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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》

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【第169話】

――美冬&未来の部屋――


 美冬と共に一緒に部屋に入ると、部屋内は飾り付けられていて既に誕生日会の準備が出来ていた。


「……今年は気合い入れたんだな、美冬?」

「うん。 今年はセシリア達もいるしね。 ……お兄ちゃんにとってはハーレム誕生日会って感じ?」

「う? ……ハーレムねぇ……。 美冬もハーレム入りなのか?」


 そう告げると、何故かボンッと一気に顔を赤く染め上げる。


「ば、バカ! ぃ、ぃもぅとの私が入れる訳なぃじゃなぃ……。 な、なに言ってんだかっ!! バカ兄……」

「それもそうだな。 ……最近、頭がおかしくなってきたのかな、俺」


 そんな一言に、美冬は首を横に振って――。


「お、おかしくないよっ!?」


「う? ……何だかんだで美冬って俺の評価甘口だよな。 他の奴が今のを訊いたら絶対頭がおかしいって言いそうだが……」

「……か、家族じゃない。 せめて私ぐらいはお兄ちゃんの味方じゃないと、ね?」

「……ふむ?」



 そんなものなのかなぁ……等と考えつつ、ベッドに腰掛ける。


「……そういや皆居ないが……」

「あっ、もしかすると調理室かも? 私が作っておいたケーキ、みぃちゃんが取りに行くって言ってたし。 他の皆も多分――」


 言葉を続けていた美冬の言葉を遮り、ドアが開く音が部屋内に聞こえた。


「美冬ちゃん、ヒルト、お待たせーっ」

「ふふっ。 少しわたくしも張り切り過ぎたかもしれませんね」


 そんな感じに入ってきたのは未来とセシリアだが、【何故か】セシリアがエプロン姿という……。

 手には色彩は問題の無い手軽なサンドイッチが皿に盛り付けられていた。

 そんな俺の視線に気づいたセシリアが――。


「……あ、安心してくださいな。 未来さんにサポートしてもらいながら作りましたので……」

「そうよ? セシリアがヒルトの為に作ったんだから食べてあげてよね?」

「……あ、あぁ。 教える前だったからな、少し心配になっただけだ」

「……もぅ、何気にヒルトさん意地悪ですわ……」


 ぶすっと頬を膨らませたセシリアだったが、直ぐ様サンドイッチが盛り付けられてた皿を置くと洗面所へと入り、直ぐに出てきた。

 手には少し大きめの箱を持ちながら――。


「ヒルトさん、誕生日おめでとうございます♪」

「あぁ、ありがとうセシリア。 ……入学した当初から考えると、セシリアが俺にこうやって誕生日プレゼントくれるのが想像出来ないがな」

「ふふっ。 お兄ちゃんとセシリア、最初は対立してたもんねぇ~? 後にも先にも、お兄ちゃんがあそこまで怒ったのって高校だとセシリアだけだよ?」

「うっ……。 あ、あの頃はまだ殿方は情けないものだと思いになりましたから……。 き、兄妹揃って意地悪ですわ……。 もぅ……」

「悪い悪い、まあ何にしてもあそこからセシリアの考え方が変わったよな? ……まあ情けないって言えば今も俺は情けないかもしれないが――」


 そう言葉を続けると、セシリアが首を横に振りながら。


「そ、そんな事無いですわよ!? ヒルトさんは情けなくなんてありませんわ」

「……そうか? まあセシリアがそう言うならそうかもな。 ……開けていいか?」

「も、勿論ですわ。 ヒルトさんの為に用意したのですから遠慮なく開けてくださいな♪」

 笑顔で応えたセシリアを見、包装紙に包まれた箱を綺麗に開けていく。

 包んでいた包装紙を出来るだけ破けないように気を使いながら――。

 そして、包装紙を畳み、箱を開けると――。


「……これは、ティーセットか?」

「えぇ。 急いで御用意したのでお気に召さないかもしれませんが――『エインズレイ』の高級セットですわ」

「エインズレイって、確か古くからイギリス王家御用達で、故ダイアナ妃の御成婚時に陶器の花――陶花を贈ったっていう」

「え、えぇそうですわ。 ……ヒルトさん、詳しいのですね?」

「……まぁな、代表作が『オーチャードゴールド』、『エリザベスローズ』だったかな? ……しかし、こんな高級な物を誕生日に貰うと萎縮するな……」


「わ、わたくしが贈りたかったのですから気にしないでくださいな。 ……今度、二人で一緒に飲みませんか? わたくしがお淹れしますので」

「そうだな。 紅茶は成樹からしか淹れてもらった事無いしな」



 そう言い、開けた蓋を閉じるととりあえず美冬のベッドに箱を置く。


「何にしてもさセシリア。 ありがとうな? 大切に使わせてもらうよ」

「えぇ。 じ、次回は貴方が喜ぶような物を御用意致しますので言ってくださいまし」


 朱色に染め上げた顔で見つめるセシリアに、若干気恥ずかしくなった俺は頬を指でかきながら――。


「み、未来や美冬にもエインズレイの陶器を贈ったのか?」

「そうだよ。 流石にお兄ちゃんと同じように萎縮しちゃったけどセシリアが贈ってくれたし」

「うん。 ……セシリア、ありがとね? 私も大事にするから」

「うふふ。 お友達ではありませんか、遠慮なさらずに……ね?」


 二人とも、お金持ちの友達は初めてだからなぁ。

 ……だからといって、セシリアから集るような二人ではないが。

 俺もそうだが、二人も友達同士での金銭問題だけは作らないようにしている。

 ずっと仲良く友達でいたい、この考えは俺も子供の頃から変わらず、だからこそ今も昔の友達からメールが来たりするのだが。


 ……と、部屋にドアを軽くノックする音が鳴り響いた。

 多分シャルかラウラだろう。


「はーい」

「美冬? 入るわよ」


 返事を聞くや、直ぐ様ドアを開けて入ってくるのは二組の代表候補生、凰鈴音だった――。 
 

 
後書き
セシリアからの誕生日プレゼント、オリジナルにしようかと思ったら全く思い付かず

服にするにしても何故寸法を知っているってなりそうで

六話の視聴終わった感想

シャルの痴女化が……。

短いスカートで下着穿いてないとか何だか下手な二次創作をみた気がして萎えた

多少捲りあげる程度なら俺も書いてたが……。

後、転けた時に一夏がシャルの股ぐらに顔を埋めてたが空間転移でも起きない限りあり得ない構図が

正直、こうすればお前ら喜ぶんだろ?的なのが目に見えるのだが俺としては【全く】思えない。

後、やはり冒頭のラウラの目が綺麗の件は頭がおかしいし、拳銃の弾丸を放たれてからガントレットで防ぐのも何だかおかしい

後は企業スパイが【何故】ラファール・リヴァイヴを使い、襲うのかわからん

企業スパイに割ける程あの世界にはコアがまんべんなく配布されてるならいざ知らずだが

……突っ込むと色々疲れる

今期で面白いのはガンダムBFとポケモンかな、次は期待大だし 
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