西山田パイ次郎の逆襲
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パイ!パイ!パイ!
西山田パイ次郎は、悩んでいた。悩みに悩み、悩み苦しんでいた。
まず、第一に何に悩んでいたかといえば、○○についてである。
次に悩んでいたのは、セックスである。パイ次郎はセックスがしたい。たまらなくしたい。しかし、40過ぎた非正規労働者など誰も相手にしない。だから困っていた。性欲は有り余るほどある。低所得過ぎるのである。
そして三番目に仕事のことである。パイ次郎は、不眠症に悩んでいた。仕事が急激に増えてストレスになっている。
とまあ、こんな感じだ。解決法はないのか?
ある。一つだけある。小説を書くことである。例えば第一の悩み、○○については小説でだいたい解決できるから問題ないとして、セックスの問題もエロ小説を書いてオナニーすりゃあ、だいたい大丈夫。そして仕事。仕事であったことを題材に小説を書けば、いいストレス解消になる。
とにかく小説はカネがかからないのがよろしい。
てなわけで、パイ次郎は小説を書く。プロ作家になるのだ。早く非正規を脱出したい。
野良犬が不気味に吠えている。
桜がきれいだ。
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