奴隷との生活日記(シルヴィちゃん)
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「先生、それは?……けほっ」
シルヴィが生臭い動物の内臓の臭いにむせ返る。
「ああごめん。これがコンドームの材料だ」
僕は買い求めた牛や豚や山羊の内臓から、イチモツを覆うのにふさわしい部位を探し出す。
「ええと、膀胱や……腸膜か。シルヴィ、君は部屋に戻って今日届いた本でも読んでなさい」
「わかりました先生……けほっ」
動物の内臓をかき分け、中身をしごき出し、薄膜を集める様子を不審げな様子で眺めていたシルヴィが、気分悪そうに台所を出て行く。
「……お待たせ」
「先生♡♡ え?……何ですかそれ?」
「これがコンドームだよ、君の子宮に精子が届かないようにするための鞘さ」
勃起したイチモツを覆う薄白い膜に、シルヴィはおずおずと手を触れる。
「これを着ければ君の中で射精しても、もし君が危ない日でも大丈夫」
「危ない日……危険日の事ですね。女の子が妊娠しやすい日」
「偉いなシルヴィ、もう本を読んだんだ」
息を荒げ、牛の腸で覆われてソーセージのようになったイチモツにむしゃぶりとするシルヴィの頭を押さえておあずけをする。
「せんせぇ……♡♡」
「ちょっと待って! 効果を実際に証明してあげるから!」
「あ、あ゛~!っ♡ せんせぇ~♡♡♡♡」
じゅぶっ!
前戯無しでいきなりシルヴィの膣に肉棒をぶち込むと、彼女は獣じみた可愛らしい叫び声を上げた。
「先生、わ、私、その、あんまり……」
「シルヴィ、やっぱり君もそうか」
牛の腸膜越しのピストンは、互いの敏感な部分の感触、快感を大きく損ねていた。
シルヴィは腰を震わせながらも、どことなく不満足げな顔をしている。
「これは駄目だ……う、うっ!」
シルヴィの膣からコンドーム付きのペニスを抜き抜くと彼女の目の前でしごき、自分自身で限界を迎えさせた。
「先生……」
僕が震えるたびに腸膜の中をどくどくと満たしていく精液を、不思議そうに見守る。
「はぁ、はぁ……。こうやって、君の中で射精しても、この膜が全部受け止めてくれるんだが……」
「気持ちよくないです」
暗い顔をしたシルヴィが、恨めしそうな顔で僕を見てはっきりと言い切った。
「ごめん、じゃぁ次は豚の膀胱で試そう!」
台所に駆け戻ると、精液の詰まったコンドームをペニスから外し、豚の膀胱で作った別のコンドームに付け替えた。
「シルヴィお待たせ! これあげる!」
「ぺろっ、ごくんっ。……あ゛~っ!♡♡ あ゛~っ!♡♡♡♡」
使用済みコンドームをシルヴィに渡して、いきなり2回目のセックスを始める。
コンドームを裏返して、まだ暖かい精液を自分の顔にぶっかけたシルヴィが、ようやく1回目の絶頂を迎えた。
牛、豚、山羊、魚。
小腸、盲腸、膀胱、浮袋。
色々な動物の、色々な部位でコンドームを作ってみたが、結局2人を満足させる避妊具にはなりえなかった。
「先生! 私やっぱり生がいいです! 生で入れて下さい♡♡! 生エッチしてください♡♡♡♡!」
「シルヴィ、ステイ! ステイ!」
絶頂不足で魚のように口を開閉させたシルヴィが僕の太ももにどろどろの股間を擦り付け、濃厚な雌の匂いを部屋中に撒き散らす。
「厚すぎると気持ちよくない。薄いと破けてしまう。……これは今までには無い新しい素材の開発が必要だ」
「せんせぇ!!!!!!♡♡♡♡」
「あ痛っ! 歯は立てないで! シルヴィ! ステイ!! ステイってば!!!」
理性のかけらも無くなったシルヴィが、瞳いっぱいのハートマークを浮かべながら肉棒にかじりつく。
仕方なくシルヴィの膣に指を突っ込み、仕方なく30回ほど絶頂させて大人しくさせる。
「お゛ぉ……♡♡あぁ゛……♡♡♡」
「すまんシルヴィ。本当にすまん」
愛液と潮にまみれ意識を失った哀れなシルヴィの姿に涙を流しながら、家じゅうからかき集めた医学雑誌や産業新聞の山を机に積み上げて猛スピードで目を通していく。
「代わりになる材料を見つけないとお互いに欲求不満が溜まってしまう。いやそれ以前に市場からソーセージの材料が消えてしまう! ……あっ、これだ!!」
新聞の記事の1つに目を付けその内容をメモに書き取り、手持ちの本でさらに詳しく調査する。
「これとこれとこれと……これで、行けるかもしれない!! シルヴィ、なんとか持ちこたえてくれ!!」
翌日、僕は市場をうろついていた商人にメモを渡し、金はいくらでも払うからメモの材料と器具工具全てを大至急揃えるよう懇願した。
「先生、いったい何を始める気なんですか? 工場でも経営なさるんですか!?」
「僕と彼女にとって欠かせないものなんだ! 頼む! お願いだっ!」
こうしてラテックス製のコンドームが発明され、世界中にゴムエッチが普及していったという。
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