭い。
子種を欲しがるエルフの膣内が、俺のペニスをきゅうきゅうと締め付けてくるのが分かる。
亀頭が狭い膣内を往復するたび、段々とペニスの付け根あたりに鈍痛を感じてきた。
じゅぱじゅぱじゅぱじゅぱ!、ぬぷぬぷぬぷぬぷっ!
もう抑えることのできない射精欲に突き動かされ、腰の動きを速める。
「もうすぐ出るからなっ! お、俺の子供産めよっ!」
「あっ、うっ、うん、産む! 赤ちゃんぜったいうむ! ああっ! あんっ!」
エルフの声のトーンが上がる。
「出すぞ、出すぞ出すぞ、子種いっぱい出すぞ!!」
じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ。
腰の動きをさらに早める。頭を血液が駆け巡る、下半身が痙攣しはじめる。
「あああっ! 赤ちゃん! あかちゃっ! あああああんっ!」
エルフが、腕と足とを俺の体に絡みつかせる。
「赤ちゃん出して、いっぱい出して! わたしあなたの赤ちゃんうむっ!うむのっ!!」
「出す、出すぞ! 産めよ! うう…ううっ!!」
びゅるるうぅぅっ!びゅびゅっ!びゅっ!びゅくうううっ!
「うわぁぁああ!ぁああっ!」


びゅっ!びゅびゅっ!どびゅうぅぅ!どぴゅっ!どっ!ぴゅっ!
2回目とは思えない激しい精液の白濁流が、エルフの胎内に吐き出されていく。
「ああああああああああー!!! ああー! あっ、あかちゃんっきたっ!!いっぱいきたっ!」
エルフがものすごい叫びをあげた、腰が大きくバウンドし、全身を弓なりに反らせる。
膣がびくびくと痙攣し、ペニスを奥に吸い込むように蠢動する。
射精するペニスから、精液を1滴でも多く絞り出そうとする、本能的な動き。
びゅっ!びゅっ!びゅっ!
「すご、すご…まだ…出っ」
本気で子を成そうとする、男と女の本能の凄まじさ…。
いや、そんなことはどうでもいい、とにかく俺はこのエルフに、1回でも多く、1滴でも多く射精し続けたい。
俺は下腹部に力を込めた。痙攣を繰り返す膣内とひくつく子宮口を、もう一度ペニスで突き上げる
ぴゅっ、ぴゅ、ぴゅっ。
(もっと出ろ、もっと出ろ、出ろ!俺の子種!)
「あっ! でてる、まだでてる、あかちゃんでてる! あーっ! あーっ!」
エルフは俺のペニスの脈動に合わせて、歓喜の声を上げた。
ぴゅ、ぴゅ、ぴっ…ぴ…。
長い射精を終え、2人が全員のこわばりを解き、ベッドに崩れ落ちる。
「あ、いい…。あかちゃん、いっぱい、でた?」
「ああ…いっぱい出た」
それから長い間、俺とエルフは繋がったままの姿勢で、何度も何度もキスをした。
「赤ちゃん…できるかな」
「ああ、きっとできる。いっぱい出したからな、俺の赤ちゃん」
「うれしい…。あなたの赤ちゃん」
エルフの青い瞳が潤んで、涙が溢れた。


いつの間にか夜が明けたようだ、外から鳥の声が聞こえる。
エルフは一晩中、あおむけになったまま自分の膝を抱え、尻を突き上げ、俺の子種が流れ落ちないようにしていた。
「ん…」
俺がベッドから身を起こすと、エルフは全裸のまま、股間に木綿布を詰め込んでいた…1滴も子種を逃がしたくないのか。
それから、自分の身体を拭い清めた後、俺の体も綺麗に拭いてくれた。
「そろそろお別れ」
服を来て、本来の気高い森の妖精の姿に戻ったエルフが、夜の乱れを忘れたかのように、短く言い放つ。
「ああ」
俺も村に戻るときが来たようだ。俺も服を着て、身を整える。
小屋を後にすると、エルフが深い森の中を道案内してくれる。
エルフは黙って、軽やかに森の間を歩く、俺はそのあとを離されまいと頑張ってついて歩く。
何時間歩いたか分からない…木の茂った暗い森が少しずつ明るくなり、細いけもの道が、木々の向うに見えてきた。
「あれ」
エルフがけもの道を指差す。
けもの道の上に立つと、そこは狩りの行き返りに通りかかる、見覚えのある場所だった。
「ああ、ここからなら村に帰れる、ありがとう」
「さよなら」
俺に抱きつき、頬の矢の傷跡に軽くにキスしてくれた。
エルフが寂しそうに俯く。が、すぐに気高く冷たい森の妖精の表情に戻った。
「あの道をたどれば、村に帰れる。これからあなたは私の事を忘れる。ちょっと寂しいけど、掟は掟。みんな忘れて」
「なあ、最後に1つだけお願いしていいか?」
「なぁに?」
一瞬だけ、少女っぽい可愛らしい表情になり、小首を傾げた。
「どうせ忘れるんだ、名前を教えてくれよ、俺はカルフィ、って言うんだ」
「ん…。私、ディナーサ。…さよなら」
その次から俺が聞いた言葉は、わけの分からない呪文だった。


…。
俺は村一番の弓の名手、カルフィ。
俺の手にかかれば、森のキツネもウサギも鹿も、みんな弓の餌食。
俺はかわい…かった女房と、3人の子供に囲まれ、幸せに暮らしてる。
一番上の子供は、最近俺と一緒に狩りに出るようになった。なかなか筋がいい、楽しみだ。
狩りの仕事も、村での生活も、家族の仲も悪くない。
でもさ…たまには悪いことしたっていいじゃないか?
…獲物の肉は自分らで食ったり、村で売ったりするが、毛皮は街の方が高く売れる。
街で毛皮を売って、村に戻る。女房に渡す金から、銀貨を2、3枚くすねる。
数か月これを繰り返せば、街で女1人ぐらいは買える金になる。
でも、ただの女じゃつまんねぇ。俺は、へそくりを半年分は貯めるんだ。


俺は今日、わざわざいつもの街を通り過ぎて、遠くの街にやって来た。
ここは、ハーフエルフの娼館がある街…俺の好みは、ハーフエルフなんだ。
え? 何でハーフエルフだって? わかんねぇかなぁ、あの細っそい腰、猫みたいにとんがった耳。
その耳をペロペロしゃぶってやると甘ーい声を出す。オマ×コもキッツキツだぜ。
…でもな、ハーフエルフの女はお高いんだ。
俺は半年分のへそくりと、毛皮を売った金から銀貨を3枚くすねると、エールを一杯引っかけてから娼館に向かった。
「いらっしゃいま…、あらあら村の狩人さん、ご無沙汰ねぇ」
娼館の女将が話しかけてくる。辺鄙な村の田舎者でも、10年も通えば顔なじみになるもんだ。
「もっと通ってくださいよ狩人さぁん。いっぱい稼いでるんでしょぉ?」
「いやぁ、俺の稼ぎじゃここに来れるのはせいぜい半年に1回だね。…ところでよ、今日、いい子いるかい?」
女将は、俺がハーフエルフしか抱かないのを知ってる。ここはいつもの街には無い、ハーフエルフのいる娼館。
「あら、運のいい狩人さんねぇ。この前新しいハーフの子が入ったの。親と喧嘩して村を飛び出してきたんだって。
まだだいぶ幼いジャリっ子けど…狩人さん、あんたそういうの好きでしょ」
女将がニターッといやらしい笑みをつくる。
「おうおう、そいつはありがたいじゃねぇか」
「ちょっとお値段弾むけど、いいかしら」
俺はへそくりの銀貨に、毛皮の儲けから5枚追加して、女将に差し出した。
(母ちゃんには、街で顔なじみに会ったからつい飲んじまった、って謝ろう)
俺は後のことを少し心配したが…これからのお楽しみを考えたらどうでもよくなった。
女将の案内で、階段を上がっていく。


ベッドとテーブルしかない狭い部屋に通された俺が、胸と股間を期待で熱く膨らませて待ってると…。
コンコン、とドアをノックする音がした。
「失礼します」
「おう、入れ」
きゃしゃで小柄な、亜麻色の髪のハーフエルフの少女が入ってくる。
本物のエルフなら、ウサギみたいな耳なんだろうけど…、それよりは少し短い耳が、髪の間から小さく飛び出ている。
薄衣しか着けていないハーフエルフが、ドアを静かに閉めて、深々とお辞儀をする。
「お兄さん、わたしまだ慣れてないから、粗相もあるかもしれないけど、いっぱい頑張るから、勘弁してくださいね」
言葉はわりとしっかりしてる。店に出す前に覚え込ませたんだろう。
「俺が人間の男をたっぷり教えてやるよ…。痛くしないようにしてやるから安心しな」
ベッドに手招きする。
「…はい」
俺の方にゆっくり近づいてくるハーフエルフ。
わずかに膨らんだ胸、細い腰、細い足と…人間の女より広い股間の隙間。
幼い感じの残る顔立ち…いや、明らかに幼い顔。
「キスして、いい?」
ベッドに腰掛けてた俺の目の前に、ハーフエルフの顔が、ぐっと近づいてきた。
お互いの顔を、じっと見つめあう。
「…!?」
俺はびっくりした。
「…?…!」
ハーフエルフも、俺がびっくりした理由に気付いたようだ。
「えーと、俺に/私に『そっくり』!!」
2人で互いを指差し、アハハハハ!と大笑いする。
「お前、俺とそっくりじゃねぇかよ!」
「お兄さんわたしそっくり! すっごーい!」
「へへへっ、かわいいじゃねぇかお前!」
「お兄さんイケメン! わたしそっくりの顔、美人の私にそっくり!」
自分で自分を美人という。つまり、こいつそっくりの俺も美形って事だわな。お世辞でも好い事言いやがる。
「俺もよぉ、昔はイケメンで通ってたんだぜ…どうだい?いい感じのワルおやじだろ?」
「うん!うん!」
ハーフエルフの空色の瞳がくりくりする。
「…でもお兄さん、本当に似てるよ? エルフと人間で、他人の空似ってこと、あるのかなぁ」
「お前、お父さんが人間だったのかい?」
「うん、わたしらハーフ、だいたいお父さんが、人間」
まだ娼婦になりきってない素直な顔で、こくりと頷いた。
(俺の兄さんエルフとやらかしたのかなぁ…でも30年以上前に兵隊に行ってそれっきりだし。ま、関係ないだろ)
俺?バカ言え。そのころ村で神隠し騒動が起きてんだ。怖くて村から殆ど出てねぇよ。


「歳は?」
「25」
5歳はサバ読んでるだろうが、そりゃ若い。ハーフエルフの30なんて、人間で言えばその半分くらいの歳恰好。
(なんか、俺の娘みてぇだな…下の子がおっきくなったら…こんな感じか?)
ちょっと罪悪感を憶えたが…まーこの国の法律じゃ人間も亜人間も20超えたら大人だ、構うもんかい。
「ね、ねぇ、…『パパ』って呼んでいい?」
耳をピコピコ動かしながら、唐突なことを言いやがる。
「な、なんだいそりゃ」
「そういうプレイが好きな男の人、いるって聞いた」
「俺はあんまり…」
ハーフエルフの顔が更に近づき、唇を重ねてきた。
「ん…んちゅっ」
互いの舌を軽く絡ませる、長めのキスを交わす。
ハーフエルフが唇を離し、俺の手を握る。
「…お願い、『パパ』って呼ばせて」
「いいぜ、勝手に呼びな」
「うれしい!パパ!」
今度は俺の頬にキスをして、ぺろぺろと舐めまわす。
「…変わったやつだなお前…、名前は何ていうんだい?」
「エルシャンドラ」
「それ源氏名だろ? …なぁ、『パパ』と呼ばせてやる代わりに、本名教えろよ、いいだろ」
「えー? 言いたくない…お母さんの名前も入ってるもん」
エルシャンドラの顔が曇る。
「また来てやるよ、他の誰にも言わないからさ。…そうだ、次はなんか欲しいもの買ってきてやる。半年後だがな」
「んー」
俺に似た顔のエルフの少女が、額に手を当てて少しの間悩んだ。
「いいよ、教えたげる。でもほかの誰にも言わないで、約束だよ?パパ」
「言わない言わない」
少女が俺のじっと見つめ、短く言った。
「カフィーナ」
「あれぇ?俺の名前が何文字か入ってるぞ!? …お前本当は俺の娘じゃねーのか?」
そんな冗談を言いつつ、ぎゅーっと、そのか細い身体を抱き寄せてやる。
「あははっ、パパうれしい!パパだーい好き!いっぱいして!赤ちゃんの種いっぱい出して!」
キャッキャと、ハーフエルフの少女、カフィーナが無邪気に笑った。 
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