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憑依転生男の娘一夏がイチャラブエッチする話

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第百三十話・裏之壱

二人はとりあえず互いの唇を貪りあう事にしたようで、四半刻ほどキスを繰り返していた。

「な、なぁ、一夏。そろそろキス以外もして欲しいのだが…」

ぽしょぽしょと呟く千冬の顔は真っ赤に染まりきっていた。

「ん。わかった」

一夏に馬乗りになっている千冬だが、この後ナニをどうスルのかは皆目見当もつかないでいた。

「えーと、その、なんだ。今から入れるのか?」

「とりあえず姉さんを前戯でぐちゃぐちゃのどろどろにしてからかな」

「…………そういう物なのか?」

「いや、別にある程度濡れてたら入れていいらしいけど、初めては痛いらしいからそれがわからなくなるくらいにした方がいいのかなぁって」

「束達とはどうだったんだ?」

「三人ともあんまり覚えてない」

束は子宮を突かれて前後不覚。

箒は本能に任せて。

一夏は理性をうしなって…。

「と、とりあえず脱ぐぞ。お前も脱げ」

「ん」

千冬が自身の服を脱ぎ始め、一夏もシャツのボタンに手をかけ…

「って俺ずっと裸ワイシャツじゃん…」

「いいではないか」

「過ぎた事はしょうがないか」

一夏がシャツのボタンをあけ、前をはだけさせる。

「姉さん。降りて。脱げない」

「そのままでしろ」

「えぇ…量子格の…」

「却下だ」

千冬が上を脱ぎ、ブラを外す。

形いい胸がぷるんと揺れる。

「束や真耶には劣るが、どうだろうか」

「きれいだと思うけど?」

「むぅ。そこはエロいと言って欲しかった」

「うーん…エロいっていうか、やっぱり姉さんの裸は綺麗とかカッコいいって印象が強いかな」

「そのカッコいい体を好き勝手できる気分はどうだ?」

「姉さん。顔赤いよ。恥ずかしいならやめなよ」

「うっうるさい…ばか」

「可愛いね、姉さん」

「からかうな…。ほ、ほら、早く私の胸を弄れ。
そういう物なんだろう?」

プイッと顔をそらしながら、すねるように言った。

「じゃぁ遠慮なく」

一夏が体を起こして手を伸ばし、千冬の胸に触れる。

「んっ……」

「おおー…。束さんとはまた違った弾力…」

「胸なんてどれも一緒ではないのか?」

「んー…姉さんのはこう…押したら押し返される感じで、束さんのは沈み込むんだよね」

「そうなのか」

一夏の小さな手が千冬の胸をつつく。

「揉んだりしないのか?」

「俺が揉もうとしたらつねっちゃうよ」

つねるどころか今の一夏は萌え袖状態なのだが…

シャツに包まれた小さな手でぐっぐ…と押し込むように胸を刺激する。

「なんというか、マッサージされてる感じだ」

「だろーね。初めてだし」

そこで一夏が少し手を奥にやって、胸の付け根…脇と胸の境界線辺り━━正式名称スペンス乳腺━━を押し込む。

「んん……」

「あ、やっぱここは感じるんだね」

「わかる、のか?」

「サイオン管が集まってるからね。性感帯と神経とサイオン管は切っても切れないからさ」

「ん…魔法ってエロに転用できるんだな」

「魔法はエロだろうがバトルだろうが日常生活だろうが何にだって転用できるよ。
だって魔法はただの力だから。
その力をどう変換してどう使おうが勝手なのさ」

一夏がニヤっと笑って、千冬の胸から手を離した。

「例えばコレ」

LILIN-KISS cast

一夏の手が再び千冬の胸をふたたび押し込む。

「あっ!? ひゃっ!? 」

「リリムキッス。痛覚を無限に増幅させる暗殺術式を箒が改造した魔法。
効果は『対象者の性感を任意の倍率で増加』。
今姉さんに使ってるのは10倍ね」

説明を続けながらも一夏は千冬の胸の付け根を責め続けていた。

「やっ!?ぁっ!ひぅっ…!」

千冬が一夏を包み込むように抱く。

そうして…

「あっ…んゃっ…!っ………………!」

千冬の体がビクン、と跳ねた。

「ディキャスト」

未だに震える千冬に抱かれたまま、一夏がリリムキッスを終了させる。

一分ほどして落ち着いたのか、千冬が抱擁を解いた。

「……………」

「姉さん。大丈夫?」

「もんだいない」

一夏は初めて見る姉の恥態に、嗜虐心を煽られる。

「じゃ、もう一回いこうか」

「ふぇ?」

一夏がリリムキッスを再び発動する。

「今度は胸全体でイケるか試してみよっか」

手を伸ばし、姉の胸の下辺りを押し込む。

「んんっ…!」

手が小さく、『揉みしだく』という行為はできないが、それでも手を広げて広範囲を押し込んでいる。

「ん…ふぁ………んん……や…そこ……」

「ここ?」

アンダーバストの辺りのサイオン密度の高い場所を、ぎゅっと押し込んだ。

「んんっ……!」

千冬がビクッと体を震わせた。

「軽くイッたね」

LILIN-KISS-plication

「ひゃぁぁ!?」

ビクンッビクンッと激しく体を痙攣させた千冬が後ろ向きに倒れ込んだ。

幸い一夏のベッドは広いので落ちる事はなかった。

「ぁっ………ぁっ………」

「あちゃ…やり過ぎたかな…」

一夏がホロウィンドウを開き、千冬のバイタルを確認する。

「うん。まだ大丈夫だね」

今度は一夏が千冬の上に乗る。

「姉さん。重くない?」

「だいじょ……ちょっと待て一夏。これからどうするつもりだ?」

「ん?」

一夏が手を伸ばし…

「こうするけど?」

「ひゃぁぁぁぁぁん!?」







同時刻

「うわぁ…うわぁ…」

「これは…凄まじいな」

「いっ君ドSモードじゃん。ちーちゃん初めてなのに大丈夫かな…」

「初めてだからこそだろう。
一夏のアレは普通の前戯だけでは無理だ。
それこそ、処女では」

「ああ…なるほど。でもこれはやり過ぎじゃない?」

「ああ。しかも乳首や乳輪に一切触ってないあたりやはりアイツは鬼畜だ」

「あ、本当だ…。これもう前戯じゃなくて開発とか調教じゃない?」

「言えてるな…」

二人はカンファレンス経由で送られてくる映像を見ていた。

「あら、何の話かしら?」

「スコールか。円香はどうした?」

「オータムと遊んでるわ」

「ならいいのだが…。なんだ、お前も興味あるのか?」

「ええ。今見てるの、坊やとブリュンヒルデの情事でしょう?」

「その通りだが、流石に見せられんな」

「あらそう。残念ね」








「ぁっー……あ……………」

「やり過ぎちゃったZE」

ベッドの上でトロ顔を晒す千冬を前にした一夏の感想がそれだった。

鬼畜である。

「んー…ん━━━━━。よし起こそう」

萌え袖状態だった一夏だが、唐突に袖を捲り始めた。

肘までを露出させた一夏は…

「姉さん。おーきーてっ!」

千冬の乳首をキュッと摘まんだ。

「ひゃっ!?あっ…ぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「あきゅっ!?」

散々焦らされて敏感になった乳首を弄られた千冬は、大きく仰け反って絶頂を迎えた。

それによって一夏は千冬の上から落ちた。

「かひゅうっ……あひっ……ぁっ…」

「姉さん起きてよー。
ほら、も・う・いっ・か・い!」

キュッ

「あああああぁ~~~~~~~~っ!」

腰を上に突き出し、愛液でグショグショに濡れたショートパンツが一夏の目にはいる。

体を震わせながら、千冬が自身の横を見る。

「起きた?」

千冬は未だに絶頂の余韻が残る体でうなずいた。

その動きは弱々しく、力が入らない事を物語っていた。

「姉さん乱れまくりだね」

「ぁ……」

「しゃべれない?」

千冬が頷く。

「じゃぁ勝手に話すね」

一夏の目に宿る嗜虐的な光に、千冬の背にゾクリとした感覚が走る。

「俺さぁ、途中からリリムキッスつかってないんだよねぇ」

「…?」

一夏が千冬の耳元で囁く。

「淫乱」

「~~っ!?」

「胸だけでいやらしくいって…姉さんってえっちだね」

「やっ…やめっ…」

「ふーっ…」

「ひゃっ!?」

耳に息を吹き掛けられ、千冬の脳髄に快感が突き刺さる。

「おー…イッたイッた…」

「こ、この…き、きち…く…」

「束さんにも言われたなソレ」

「もう…いれ…ても…いい、のでは、ないか?」

「ん? なに言ってんの?」








「まだ下触ってないんだよ?」
 
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