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俺の正義

作者:牛丸Z
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彼女たちとの出会い

 
前書き
下手なのは相変わらずだけど見逃してね(目逸らし) 

 
「……もう、死のうかな」


学校で女子にイジメられた。
俺は男友達は結構いる。だがいつもいつも昔から女にイジメられる。


ひ弱で肌が白いというだけで、だ。
女っぽい、ただそれだけでイジメを受けている。


家でも邪魔扱いされて、居場所なんて無かった。





ふと、通りの喫茶店を見つめる。友達の集まりだろうか、そこの店主らしき人も笑顔で様子を見ている。


……あんな暖かい空間が俺の周りにあったら、きっと――いや、そんな事考えるだけ無駄だ。


「俺……も、欲しかった、あんな暖かい空間が……ぅ……っ」


でも涙は止まらなくて。





ふと、その喫茶店に女二人が入ってきた。険しい顔をしている、多分良くない事があったのだろう。


俺はそれを、このまま崩れていってくれたらと、一瞬思ってしまった。


刹那、喫茶店から怒号が聞こえた。と思ったらもう一人が抱き締めていた。


悔しかった。不満の捌け口がある事が。
学校の男友達は、女子に目を付けられたくないから深くは関わらない。それは仕方ない事だ。


「羨ましい……俺にも信頼出来る相手、欲しかったなあ」





瞬間、背景が一瞬にしてガラリと変わった。勿論移動はしていない。


何なのかは知らないが一応身を隠しておくか。











目が覚めた。何故かここは安心して眠れた。家ですら居心地が悪いのに、不思議な気持ちだった。


「退きなさい、邪魔よ」


突然声がした。振り向くとそこには――綺麗な金色の髪に綺麗な顔立ちをしていた。


「今、もう一人が目くらまし攻撃してるから。早く立ち去りなさい」


冷たい言い方だが優しさが微かに伝わってきた。


「あ、ああ」


攻撃とか、よく分からない事も言ってるがとにかく、ここから離れよう。彼女の心配を無碍には出来ない。


「そこにいたのね!」


黒い影がヒュッと現れたかと思うと、いきなり攻撃をしてきた。



「チッ……アンタは特別に助けてんだから、巻き込まれちゃ元も子もないのよ!」


「さっきから何言ってるのか全く分からないんだけど?」


ここはあれだな……取り敢えず隠れるのが一番か。
彼女『たち』の邪魔をしてはいけない。


「もう一人、誰かいる様だな」


隠れたのに気配でバレた!?
と言うかその発言した人目つき怖い、これだから女は嫌いなんだよ。


……待てよ、ならなんでこっちにいる彼女たちにその感情を抱かないんだ?
助けてもらったのもあるだろうが、それだけでここまで違う訳ない。


「まあ、お前たちから聞き出せば良いだけだな」


確かに俺は死にたいと言ったが、女に殺されるのだけは許せない。


しかしその女は一瞬にして消えた――かと思うと先程助けてくれた彼女の目の前に現れた。


俺はすぐ察しが付いた。このままだと彼女が危ないと。
幸いすぐ近くには俺がいる。








女に殺されるのはあれだが、彼女たちを守れるなら惜しくない。


ここまでの思考、僅か一秒足らず。瞬時に彼女を押した。


「がああああ!!」


背中を激しい痛みが襲う。


「な……人間!?」


斬った当の本人は……何故か知らないが動揺している。


「なんで助けたのよ!」


あらら……彼女、怒ってるなあ。
そしてヤバい事に流石にもう意識が保たない。


「助け、ようとしてくれ……た、お礼だ……それ、より早く……もう一人も連れて逃げろっ……」


「……分かった。一旦引くわよ、エオリア」


「チッ悔しいけど仕方ないわね」


良かった……そう思った瞬間に俺の意識は途絶えた。 
 

 
後書き
はい、ヒロイン分かりましたよね。
あの美少女双子ちゃんでございます。

仕様でご都合主義展開や性格補正がありました、苦手な人は(無理して見なくて)ええんやで(ニッコリ) 
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