憑依転生男の娘一夏がイチャラブエッチする話
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第二百三十五.五話 鬼畜下衆男の娘が耳かきリフレする話
「じゃ、やるか」
オイルを量子展開。
「じゃ、まずはマッサージからだ」
「………お店っぽい」
「んー? 生意気な小娘を喘がせたくなったのさ」
オイルを手に馴染ませる。
「触るよ?」
「ん」
オイルを馴染ませた手で簪の耳に触れる。
耳にオイルを広げるように指を動かす。
くちゅり、にちゃりという音がする。
「……えっちな音」
「マセガキめ」
耳たぶをふにふにくにくにする。
勿論、メティスサイトで神経系を確認しながらだ。
「ん……頭の奥がぞくぞくする…」
「もうちょっとだけ続くんじゃよ。リリムキッス、キャスト」
「…………それえっちな魔法だよね?」
「エロだけにしか使えないわけじゃないよ」
リリムキッスの本来の使い方は性感上昇だが、上手くコントロールすれば普通のマッサージの効果を上げるのにも使えるのだ。
五分ほど耳のマッサージを続けた。
「んっ…❤」
簪の顔が赤い、呼吸も若干荒い。
「じゃ、タオルで拭くね」
量子展開したタオルで優しく簪の耳に塗ったオイルを拭き取る。
摩擦軽減も使い、ストレスがほぼ無くなるようにしている。
つまり感じるのは快感だけ…。
耳を拭いている途中、簪がぎゅっと尻尾を抱き締めた。
「どうした?」
「…………なんでもないっ」
簪の耳を綺麗にして、ついに本番だ。
耳かきと綿棒を量子展開。
耳かきってそれこそ歯磨きプレイと同等なんじゃなかろうか。
余程の綺麗好きでないかぎり耳かきなんて毎日はしないだろうという点を考えれば歯磨きプレイより上かもしれない。
そのうえ触るのが耳というデリケートな部分だ。
普段挙げられる事は少ないが急所だ。
急所を委ねるという行為、性行為に掠める部分もありはする。
「簪。お望み通り、今から悪戯してやるよ」
一夏はニヤリと笑うと、簪の頭をそっと傾け、右耳が上になるようにした。
「まずは右耳からですよ、お姫様」
「ふふっ…なにそれ…」
「気に入らなかった?」
一夏が手に持った耳かきをゆっくりゆっくりと簪の右耳に近づける。
「入れるよ」
「ん」
スーっと耳かきが簪の耳の中へ入っていく。
まずは入り口辺りをカリカリと。
カリカリ、こそこそという音が簪の鼓膜を震わせ脳に届く。
「耳綺麗だな」
「ん…そ……」
「マジで耳垢ないんだけど…まぁ…耳掃除目的じゃないしいっか…」
そう呟きながら、一夏は指先を動かす。
ミリ単位の細かな動き。
数分ほど簪の耳の入り口辺りを責めた後、耳かきを更に奥へと進める。
ごそ…ごそ…ごり…がさ…。
「んぅっ……!」
耳の中の性感帯。
リリムキッスで感度をあげられた耳のツボ。
一夏が的確にそのツボを耳かきで責める。
カリカリ、ごそごそという音だけでなく、えもいわれぬ快感が簪の脳に突き刺さる。
「はぅっ……❤」
鼓膜に近いので、一夏の指先の動きもゆっくりになる。
傷つけないよう、優しく、ゆっくりと。
ごそ…………かりっ……ごそっ…。
「んやっ…❤」
簪の頬が赤くなる。
(すげーぞくぞくする…やべぇな…簪をいじめ抜きたい…)
ほんの少しだけ、一夏の指先の動きが荒くなる。
とはいえそこはチート野郎、簪の耳を傷つける事などしない。
つまりは苦痛ではなく、快楽を与えるような荒々しさだ。
無理矢理敏感にされた耳の中の性感帯をカリカリと耳かきの先で弄られ、簪の中で快感が膨れ上がる。
(なにこれ…? なにこれ!? 耳かきだけなのに…! なんでこんな…こんな…!)
一夏は簪の中の情報の流れを逐一確認しながら指先を動かす。
時にはわざとポイントをはずして。
時には不意打ち気味に敏感な場所を擦る。
焦らすこと十数分。
(もっとぉ…❤ 耳のなかごりごりしてぇ…!)
簪ははぁはぁと艶かしい喘ぎ声のような吐息を吐く。
きゅぅん、と下腹部に走る快感と焦れったさ。
気を抜けば今にも性器に触りかねない程に発情していた。
(うんうん。順調順調)
調子に乗った鬼畜下衆野郎はそれをにまにましながら見ていた。
「じゃ、簪。反対側の耳に移ろうか」
「ふぇぇ…?」
(可愛いなオイ)
一夏はそっと簪の頭を持ち上げ、反対を向けさせた。
(はんたい…?)
ふわふわした思考の中で、一夏の声が反響する。
簪が言葉の意味を理解するより早く。
ごそごそごそっ‼
とさっきまで責められていた方とは逆の耳から音がした。
「!?」
びくん、と肩を跳ねさせる簪。
一夏が背を曲げ、簪の耳元に口を近づけた。
「危ないから、動くな。簪」
「………!? ………!?」
一夏が精一杯低く出したギリギリアルトの声が簪の脳髄を走る。
その声は簪の中を甘く甘く滅多刺しにした。
直ぐに一夏は背を伸ばし、ニヤニヤと笑みを浮かべる。
一夏は焦らすようにゆっくりとしか指を動かさない。
さっきとは反対の耳を責められる、それは今までの事がリセットされるも同義であった。
「なぁ、簪。なんで俺がわざわざこっちの耳を後回しにしたと思う?」
「…………………?」
霧がかった思考で考えるが簪は答えを出せない。
「なぜ右耳からやったか? ではなくなぜ左耳を後回しにしたか、だぞ」
焦らすように耳かきしながら一夏が説明を始める。
「人間の脳は左脳と右脳の別れている。そして一般的に左脳は理性を、右脳は感性を司る」
簪は快感のなかでぼんやりと一夏の話を聞く。
「そして人間の左半身は右脳と、右半身は左脳との繋がりが強い。
それは感覚器官も同じでな。左耳は右脳、つまりは感性や感情に繋がるらしい。要するにだ…」
一夏が再び簪の耳元で囁く。
「こっからが本番。お前をぐずぐずに融かしてやんよ」
「ぁっ……………………❤」
ぶるり、と悪寒とも快楽とも言えぬ感覚に支配される。
(や…だめぇ…❤ 一夏に耳のなか調教されちゃう……❤)
(かわいいなー)
その後一夏は本当に簪の耳を調教した。
それはある意味に置いての羞恥プレイ。
簪にとって、一夏が耳かきで与える快楽は自慰のそれにも匹敵する。
否、凌駕する。
性器に触れられていないのに快楽を感じる。
簪の中ではそれはいけないことで、恥ずべき事だ。
そして言うまでもなく、この鬼畜下衆野郎は焦らし方を心得ている。
簪が絶頂『してしまう』事がないように、指先を動かす。
絶頂する一歩手前で延々と上がったり下がったり。
あと少し、あとひと掻きすれば絶頂してしまう。
そんな状態で簪の精神がぐずぐずに融けて、跡形もなくなってしまう寸前。
(さーて、と……。そろそろトドメ刺そうかなー……このまま放置するのもありだけどそれはまた今度にしようかな…)
一夏が最後に一掻きする。
が、それでもまだ足りない。
一夏が耳かきをやめて三秒。
簪が一夏に認識を向けるより一瞬早く。
「ふぅぅぅぅぅ━━━━━━………」
一夏のサディスティックな吐息が簪の左耳を犯し…。
「ひゃああああぁぁぁぁぁぁぁんッッッ❤❤❤」
簪の体がびぐん! と跳ねた。
ぷしっぷしっ…と潮まで吹いてガクガクと体を震わせる。
目は虚ろで焦点は合っていない。
脳イキ状態で処理しきれない快楽が押し寄せる。
体を捩っても逃がすことの出来ない、精神その物のオーガズム。
「ぁ…❤ あ……❤」
そして最終的には簪からかくんと力が抜けた。
頭を一夏の膝枕に置いたまま、体を震わせていた。
「……………………………やりすぎたか?」
ちょっと冷静になった一夏がしまったという顔をする。
「……………流石に放置はできんよな」
その後、一夏は簪を着替えさせた。
とても紳士的にだ。
簪に直接触れることなく。
その途中、一夏は愛液でびしょびしょになった服とベッドを見て更に反省した。
「やりすぎた……。うん…最悪の場合樫の杭か銀のナイフを渡そう…」
一夏は魔法で綺麗にしたベッドに簪を寝かせ、そっと部屋を後にした。
後書き
一夏はここまでやっても簪が自分を嫌わないと確信しています。
原作云々ではなく、能力的に。
一夏がその気になってその能力を使えばギャルゲーどころかエロゲーみたいなこともできますし、見ず知らずの女性に痴漢して手込めにすることもできます。
さてどの能力だと思います? ヒントは魔法科ですよ。
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