無限の赤龍帝
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オーフィスは恐ろしい
球技大会は白音やアーシア達を体育倉庫に連れ込んで、にゃんにゃんむふふをしていたら終わってしまった。さらにしばらくした夜、何やら外騒がしい。
『ユーリ、聞こえる?』
「…………リアス、何?」
『堕天使のコカビエルが色々とやってくれてるのよ。手伝ってくれないかしら?』
「…………」
ユーリが目線で訴えて来る。
「良いんじゃないか? 助っ人を送ると言っておけ」
確か、絶賛聖剣戦争中か。
「ん。リアス、助っ人を送る」
『助かるわ。ちょっと戦力が多いから早くお願いね』
「わかった」
通信が終わって、俺は準備する。
「ちょっくら遊んで来るわ」
「行ってらっしゃい」
俺は一人でコカビエルが居る学園へと向かう。もちろん、禁手(バランス・ブレイカー)のカウントを発動してだ。
「さて、今日のお仕事はドライグちゃんはお休みだ」
『なんだと?』
「出番だ、オーフィス」
『我、頑張る』
『仕方無いな』
ご機嫌なオーフィスとご機嫌斜めなドライグ。だが、問題は無い。ちょっと試してみたい事が有るのだ。
「では、ちょっと実験だ。
我、目覚めるは
白夜と夜叉の理を持ちし無限の龍神なり
神を嗤い、魔を憂う
我、黒き龍の無限と成りて
汝を永久の絶望へと導こう」
俺の姿はガンダムWに出て来るエピオンのような姿だ。ただ、色は黒だが。もちろん武装は違うし、尻尾はそのまま付いている。それとそこまでメカメカしくは無いな。生体兵器という感じが出ている。
「できちまったな」
『我、頑張った』
おんぶに抱っこだが、どうにかなるだろう。というか、とんでも無い力を感じる。流石は存在そのものがチートなオーフィスの禁手(バランス・ブレイカー)なだけある。
「じゃあ、ちょっとコカビエルを狩りに行くか」
『一瞬だろう』
「アハハハ!!」
背中の翼を噴出させると一瞬でコカビエルの居る場所へ着いた。
「なにっ!?」
「辻斬り御免」
そして、剣で叩き斬って離脱していく。だが、この剣もオーフィスの力の塊な訳で…………それだけでコカビエルは消し飛んだ。そして、俺はさっさと飛びすさる。むしろ、軽く音速を超えて光の速度…………神速の値になっているので、コカビエルがどうにか反応出来た程度だ。
「オーフィス、止まれないんだけど…………というか、コントロールが効かない」
『よう修行』
「デスヨネー」
『このままでは世界一周か?』
「それも面白そうだな~~」
『頑張る』
そして、カウントが変身から30秒で消えて…………解除されると無茶苦茶痛い。
「ドライグ!」
『禁手化!!』
真紅の鎧に身を包んで、減速の衝撃に耐えて行く。そう、今までの速度がそもそも桁が違うので生身じゃ耐えられないだろう。というか、減速するだけでドライグの禁手化が必要とかどんなのだろうか?
『えっへん』
オーフィス可愛いけど、これは不味いのでしばらくは禁止だ。このあと、何周かしていて場所がわからないので、ユーリに呼び出し転送して貰って帰れた。
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