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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜

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第1話 至宝の王妃は、快楽に溺れ白濁に沈む

 
前書き
◇主な登場人物
※イラストはスマートフォンアプリ「カスタムキャスト」で作成しております。

・ジルフリーデ


 本作の主人公。愛称は「ジル」。聖国に生まれた勇敢な王女であり、諸外国にも知れ渡るほどの美貌と剣の腕を持つ。藍色の髪をツインテールに束ねており、剣と盾を主に使う他、体術にも秀でている。年齢は17歳。身長162cm。
 スリーサイズは上から95、55、101。カップサイズはG。

・ラフィノヴァ


 愛称は「ラフィ」。ジルフリーデの幼馴染であり、両手剣を巧みに操る聖国最強の騎士。艶やかなブロンドのロングヘアを靡かせている。さらにその鎧の下には、豊満に熟れた肢体が隠されている。年齢は19歳。身長168cm。
 スリーサイズは上から102、59、90。カップサイズはJ。

・ベーナゼット


 愛称は「ベナ」。聖国の元兵士でもある流浪の女戦士。片田舎の農村出身であり、男顔負けの腕力で斧を振り回す女傑。男勝りで勝気な美女であり、真紅の髪をショートカットに切り揃えている。年齢は18歳。身長165cm。
 スリーサイズは上から96、56、85。カップサイズはH。

・ロザヴィーヌ


 愛称は「ロザ」。世界中をさすらう流浪の女盗賊。かつてはとある国の王女だったが、祖国を帝国に攻め滅ぼされ、天涯孤独となって以来、独りで旅を続けてきた。妖艶な色香を纏う槍と投げナイフの達人でもあり、緑色の髪をボブカットに切り揃えている。年齢は20歳。身長170cm。
 スリーサイズは上から99、57、89。カップサイズはI。

・アリアレイテ

 聖国の王妃にして、ジルフリーデの母。その年齢からは想像もつかないほどの美貌と、グラマラスな肢体の持ち主であり、愛娘が年頃を迎えた今もなお「聖国の至宝」と呼ばれ、国民から愛されている。藍色の髪をミディアムヘアに伸ばしている。年齢は34歳。身長164cm。
 スリーサイズは上から104、61、93。カップサイズはK。

・アンジャルノン
 本作のラスボス。帝国軍を率いて聖国を攻め落とした張本人であり、超重量の鉄球を自在に操る怪力の持ち主。荒々しく逆立つ黄土色の髪と、山のように屈強な肉体を持つ巨漢でもあり、それに違わぬ獰猛な逸物を持っている。その上かなりの好色漢であり、何度女を抱いても衰えを知ることのない絶倫でもある。

・ゾゴルド
 帝国軍の幹部であり、アンジャルノンの副官を務めている男。絶倫な上に好みの女に対する執着が激しく、王城からジルフリーデを連れて脱出するラフィノヴァの美貌を目撃して以来、彼女の肢体を狡猾に狙い続けている。
 

 
 桃色の霧が立ち込める寝室。そこに横たわるのは――柔らかく長い藍色の髪を、絶えず振り乱していた1人の美女。
 かつて「聖国の至宝」とも称された、透き通るような白い肌は。赤いベッドの中で、一際輝いているようだった。

「あっ、は、はぁ、ぅぁっ……」

 その全身に伝う無数の汗。荒い吐息。湿った薄い唇に、濡れそぼった瞳。そして、彼女が身をよじるたびに大きく揺れ、存在を主張し続ける純白の巨峰。
 先程まで彼女を抱いていた男の眼に映る、それら全てが――「行為」の激しさを如実に物語っている。

「んぁ、はぁ、はあぁっ、はぁぁ……っ」
「……」

 見る物全てを魅了する美貌と、その麗しさに彩りを添える、艶かしい喘ぎ声。聴覚を通して脳まで突き抜けるかのように、透き通るその甘い声が――彼女を見下ろしている男に、さらなる滾りを齎していた。

「……やはりお前は最高だよ、アリアレイテ。年頃の娘がいるとは思えん身体だ」
「やっ……や、ぁ、も、もぅっ、やめっ……!」
「やめる? 馬鹿を言うな、夜はこれからだろうが。まだ、たったの20回しか放っていないというのにッ!」

 白い裸身を晒している彼女とは対照的な、色黒の屈強な肉体。荒々しく逆立つ黄土色の髪、肉食獣の如き獰猛な切れ目。そして――慄く彼女の眼前に突き出された、女殺しの剛剣(・・)
 性に疎い乙女ですらも、本能でその恐ろしさを感じ取れるほどの「滾り」を纏う、剛剣(・・)を眼前に突き出され――彼女は恐怖の表情を浮かべながらも、目を離せずにいた。

「欲しいのだろう? お前の身体は、正直に叫んでいるぞ」
「……ふ、ぅ、うぅ……!」

 平和だったこの国を統治していた、敬愛すべき夫。彼を亡き者にして、自分を慰み者にしているこの男は、決して許せない――はずなのに。

「……っ」

 その熱く、硬く、天を衝くように反り返る剛剣の「味」を、嫌というほど味わってきた今となっては。この熟れた身体に、注がれ続けてきた今となっては。

「……はっ……ん、ちゅ、れるっ、ちゅうぅっ……!」
「そうだ……分かってきたようだな、アリアレイテ。誰が王で、誰が奴隷で、誰がお前の主人か!」
「ちゅ、ちゅっ、れろぉっ……ち、違うの、違うのあなた、私、私はっ……!」

 憎しみも、義憤さえも、それ以上の甘い快楽に塗りつぶされてしまう。今の自分が正常ではないと、頭で理解していながら――彼女はその柔らかな唇を剛剣(・・)に捧げ、言外に「服従」の意思を表明していた。

 黒く反り返った先端に桜色の口先が吸い付き、そこを中心に熱を帯びた舌が這い回る。愛おしげにその剛剣を舐めしゃぶり、奉仕する彼女にはもう――「王妃」としての面影など、微塵も残されてはいない。

「ようやくらしくなってきたじゃないか。……よし、挟んでみろ」
「ちゅっ、れる、れろっ……は、ぃ……んぅっ」

 その光景に、男はさらに昂り――剛剣を彼女の谷間へと差し込んで行く。白く張りのある二つの巨峰が天を仰ぎ、黒い剛剣を埋め尽くすように挟んで行った。
 そこから繰り返される律動により、剛剣を通して彼女の乳房にも男の熱が伝わっていく。互いの体温が高まり合う感覚を共有しながら――男は、かつて王妃だった美女の巨峰を堪能していた。

「くぅ……おッ!」
「ん……はぁあぁっ!」

 男の剛剣を柔らかく、そして温かく包み込む聖母の如き乳房の抱擁。その柔肌が擦れ合うことによって生まれる甘美な味わいは、互いの絶頂を早め合っていた。
 やがて男が腰を震わせる瞬間、芸術品の如き美貌を持つ彼女の顔に、野生的な滾りを宿した白濁が降り注がれる。そんな情動に穢されてなお――肌や舌を伝う粘液を、瞼を閉じたまま淫靡に舐めとっていくその姿が、男をさらに焚き付けていた。

「……」

 年齢を感じさせない、張りのある双丘。しばらくの間、そこに目を奪われていた男は――彼女が枕の下に隠していた小さな粒(・・・・)のようなものを、白濁と共に飲み込む一瞬を見逃している。

「ククク……いいぞアリアレイテ、ようやく心身共に堕ちてきおったな。まだまだたっぷりと……可愛がってやろう!」

「……んぁっ!? や、ま、待って! 待ってください、私、まだ、余韻が――ぁ、んあっ、あぁあぁぁあぁぁっ!」

 やがて、その柔らかな肢体に舌を這わせながら――問答無用で肉感的な太ももを掴むと、男は大きく彼女の股を開かせた。
 1人の姫をこの世に産んだ母としての「聖域」が、欲深なオスの眼前に晒され――彼女は咄嗟に我に返ると、男から逃れようと身をよじる。

 だが、忘れかけていたオンナとしての快楽を呼び覚まされた今となっては、そんな抵抗も児戯に等しい。彼女の反応さえ愉しみながら――男は容赦なく、その聖域に剛剣を「侵入」させる。

「はぁあぁっ――んぁあぁあッ!」

 母としての長い日々の中で、甘美な営みの味を忘れかけていた、グラマラスに熟れた身体を。容赦なく突き、侵し、貪り、舐めしゃぶり、隅の隅まで味わい尽くさんと襲い来る絶倫の悪魔。
 彼の非情な律動の前では――かつては慈愛に溢れた母であり、気丈な王妃だった絶世の美女も。ミディアムヘアの髪を振り乱し、雄の本能を呼ぶ巨峰を揺らし、喘ぎ続ける1人の「オンナ」でしかない。

「いい、いいぞアリアレイテ! 熱く激しく、粘つくように絡み付いてきおるわ! お前をモノに出来ただけでも、こんな小国を制圧した甲斐があったというものだッ!」
「あぁあぁっ! あ、ひぃぃっ! ひぃんっ! あぁあはぁあぁあっ!」
「だがまだだ、まだ足りん! 絶世の美姫として諸外国にも名を馳せる――お前の娘! 『ジルフリーデ』を手に入れるまで……俺の略奪は終わらんぞォッ!」
「あぁぁひぃぃっ! ジ、ジル、私のジルッ……! に、逃げ――あ、ぁあ、あぁぁあはぁあぁぁあぁあっ!」

 媚薬の(こう)に満たされた、この王族だけに許されていたはずの寝室で。厭らしい水音を放ち続ける、王妃アリアレイテはもう。

 彼の欲望に屈し、乱れるより他なかった――。

 
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