インフィニット・ゲスエロス(リバース)
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★【後編】狼の牙が折れる時(ダリル・ケイシー)
前書き
エロシーンは書き増し、修正もあるかも
意外にも、ダリルの予想に反して、声を掛けはしたものの、太郎は直ぐにダリルを浴室に誘おうとはしなかった。
むしろ、お代りの有無を聞いたり、食後の珈琲を入れるなど、拍子抜けするくらいゆっくりと時間を使った。
その余裕のある態度に、ダリルは困惑するも、だからといってこのままダラリとするわけにはいかない。
慌てて食事を済ませ、太郎についてくるダリルを誘導しながら、太郎は彼女に見えないように笑みを浮かべた。
(よしよし、『自分から』動き始めたな)
太郎が善意から待っていた訳がない。
太郎が行ったのはどん底の扱いから急に立場を引き上げられた事による『不安定な今の自分の立場への恐怖』を利用したもの。
ダリルが自ら太郎の言うことを聞くための思考誘導である。
(さて、仕込みは上々、後は…………)
勿論、お楽しみタイムである。
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更衣室についた太郎の行動は徐々に大胆になっていく。
ダリルの服を、撫でるように触れながら、次々とボタンを外していく。
あっと言う間に、彼女の上半身はキャミソールとブラだけになる。
「手、挙げな」
短い太郎の言葉に反応し、直ぐに両手を挙げると、同時に脱がされるキャミソール。
その手は下がると同時に、ダリルのブラのホックを外していた。
「きゃっ!?」
プルン、と音がするくらい、勢い良く乳房がまろびでる。
急に胸をはだけさせられた事に羞恥し、ダリルは慌てて両手で隠すが、それを許す太郎ではない。
「下も俺が脱がしてやろうか?」
その言葉に赤い顔を太郎に向けて軽くにらむが、そんなことで止まる訳がない。
むしろお楽しみタイムの邪魔をしたダリルを逆に睨み付ける始末だ。
「…………わ、私が自分で脱ぎます」
諦めたダリルは、ズボンを手早く脱ぐと、覚悟を決めるかのように、ゆっくりとショーツを下に下ろしていく。
(ゆっくり脱ぐなんて、サービス精神旺盛だな)
その姿を、勿論太郎はじっくり視姦する。
透き通るような白い肌、そして自己アピール通りのボン・キュッ・ボンのナイスバディ。
運動しているからか、ツンと張った豊かな胸の頂上には、桜の花びらのように鮮やかなピンク色の乳首が自己主張をしていた。
また、今、正に脱いでいるショーツから見えるのは、綺麗な形のヒップに、整えられた髪と同じ陰毛で隠されたヴィギナ。
その姿に満足していると、全裸になったダリルが恐る恐る太郎に伺う。
「あの…………ぬ、脱ぎました…………けど」
「そうか、じゃあ次は俺を脱がしてくれ」
その言葉に目を丸くするも、ダリルに拒否権はない。
四苦八苦しながら彼の衣類を脱がしていく。
その過程で、ダリルは気づく。
(この体…………凄い)
脱がしてみると分かる、太郎の肉体の強靭さ。
胸板の筋肉の厚さから始まり、腹筋は当然の如く割れている。
両手、両足もその鍛え、締まりきった筋肉が溝を創るぐらいだ。
所々に見受けられる古傷も、アクセントになって逆に美しさを演出していた。
(…………凄い『雄』)
ダリルの回りには存在しない、強い男の肉体を服を脱がせながら触れたことで、ダリルの胸はドキドキしていた。
それをしってか知らずか、太郎は言葉を重ねる。
「さて、とりあえず…………お互い洗い合おうか」
その言葉に、彼女はコクりと頷いた。
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意外にも、太郎は洗うときには何もしなかった。
イタズラも、余計な事もせず、むしろ女性視点から見て、『上手い』といえる形で頭と体を洗っていく。
むしろ、ダリルの方が筋肉粒々の体に興味津々で、長く触っていたくらいだ。
彼が攻めてきたのは、彼女と共に、浴槽に入ってからだった。
ゆったり入れるやや広い浴槽に太郎は足を揃えて伸ばして入る。
その後、その上にダリルを誘う。
ダリルも、更衣室から今まででかなり感覚が麻痺している。
恐る恐る浴槽に入ると、太郎の上で体を伸ばす。
頭を太郎の胸板に預けながら、数日ぶりのお風呂の気持ちよさに、声を漏らす。
「き、気持ちいぃー!」
そのまま数分間、お風呂の気持ちよさに快感を覚えていると、急に胸に何かの感触を覚える。
「あの…………」
胸に触れた太郎の方を何となく向くと、自然に距離を詰められ、ついばむように、唇を奪われた。
(あ、ファーストキス……)
その衝撃が消えないうちに、さらりと宣言される。
「いいな?」
直後に、当たり前のように、言われた言葉に、ダリルは唯唯、頷いた。
その頷きを最後まで見ずに、太郎は再びダリルの唇を奪う。
同時に、両手が蛇のようにダリルの体を這い回った。
右手がダリルの胸を揉みしだいたかと思えば、左手はダリルの太ももから、秘所までを撫で回す。
その手から生み出される快楽に、口が緩むと同時に、太郎の舌が、ダリルの口内を蹂躙した。
慌てて太郎を見ると、太郎は冷静にダリルを見つめ返す。
(やり…………かた…………わからないけど)
ダリルは一生懸命それに合わせようと舌を動かす。
すると、太郎は一旦手を止め、その大きな手でダリルの頭を優しく撫でた。
(あっ!…………良かった)
その優しい手つきから伝わる好意的な態度に安堵し、太郎に体をまさぐられたまま、お互いの唇を貪る。
それから5分間、浴室にはただただお互いを貪り合う二人の男女がいた。
「はぁ…………はぁ…………」
浴槽内での太郎との逢瀬が終わった後、腰くだけになったダリルは太郎に抱えられ、浴室に繋がる部屋に運ばれた。
そこは、快適な温度に整えられ、小型冷蔵庫や幾つかの備品と共に、ダブルのウォーターベットが鎮座している部屋。
(裸のまま、濡れたまま入れる寝室なんだ)
床のタイルが浴室と同じなのを見て、その部屋のコンセプトを察知するも、直ぐにそんな事は気にならなくなった。
優しくベットにダリルを横たえると、冷蔵庫から水滴のついたペットボトルが太郎に取り出される。
それを自身で半分飲むと、残りの一部を軽く口に含み、顔を近づける。
ダリルはそれに応え、自分から太郎に唇を合わせた。
当たり前のように、太郎の口に含んだハーブの香りのする水を飲み干す。
何度かそれを繰り返すと、太郎がボトルを捨て、ダリルに話しかける。
「抱くぞ…………」
ここに来るまでに心と体をくまなく蹂躙されたダリルは、それに当たり前のように首肯く。
「…………はい」
直後、秘所に熱くて大きいナニかが沈みこみ、彼女の膣を通り、処女膜を破る。
(痛いっ!)
血が出たのかひんやりとした感覚が膣から流れ、ダリルは顔をしかめた。
だが、数十秒後直ぐに痛みは引く。
(…………あれ?)
彼女は預かり知らぬ事だが、先程彼が飲ませたのは、切傷等の皮膚表面の傷を癒す補助となる、ナノマシン入りミネラルウォーター。
とある兎が傷の絶えない彼に送ったウォーターサーバーから出した、無駄に高性能な代物である。
閑話休題。
彼女から痛みが引いたのを察知した彼が取るのは一つである。
(全身全霊をもってこの女を堕とす!)
先程の浴槽でチェックした弱点を、次々の攻め立てる。
ゆっくりと、手のひらで転がすように乳房がこねられる。
同時に、肉棒がダリルの痛みの消えた秘所を、ゆっくりと探るように動き回る。
「あれ…………なんか、おかしい、ナニ……これ?」
痛みが引いた秘所から感じる初めての感覚に、脳が、神経が、蕩けていく。
その身体の微細な動きを観察しながら、太郎はぺニスでダリルの膣を、子宮を、徐々に『征服』していく。
「ひぐっ、おかしぃ、おかしぃデス!」
太郎の攻めにダリルの身体が無意識に仰け反る。
「イ、イくっ!」
瞬間、彼女の脳内に最大の快楽が叩き込まれ。
彼女は快感に、全身を震わせた。
流石に処女だったダリルが初イキしているのに無視して再開するわけにはいかない。
(俺まだイってないんだけどなあ)
まあ、経験量が桁違いだから仕方がないか。
思い直して、次は只の水と、避妊薬を取り出す。
(面白い反応しそうだから、黙っとこう)
手早く溶かすと、位置を替えてダリルに飲ませてやる。
「ほら、冷たい水だよ?」
「…………ふぁい」
朦朧とした意識で、大人しく水を飲むダリルに、満足の笑みを浮かべる。
完全に屈服してるな。
俺の心は満足した。後は身体だけか。
ニコニコしながら、太郎はダリルが飲み干すまで待った。
その後、ベットの端に座った太郎は、フラフラな彼女を抱き上げ、ゆっくりと膣に挿入した。
簡潔に言えば『対面座位』と呼ばれる体位である。
これは女性が好みやすい体位と言われているが、これを太郎が選んだのはそれが理由ではない。
そっと彼女の後ろに回していた手を緩める。
「…………んっ!」
数瞬後、自身の不安定な状態に気づいたダリルが夢中で太郎の体を抱き締める。
そう、ベットの端などの高さがある場所でこの体位をすると、どちらかがちゃんと抱き締めないとバランスを崩して女性側が背中から落ちる。
予想通り、抱き締め返してくれたダリルを再度抱き締め、再度動く。
先程とはまた違う上下の振動に、彼女の顔がまた快感に蕩けた。
「しゅごい、しゅごいです、これ!」
快楽の連続に言葉も蕩けたダリルの耳元に、太郎は囁く。
「ダリル、ダリルは何だ?」
その言葉に、つっかえながらダリルが応える。
「わ、私は亡国きぎょ…………んむっ!?」
応えようとしたダリルの唇をついばみ、言葉を止める。
あえて再度冷えきった口調でダリルに促す。
「違うだろう、ダリル。その前に、お前は俺にとって『何』だ?」
その言葉の口調に、慌ててダリルは『訂正』する。
「ダリルわぁ、太郎さんのぉ、おんなです!」
その言葉に腰のグラインドを更に激しくして応える。
「そっかあ、こんな可愛い女が出来て、嬉しいな」
しっかりと肩を抱いてホールドすると、彼女の耳元で囁く。
「じゃあ、赤ちゃん出来てもいいな?」
その言葉に、とろけていた脳が一時的にクリアになるも、拒否する言葉は、口に出す前に消えた。
(無理だよぉ、こんなに強いヒトから、逃げられないもん)
監禁か、言葉攻めか、もしくは抱かれた時か。
元、女尊男卑の気の強い性格であった、ダリル・ケイシーという女性は、山田太郎という悪辣非道の『男』に、屈服していた。
「はい…………ダリル・ケイシーは、太郎さんの女です」
その言葉に、さらに彼女の腰を持ち上げ、自身のぺニスに叩きつけるかのように動かしていく。
「んぐっ、またっ、またっ、またヘンになっちゃう、へんになっちゃう」
彼女の子宮が、徐々に太郎の攻めに耐えきれなくなりゆっくりと開いていく。
直後。
不意打ち気味に出された精子が子宮に注ぎ込まれた感覚と共に。
ダリルは意識を失った。
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