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中学剣道少女~恥ずかしい穴まで身体検査~

作者:黒塚工房
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第6話「アナルのシワシワ検査」


 ペチ、ペチ、ペチッ――。

 麗華が自分の尻たぶで遊ばれているのに気づいたのは、撮影からしばらくのこと。はっと目を覚ましたように意識を復活させ、担任の叩いてくる手を弾いた。
「ちょっと! これ検査じゃありませんよね?」
 麗華は敵意をむき出すが、そのとっているポーズはお尻を差し向けた卑猥な格好のままである。
「ようやく目を覚ましたか。いや、気を持ち直したって方が正しいか?」
 担任の言葉で麗華はさっきまでの自分を思い出す。
 ――そうだ。カメラのせいで頭が真っ白になって……。
 思い出すと同時に改めて恥ずかしくなった。いくら顔は撮られていないとはいえ(本当は撮られているが)乳房どころか性器や肛門まで撮影された。誰も麗華のものだとは気づくはずもないだろうが、これから医学の資料として多くの医療関係者に参照され続けるのだ。
 ――私はこんなことで濡れる奴なのか……。
 恥丘の皮膚が水分で敏感になり、大気の動きが嫌というほど感じられる。こんな不本意な形で濡れなければならないなど、認めたくはなかった。認めたくない愛液の感触が内股をつたっていた。
「麗華さん。写真は医療系の書籍にも掲載されますが、もちろん個人情報は年齢くらいしか乗りません。ご安心下さい」
「安心なんて言われても……」
 自分のアソコや胸の写真が不特定多数の人間に見られ続ける。それを思うだけでも恥ずかしさが込み上げるようで、下半身の二つの穴が羞恥の感情にヒクンと反応した。
「麗華、まだ尻の検査は残っている」
「うっ! ……まだですか?」
 麗華のお尻には担任の手が乗せられた。担任は遠慮することなく尻たぶを撫で回し、揉みこむように手を這わせる。まるで触るのが当然のような態度が気に入らなかったが、逆らいすぎても動画を盾にされてしまう。
 それでも「検査と関係ないことはやめてくれませんか?」と強めに言うが、「俺は麗華のケツをいたわってるだけだぞ?」とやめる様子はない。むしろペチペチ叩いたり指をそっと這わせたりといった攻めの手数を増やしてきて、立場の低い麗華には止めようがなかった。
「さて麗華さん。次の肛門検査のために少々準備をしますが、そのままエッチなポーズは崩さないで下さいね? お尻は突き出している必要がありますから」
「じゃあ、早く準備して下さい」
 こうしている間にも担任は麗華の尻たぶで遊び続ける。今度は指でつついたり、太ももまで撫で始めた。最低な男に触られているおぞましさに鳥肌が立ち、しかしそれがアソコをヒクつかせもする。恥ずかしくて屈辱的な状況に麗華の膣は確実に反応していた。
 恥丘はねっとりとした湿り気と熱気を放ち、いやらしく蒸れてきている。さも男を求めているような疼きがそこにはあり、だから麗華は微熱のともる自分の肉体を忌まわしく思う。どうしてこんな状況で疼かなくてはいけないのだろう。
 麗華の後ろで何かガラガラと音が立った。
 キャスターのついた台車で何かを運んでいるのだろう。一台がちょうどお尻の後ろに置かれ、そしてもう一台が麗華の目の前に押されてくる――ノートパソコンだ。画面にはシワのよった肛門がでかでかと映っている。嫌に良い画質でシワの一つ一つから肌の質感まで鮮明だ。
「あ、あのこれは……」
 画面いっぱいの菊門は自分のお尻が動くのに対応して位置がずれ、穴は画面中央から上絵左右にぶれていく。どうやら動画らしい。それも普通の動画ではなく、カメラに映ったものをリアルタイムに映像に変えている。麗華のお尻にはそのためのカメラが置かれており、そうとわかると菊門のシワがレンズの気配を感じ取ってヒクついた。
 と、同時に――画面の中の肛門も同じくヒクつく。
 ――うっ、私自身の肛門を見せられてるんだ。
 リアルタイムに映される映像なのだから、当然麗華が動けば画面の中身も動く。肛門がヒクつけば、自分の尻穴の収縮する様を自分で見ることになるのだ。
「何故私にこんなものを」
「自分のアナルなんてそうそう見ないでしょう? 見ずらいですからね」
「見る必要もないと思いますが」
 麗華は画面から目を逸らす。
「いいえ、見てもらいますよ? アナルの健康を検査するために、閉じたり開いたりしてもらいます」
「それには何の意味が」
「肛門にも病気はあるでしょう? 閉じたり開いたりすることで形状変化を観察し、健康状態を確かめることができるわけです。もしも異常が見つかったら、その画面を使ってわかりやすく解説して差し上げますよ? あなたは健康だからないかもしれませんが」
 医師が一通りに説明を終えると、すぐに担任が言ってくる。
「ほら、さっそくヒクヒクさせてみろ」
「わかりましたけど……」
 画面を見ながらやれというのだろうか。麗華は肛門括約筋を意識して力を入れ、菊門の穴をキュッと閉じる。シワごと丸く引き締まった。力を抜くとそれは元の形に立ち戻る。本当のこんなことに意味があるのかわからないが、麗華は検査のためだと言い聞かせた。
 キュっと菊孔を引き締め、力を抜く。その繰り返しで肛門を収縮させ、ヒクヒク蠢かせた。
 じぃ……。
 医師も担任も、そんな麗華の肛門をじっくりと凝視しているのだ。視線の熱が肛門に伝わって、シワの皮膚に電流めいた微熱が走る。
「この映像は録画されてるんですよ」
「こんな映像まで!?」
 記録を残されているかと思うと余計にウズウズした。
「ほら、やめないでください? 必要な検査ですから、ちゃんとしてくれなくては困ります」
「……はい」
 麗華は一定のリズムでヒクッヒクッと肛門に力を出し入れする。画面から目を逸らしていると担任に注意され、麗華は自分の肛門が疼く様子を自ら観察しなくてはいけなかった。
「開いて? 閉じて――開いて? 閉じて――」
 医師のリズムに乗るようにして、菊の花は萎んで開花してを繰り返す。こんなことをさせられている自分が情けないことこの上なく、自分自身の肛門をまじまじ見るのもおかしな気分がする。奇妙な羞恥心が胸に疼くのが嫌でたまらず、出来ることなら麗華はこんな画面を見ていたくなどなかった。
「はい。一、二ィ、一、二ィ――」
 医師は手拍子でリズムを取り始め、麗華はそれに乗らなくてはいけなくなる。
「一、二ィ、一、二ィ――」
 ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ――。
 肛門のリズムに合わせた収縮が麗華の顔を染め上げ、頬の熱くなった羞恥を歯で噛み殺しているような表情で麗華は堪える。
「一、二ィ、一、二ィ――」
 ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ――。
 限界などおかまいなしに続く手拍子にいつしか肛門は勝手に動き、条件反射のように自動でヒクヒク唸っていた。周りのシワが縮んで開き、縮んで開き、いやらしく開閉を繰り返す。
「ではでは次に直腸の粘液を採取しまーす。綿棒を挿入するので、麗華さんのアナルを開帳しちゃってくださーい」
「了解」
 担任の手がお尻の両丘を鷲掴みにし、グニっと肉が伸ばされ柔らかく変形する。その様は画面を通じて麗華の目にも映りこむ。
 尻穴のシワと皮膚は引き伸ばされ、小さな口から黒い奥行きを覗かせていた。裂けそう――とまで言うと大げさがすぎるが、肛門を伸ばされた皮膚の緊張は例えるならそれに近いもので、ぴんと伸びているのがはっきりわかる。仮に目を瞑っていても尻の状況は麗華に如実に伝わっていただろう。
 今なら少しくらい目を逸らしても注意されないはず。麗華はそう見て瞳を伏せ、画面から視線を外す。
 しかし、医師の用意した綿棒が近づくとその気配が肛門に伝わり、まるで大気の固まりに撫でられでもするような錯覚を覚えた。目を開けると麗華の穴には本当に綿棒が接近し、まわりの頭にちょこんと触れた。
 ――んっ!! くすぐったい。
 あまりのくすぐったさが背筋を駆け上がり、麗華は仰け反りそうになる。それを面白がるように医師は綿棒でちょんちょんつつき、麗華はくすぐりに悶えるように身をよじった。
「動くなよ麗華」
 お尻を掴んでいる担任が力と重心をかけ、身もだえする麗華の動きを抑え込む。それでもちょんちょんつつかれるたびに麗華のお尻は仰け反り、左右に暴れるお尻を担任は鷲掴んだまま制御した。動き回ろうとするお尻を押さえ込む光景は、まるで暴れ馬に手こずっているような有様だ。
「駄目ですよ? ちゃんとじっとしてください」
「は、はい――んっ」
 自分のお尻が動かないよう腰に力を入れ、触れてくる綿棒の感触をじっと堪える。しかし、綿棒は触れるか触れないかのきわどさでくすぐってくるばかりで、一向に直腸の粘液を摂る気配がない。
「麗華さん? あなたのアナルは何度もキュンキュンと引っ込んでますよ? 本当に可愛いアナルですねぇ」
 医師は猫なで声で肛門を褒める。
「あなたのアナルが綺麗に見えるのは、きっと黒ずみが薄いからでしょうねえ。ただ清潔にしているだけではこんなに可愛くなりませんよ? いやあ、プリプリのお尻に相応しい美の肛門ですよ!」
 ――こんなとこ褒められても……。
 どう言われようと肛門は汚いものを出す場所で、性器を見せるよりもさらに恥ずかしい。肛門をわざとらしく褒めちぎられるなど、乙女にとっては言葉の拷問でしかない。
「つっつく度にヒクンと引っ込むようにシワが縮む! この反応が可愛いんですよ! まるでアナルが恥じらいを表現しているみたいじゃあないですか! アナルが乙女に見えますよ!」
「ふざけてないで早く済ませて――あっ……」
 ようやく綿棒の頭が埋め込まれ、綿棒の小さな異物感を麗華は感じ取る。画面にも綿棒を生やした肛門が映っていた。
「ええ、次に進みますよ? これで麗華さんは尻尾を生やしたわけです」
「尻尾なんて――」
「はい。一、二ィ、一、二ィ――」
 医師は再び手拍子のリズムを取り始め、麗華の肛門はそれに応じてしまう。
 ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ――。
 挿された綿棒が弾かれたように上下に動き、手拍子に合わせた運動をする。
「尻尾を振るのがお上手ですねえ、麗華さん」
「だからふざけてないで、早く検査を済ませ――」
「ほらほら尻尾をちゃんとフリフリして下さい? はい。一、二ィ、一、二ィ――」
 ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ――。
 綿棒の尻尾が揺れる。今の自分のとてつもない格好悪さと情けのなさを思って、麗華はひたすら唇を噛みながら耐えていた。
「先生? プリプリの可愛い美尻をタップして上げてください。一、二ィ、一、二ィ――」
 医師の手拍子リズムに合わせるように、担任も再びお尻をペチペチと叩き出す。カメラの邪魔にならない位置からだ。両手でリズムを取りながら左右の尻たぶを交互にはたき、プルンプルンと尻肉を大きく弾ませた。
 綿棒の尻尾も上下に弾み動いている。
 ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ――。
 肛門の収縮に合わせて上下に跳ね動く。
 手拍子、お尻のタップ、綿棒の尻尾振り。三つが一つとなって連動し、世にも愉快な演奏会が始まった。
「一、二ィ、一、二ィ――」
 ペチッ、ペチッ、ペチッ、ペチッ――。
 ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ――。
 美貌の少女を好きなように扱っていることで医師と担任はご機嫌になっていき、そして麗華は恥辱のどん底へ落ちていく。
「一、二ィ、一、二ィ――」
 ペチッ、ペチッ、ペチッ、ペチッ――。
 ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ――。
 麗華のお尻は単なる尻太鼓に成り下がり、よもや叩かれプルンと弾むためだけにある。人権や尊厳などありはしない。麗華は医師のためのモルモットであり、遊び道具でしかなかった。
「一、二ィ、一、二ィ――」
 ペチッ、ペチッ、ペチッ、ペチッ――。
 ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ――。
 画面に綿棒の動きが映っている。
 タップされるたびに起こる尻肉の振動まで映像となって麗華自身の目の前で放映され、それが麗華のプライドを無残に引き裂く。今までの扱い、そしてこの演奏会、それらが乙女の尊厳を羞恥と屈辱にまみれさせ、麗華の何もかもを打ち砕いていた。
 ――畜生! 畜生!
 麗華はついに泣いた。唇を噛み締めながらも瞳から滴をこぼし、肩を震わせた。
 これまで懸命に剣道に取り組み、勉学と両立しながら全国優勝まで果たしたのに、それだけのことをしてきた自分がこの扱いなのだろうか。こんな目に遭わなければいけないようなことをしただろうか。
 麗華のこんな姿を家族が見たらどう思うだろう。クラスメイトが見たら、剣道部の後輩が見たら、格好悪いどころでは済まされない麗華の姿をどう思うだろう。
 剣の道で鍛え上げた精神のおかげであらゆる心の辱めに耐えてきたが、そんな麗華でも涙ばかりは堪えきれないところまでやって来ていた。
「なんだ? 麗華。泣いちゃったか?」
「私を……私をこんな! いつまで続ける! いつになったら終わる!」
 涙ぐんだ喚き声に担任の手が止まり、医師の手拍子もやんだ。肛門に挿入された綿棒も引き抜かれ、ようやく摂った粘液をまともに採取する。
「仕方ありませんねえ。先生、次に進みましょう」
「そうだな。こんどはアナルのシワの数だ」
「シワ? そんなもんどうすんだ!」
 麗華は今だお尻を突き上げた姿勢のまま怒鳴っている。
「言ったでしょう? その可愛い可愛いアナルの形状をサンプルにすることで、医学的な考察の約に立つんです。肛門の病気を治すために貢献できるわけですよ」
「だったら早く終わらせろ変態!」
 泣き喚く麗華の姿を医師と担任は実際面白がっていた。アソコも肛門も丸見えになった卑猥なポーズのままで喚き、反抗的な声を吐き出しているのだ。こっけいなことこの上ない。二人にとっては今後もオカズになりえるネタの一つに過ぎなかった。
「ええ、そうですねえ。でしたら自分で数えてください?」
「な、何……!」
「自分でアナルをおっぴろげて、画面を見ながらシワシワを数えていくんです。それとも、やはりワタシがやりましょうか?」
「…………」
 麗華はゆっくりと両手を自分のお尻に伸ばし、自らの尻たぶをグイっと開帳する。それでなくとも姿勢だけで丸見えになっていた肛門が左右に伸びて、麗華は枕にアゴを乗せる形で画面を睨んだ。
 これもまた面白い光景である。
 本当は嫌がっている女の子が自分からお尻を開き、カメラに向かって肛門を見せ付けているのだ。美少女がこんなに良い格好をしているところを逃すはずがなく、担任はもう一台のカメラを持ってきて撮影する。
 パシャッ。
 小さなシャッター音に気づくことなく、麗華は自分の菊のシワをよりわける。一本、二本、と心の中で数を数えていき、よりわける指を肛門の演習場に一周させる。
「――二十三本」
 涙ぐんだ声であるが、麗華は精一杯の覇気を込めて低めに発声していた。ズタズタにされ結界したプライドでも完全に死んだわけではなく、麗華はこんな状態からでも無意識のうちに威厳を保とうとしているのだ。
 もちろん、今更無理な話である。全裸でいやらしいポーズをとりながらでは、何をどうしようが男は喜び興奮する。
「麗華さん? 検査は終わりに近づいていますよ? もう少しですから、辛抱してくださいね~」
「……早くしろ」
 ニヤニヤ声の医師に麗華は語気を低く荒げる。
「ええ、早く進みたいのでパパっと仰向けのM字開脚をお願いします」
 麗華の恥部が丸々と目視できる。自分の足を持ち上げたいやらしい開脚ポーズに向かい、医師はベッドに乗り上げ正座する。膝をV字に開いた形の正座を進行させ、麗華の腰を両手で持ち上げ、その開脚下半身を胸に抱え込んだ。
 いわゆるまんぐり返しだ。体育のでんぐり返しを途中停止し、お尻が天井に向いたような姿勢で麗華は腰を抱かれている。最も恥部を覗きやすい体勢にされ、どうにもならない羞恥心が底から込み上げてくる。
「ではでは? アナルのシワの本数を確認いたしまーす」
「それはもう私が……」
「確認ですよ確認。データが間違ってはいけませんからねぇ」
 医師は掘り起こすかのように尻たぶを掴み、麗華のヒクつく肛門をかきわける。シワの一つ一つを指先で丁寧により分け、――いーち、にーい。と声を出しながら本数を数える。わざと大きな声で数えて麗華に聞かせているのだ。
 とても目を合わせてなどいられず、麗華は顔を横にする。
 が、担任がガシっと頭を掴んで上を向かされた。
「きちんと表情も見せてもらうからな」
 表情さえも観察対象とされながら、シワの本数は確認されていく。
 ――十本! 十一本!
 大きな声でカウントされる。羞恥心でか愛液がねっとり溢れ、姿勢のためにそれは腹をつたい垂れていく。肉貝はじわりと蒸れ、茂みは水気で縮み、そして腹へ向かって垂れ行く愛液が足跡を残した。
 ――二十本! 二十一本!
 担任が笑っている。
 がっしり掴まれた頭を動かすことができず、麗華の羞恥と屈辱の浮き出る表情は観察される。そんな顔つきを見せて相手を喜ばせてやるのは癪で仕方がないが、無表情を装おうにも膨らみ続ける恥ずかしさの感情が仮面を内側から剥がすようで、上手く顔つきを固められない。
 決して見られたくない表情をじっくり見られ、それが悔しいせいで余計にそそる顔つきになってしまう。そんな表情の変化に担任はニヤニヤし、麗華はさらに大きな悔しさを感じる。最悪のループにさえはまっていた。
 ――二十二本! 二十三本!
 やっとの事でカウントが終了する。
「は~い! お疲れさまで~す! あとはもう少しだけ画像データを採取させて頂きま~す」
 残りは麗華の痴態撮影会であった。
 性器にレンズを近づけられてシャッターを連鎖され、あまつさえ中身を自ら開いて見せるように指示される。そこにまたシャッターを連打され、恥丘の濡れている有様を実況されながら麗華は撮影され続けた。
 顔は撮らないという建前だが、ズームアップやアウトを利用することでばっちり表情まで記録されている。まんぐり返しの姿勢のまま、顔面を真上のアングルから撮影された。屈辱、羞恥、顔つきの色合いを楽しむべく何十枚に渡って撮られている。
 さらに直立で気をつけの姿勢を取らされ、全身を撮影される。
 正面だけでなく左右の横向きと背中の写真まであらゆる角度でシャッター音が鳴らされ、背骨の歪みを見ると称して前屈までさせられる。全てのポーズで恥部の接写と全身図を記録され、なおかつ表情の色合いもデータに残された。
 辱めの検査が終わる頃にはさしもの麗華も精神的に疲弊しきり、半泣きで肩を震わせながら服を着替えなおしていた。
 そして……。

「絶対許さない」

 それが家へ帰る直前の麗華が残した言葉だった。  
 
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