副部隊長と戦技教導官の色ボケな日々
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<1:憂鬱な日々編>
第99.5話:2人の夜
なのはをお姫様だっこで抱き上げて立ち上がると、俺は自分の部屋に向かった。
途中、だんだん腕が疲れてくる。
(やっぱ、こいつ重いよなぁ・・・)
なのははこう見えて意外と重い。
上背もそれなりにあるし、女性らしい曲線的な体つきに見えるその奥に
しっかりとしなやかな筋肉を隠し持っている。
エースオブエースの名は伊達ではないのだ。
「ゲオルグくん、目つきがヤラシイよ」
俺がなのはの体重のことを考えているなどとは考え付かなかったようで、
なのはは俺がなのはの身体を眺めていたことをそう言って揶揄する。
「何度見てもなのはは魅力的だな、と思ってさ」
「ふふっ・・・ありがと」
なのはは微笑を浮かべて俺の方に手を伸ばす。
(くっ・・・動くなよ。 腕がつるっての)
頭の中ではそんなことを考えながら、俺はなのはに向かって笑いかける。
男の子は楽でないのだ。
もちろん、なのはの裸を魅力的だと思っていることは嘘ではないが。
なのはを俺のベッドに降ろすと、俺はそっと息を吐く。
「重かった?」
「まさか。ぜんぜん軽いよ」
これは嘘だ。
が、必要な嘘。
俺は着ていた服を脱ぎすて、ベッドに横たわるなのはに覆いかぶさった。
背中に手をまわして抱きしめ、なのはの唇をむさぼるように奪う。
「ゲオルグく・・・んっ・・・」
なのはも俺の首に腕を巻きつけるようにして抱きついてくる。
俺はなのはからいったん顔を離して、なのはの首筋に舌を這わせた。
同時に背中に回した手を動かして、なのはのすべすべした背中をゆっくりとなでる。
何回もなのはとセックスをして気付いたことがあった。
なのはは首と背中が感じるらしい。
俺はそれに気づいてから前戯でその2か所を集中的に攻めていくことにしている。
感じているときのなのはは何度見ても魅力的だ。
特にヴィヴィオが寝静まったあとにするときは、必死で声を押さえようとする。
だからかどうかは判らないが、背中をゆっくりとなでるだけで
甲高い声を上げながら身体をビクっと震わせるのである。
正直に言おう。 ゾクゾクするほど興奮する。
「んうぅっ・・・んっ・・・あっ・・・やっ・・・んんんっ!」
今もなのはは顔を真っ赤にして声を押さえようとしているらしいのだが、
それはまったく成功していない。
無駄なのに・・・と思いつつ、俺はなのはの白い裸体を眺める。
身体を震わせるたびになのはの豊かな胸が揺れるのを見ていると、
どうにもむしゃぶりつきたくなってくる。
俺は、なのはの胸にあるピンク色の蕾を吸い上げた。
「あうんっっ!」
唇でしごくように刺激すると、なのはの乳首はあっというまに硬くなってくる。
ほんの少し歯で触れると、なのはの腰が跳ね上がった。
「んんっ!」
なのはは一際高い声で喘ぐ。
そして、俺の肩を押しやるようにして自分の胸から俺を引き剥がす。
「なのは?」
嫌がっている?
俺はなのはの行動からそんな疑問を抱いた。
黙って俺を見上げているなのはと目が合った。
数秒の間、俺となのははお互いの顔を見つめあう。
なのはの頬は上気してほんのり赤く染まっていたし、瞳は潤んでいた。
やがて、なのははその両手で俺の顔を挟む。
そしてなのはは自分の顔を俺の方に近づける。
「なの・・・んっ!」
俺の唇になのはの唇が重なる。
なのはの方から舌を出してくる。
俺は思わず自分の舌をなのはの舌に絡める。
なのはの手は俺の顔から離れ、俺の首の後に回されていた。
数分にわたって深い深いキスを交わし、なのはは俺から顔を離した。
「なのは・・・」
どうしたんだ?と尋ねようとしたとき、なのはが俺に抱きついたまま
身体を回転させた。
俺となのはの上下関係が逆転し、なのはが俺を見下ろしていた。
なのはは俺に向かってニコッと笑ってみせると、黙って俺の身体に
舌を這わせ始めた。
「うおっ!」
これまでになかった展開に俺は思考がついていかなくなった。
俺が混乱している間になのはの舌は俺の胸から腹に向かって下がっていき、
やがてそそり立っている俺のモノをじっと見つめた。
一瞬の間があって、なのはの舌が俺のモノの先端に触れる。
「はうっ!」
今までにない感触に俺は思わず声をあげてしまう。
はじめは、チロチロと舐めるように先端を弄くり回していたなのはだったが、
しばらくして、その小さな口を開けると、俺のモノを含んだ。
「んんっ・・・」
なのはが小さく声を上げ、俺のモノを半分ほどその口の中に含む。
なのはの唇は柔らかく、俺のモノを軽く締め付けていた。
「んっ・・・」
なのはの頭が上下に動き始め、屹立した俺のモノを扱く。
快感が俺の全身を駆け巡る。
「あっ・・・おっきくなった」
なのはが動きを止めたかと思うと、目に笑みを浮かべて
俺の方を見ながら痛いほどに立ち上がっているモノを指差す。
「・・・仕方ないだろ。 気持ちいいんだから」
俺が答えるとなのはは嬉しそうに顔を輝かせる。
「気持ち良かった? ホントに?」
「ホントだよ。 ったく、どこで覚えてきたんだよ」
些か呆れながら言うと、なのははその唇に立てた人差し指を当てて
片方の目をつぶってみせる。
「内緒だよ☆ じゃ、続けるね」
そう言って俺のモノに口を近づけるなのは。
このまま攻められっぱなしでは保たない。
そう考えた俺は、なのはに向かって声をかけた。
「なあ、足をこっちに向けてくれないか?」
「ふぇ? なんで?」
なのはに尋ねられ、俺はなのはの回答を見習うことにする。
「内緒だ。 頼むよ、な?」
手を合わせて懇願するように言うと、なのはは少し頬を染めて頷く。
「ずるいよ・・・ゲオルグくんにお願いされたら断れないって知ってるくせに。
まあ、イヤなことじゃないからいいけど・・・」
次いで少し頬を膨らませながら不満げに言うと、なのはは俺の顔の隣に
その引き締まった両足を投げ出す。
(しめしめ・・・、これが経験の差ってやつですよ・・・)
俺はなのはから見えないところでほくそ笑みながら、
なのはの両足首を掴む。
「えっ? 何?」
俺がなのはに俺の体をまたがせるようにすると、開かれた両足の付け根が
俺の顔の前にくる。
そしてなのはの割れ目に指を当ててそっと押し開く。
つーっ・・・。
粘り気のある液体がなのはの秘所から俺の胸に向かってひと雫、ぽたりと落ちる。
俺はニヤッと笑ってなのはの顔に目を向ける。
ちょうど、俺が何をしているのか見ようとしていたなのはと目が合う。
「ちょっ、何してるの? やだっ、恥ずかしいよっ・・・!」
そう言いながらなのはは腰を振る。
本人は恥ずかしくてやっているのだろうが、俺には誘っているようにしか見えない。
俺はなのはの言葉には答えずに、なのはの秘所に指を一本押し当てた。
つぷりと俺の指がなのはの割れ目の奥へと飲み込まれていく。
と同時に、俺の指を伝ってなのはの愛液が流れ出てくる。
「なあ、なのは。 俺はまだ全然触ってないのに、なんでもうこんなに
ぐしょぐしょになってんだよ?」
俺がそう訊くと、なのはは途端に顔を真っ赤にする。
「ひょっとして、俺のをしゃぶりながら弄ってたのか?」
なのはは結構な勢いで、首を何度も横に振る。
「ちがうの・・・。 だって、大好きな人のを間近で見てたら・・・」
「挿入れられるのを想像して興奮しちゃった・・・とか?」
今度は既に赤くなっている顔をさらに赤く染めて、ゆっくりと一度だけ頷く。
「なのはは、俺にどうしてほしい?」
ニヤニヤと笑いながら俺はなのはに訊く。
「・・・しよ」
しばらく間があってなのはから返ってきたのは、小さな声で発せられた
その一言だけ。
「わかった・・・」
これ以上虐めても可哀想かと思い、俺はなのはに向かって頷いてみせる。
そしてなのはの秘所ゆっくりとかき回していた指を抜き、
体の向きを変えてなのはの顔に俺の顔を寄せる。
すぐそばになのはの赤く上気した顔がある。
その表情は少し不満げにも見える。
「ゲオルグくんのいじめっこ」
唇を尖らせ、なのはは小声で言う。
「ごめんな。 あまりにもなのはがカワイイもんだから」
なのはの頭を撫でながらそう言うと、なのははうっとりと目を細める。
俺はなのはの首の後ろに手を回すと、なのはの顔に自分の顔を近づける。
「んっ・・・、あっ・・・はぁ・・・」
お互いの唇が重なり合い、舌を絡ませる。
一旦なのはが顔を離す。
そしてなのはは俺の頬を両手で挟み、俺の顔をじっと見る。
「ね、ゲオルグくん」
「なんだよ?」
「大好きだよ」
なのははそう言うと、もう一度俺の唇に自分の唇を押しあててきた。
2分ほどの長いキスのあと、どちらともなく唇を離すと、
俺はなのはをベッドに組み敷いた。
「なのは」
「ん?」
なのはが潤んだ目で俺を見上げる。
「愛してる」
「しってるよ」
なのはは邪気のない笑顔を俺に向けてきた。
なのはの愛おしさではちきれそうになりながら、
俺はなのはの膝に手を添えて押し開く。
そして、怒張をなのはの体内へと押し込んだ。
「んうっ!」
奥まで押し込むと、なのはは腰をはね上げて身体をそらせる。
そしてビクッと何度か身を震わせる。
その間、なのはの膣中はリズミカルに俺のモノを締め付け、
奥へ奥へと誘うように蠢いていた。
しばらくして、固く閉じていたなのはの目が開く。
「軽くイッちゃった・・・」
肩で息をするなのはは潤んだ瞳で俺を見上げて言う。
「敏感な奴だな・・・」
「ゲオルグくんのせいだも・・・んっ!!」
頬を膨らませて言うなのはだったが、俺が腰を動かし始めると
最後まで言い切ることができずに嬌声をあげる。
「あっ、やっ、んっ・・・あぁああっ!」
腰を打ち付けながらなのはの喘ぎ声を聞きつつ、中途半端に終わったなのはの
口淫のおかげ、あるいはそのせいもあって自分の限界が近いことを悟った。
(とはいえ・・・俺もそんなに長くはもたないか・・・)
射精の時期が迫り俺は抽送の速度を少しずつあげていく。
それに従ってなのはの喘ぎ声が大きくなっていく。
「んっ、あんっ! ゲオルグく・・んっ! わたし・・・もう・・っ!!」
俺は腰の角度を少し変える。
すると、俺のモノの先端が何かに突き当たるような感触がする。
その瞬間、なのはの様子が一変した。
「ふぇぇっ!? なに・・・これっ!? やっ・・・・あんっ。
それぇっ、ダメっ・・・だよぉっ!」
それと合わせて、なのはの膣内は俺のモノを痛いくらいに締め付ける。
(これじゃあんまり大きく動かせないな・・・)
やむなく、俺はなのはの奥に俺のモノの先端をこすりつけるように
腰の動きを変えた。
「ふあっ! やんっ、あああああああっ! ッダメだってばあっ!
お、おかしく・・・なっちゃう・・・よおぉぉっ!!」
それがなのはの快感のツボにはまったのか、なのはの声は更に切迫の度を増す。
「やっ・・・なん・・・っか、こわいよぉっ・・・、ゲオルグくぅん」
眉間にしわを寄せ、必死に快感の波に押し流されるのを耐えるなのはが
舌足らずな口調で俺を呼ぶ。
俺はなのはに覆いかぶさるようにしてなのはの頭を抱くと
なのはの耳に口を寄せた。
「大丈夫・・・俺はすぐそばにいるよ」
俺の言葉を聞いたのか聞いていないのか、なのはの声にはいよいよ余裕がなくなる。
「ふぇぇっっ!! やぁあああっ!! だめっ! イクっ!!
イッちゃうぅぅぅぅぅっ!!!!」
次の瞬間、なのはの膣が収縮して俺のモノをギュッと締め付ける。
俺はその快感に耐えきれず、なのはの膣奥に精を放つ。
「ふわぁああああああああっ!」
なのはは最後にそう叫ぶと、足先をピンと張って硬直した。
時折ビクっと身体を震わせるたび、豊かな胸がプルンと震える。
やがて、なのはのけいれんが収まってきたころになって、俺はなのはの中から
自分のモノを引き抜いた。
膣内に収まりきらない白濁液がだらしなく開かれたなのはの両足の付け根へと
垂れていく。
俺はなのはの隣にうつ伏せに倒れ込んだ。
「・・・大丈夫か?」
「・・・たぶんね」
俺がなのはのことを心配して尋ねると、なのはは息も絶え絶えと言った体で
小さく答えた。
俺はなのはの方に身体を向けると、汗だくになった額に張り付いているなのはの
前髪を左右に分けるようになでる。
「しかし、今日は凄かったな。 お前のイキっぷりが」
「・・・言わないでよ、恥ずかしい・・・」
なのはは足元で丸まっていたシーツを掴むと首まですっぽり被って、
顔だけを俺に向ける。
その顔は羞恥で真っ赤に染まっていた。
「いつもより気持ち良かったのか?」
「・・・・・うん」
なのはは小さな声で応じつつ頷く。
「なんかね、どっかに飛んでいっちゃいそうで、ちょっとこわかったの」
「そうなのか?」
俺がそう尋ねると、なのはは真剣な顔で頷く。
「でもね、ゲオルグくんがそばにいるよって言ってくれたでしょ?
あれで、すごく安心できたんだよ。 ありがとね、ゲオルグくん」
最後にそう結び、なのははニコっと笑った。
「どういたしまして」
俺はそう答えると、なのはと自分自身の身体を眺める。
「・・・このまま寝たいけど、そうすると朝が大変だな」
俺もなのはも汗やら何やらでベトベトになっていた。
「そだね」
なのはも自分自身の身体を見て苦笑しながら言う。
「お風呂に入んないとダメだね」
「先に入ってきていいぞ」
俺がそう言うと、なのはは大きな目をしばたたかせてから
何か言いたげな表情で俺の顔を見る。
「どうした? 俺も入りたいから早くしてほしいんだけど」
「・・・いっしょに入ろうよ」
「は!?」
なのはの言葉が意外で俺はひっくり返った声をあげてしまう。
「いいのか?」
俺が尋ね返すと、なのはは無言で頷いた。
「じゃあ、行こうか」
俺はなのはの手を引いてベッドを下りた。
俺もなのはも素っ裸で手を繋いで風呂まで歩いて行くと、
ドアを開けて風呂の中に入る。
俺もなのはも既に夕食後に風呂に入っていたが、バスタブにはその時のお湯が
まだ残っていた。
「シャワーだけにするか?」
俺が尋ねるとなのはは首を振る。
「ゆっくりお湯につかりたいよ」
そう言ってなのははバスタブの中で首まで湯につかって俺の方を見上げる。
「ゲオルグくんもおいでよ」
「んじゃ、お言葉に甘えて」
俺はなのはと向かい合うようにしてバスタブの中に腰を下ろす。
真正面になのはの顔を見ると、お湯にあてられてほんのり赤く上気している。
色っぽいなのはの姿に俺はすこしドキっとする。
「どしたの? ぼーっとして」
こくんと首を傾げたなのはに声を掛けられ、俺は気を落ち着けるために
バスタブの中のお湯を自分の顔にばしゃばしゃと掛ける。
「・・・いや、おっぱいってほんとに浮くんだなと思ってさ」
なのはの豊かな胸は湯の上にふよふよと浮いていた。
「ふぇ?」
俺の言葉を聞いたなのはは、自分の胸に目を向ける。
そして既に赤い顔をもっと赤くして、慌てて胸を手でおさえた。
「もうっ! そんなとこばっかり見て、ゲオルグくんのえっち!」
なのはは軽く睨むように俺の顔を見ると、バシャバシャとバスタブの湯を
俺の顔にかけてくる。
「わぷっ! ちょっ! なのは、やめっ・・・」
しばらくして、俺の顔を襲うお湯の波が止まる。
目のあたりを手でぬぐってなのはの方を見ると、なのはは舌を出して
悪戯っ子のような笑顔を見せていた。
「・・・なのは、やったな!」
俺はなのはに向けて湯を飛ばし反撃する。
「きゃっ! ちょっと、ゲオルグくんったら!」
バシャバシャとなのはの顔に向けて湯を飛ばす。
しばらくすると、なのはも俺に向かって湯を飛ばしてくる。
しばし、子供のようにはしゃいで弾んだ息を整えると、なのはが俺に向かって
すり寄ってきた。
そして俺の両足の間にちょこんと座る。
「どうしたんだよ?」
俺が尋ねると、なのはは俺の胸に背を預けるようにもたれかかってくる。
「ちょっとこうさせてよ」
ゆっくりとした口調でなのはは言う。
俺はなのはのお腹のあたりに腕を回して、なのはの肩に顎を乗せた。
「ゲオルグくん?」
「なのはを近くに感じたいんだ。 ちょっとこうさせろよ」
「ふふっ、いいよ」
そう言ってなのはは笑う。
なのははそれきり黙り込み、俺もただなのはを抱きしめる。
心地いい静寂の中で2人きりの時間がゆっくりと流れていく。
「ね、ゲオルグくん」
しばらくして、なのはが俺を呼ぶ。
「なんだ?」
俺が返事をすると、なのはは首をめいっぱいひねって俺の方に目を向ける。
「えっちなことしないの?」
直球で訊いてくるなのはに俺は思わず噴き出す。
「な、何言ってんだよ!?」
「だって、わたし、ゲオルグくんの前で裸になってえっちなこと
しなかったことないもん・・・」
そう言って頬を膨らませるなのはの様子を見て、俺はピンときた。
「ということは、なのはさんはえっちなことをしてほしい・・・と」
「そんなんじゃないもん!」
俺の言葉になのはは怒って顔をそむけてしまう。
俺はそんななのはの仕草を見て、思わず苦笑する。
そして俺はなのはを抱く力を少し強くする。
なのはがわずかに身じろぎした。
「ごめんな。 別に茶化すつもりはなかったんだよ。
ただ、なのはがしてほしいんだったら答えてあげたいと思ってさ」
「だから、そんなんじゃないって言ってるじゃない・・・」
さっきよりも弱々しい口調でなのはは反論する。
「わかってるよ。 これまでエロいことばっかしてきた俺も悪いしな」
そう言って俺は一旦言葉を切り、なのはの頬にキスを落とす。
「実は、こうしてなのはのすぐ側にいられるだけで幸せだなって思ってさ。
それをかみしめてたんだよ」
「そうなんだ・・・」
俺の言葉になのはがそう返事をする。
そしてなのはの手が俺の手にそっと触れる。
「あのね、わたしもそう思ってたの。
ゲオルグくんがわたしのそばにいてくれるのってステキなことだなって。
でね、ゲオルグくん・・・」
「ん?」
なのはは身体の向きを入れ替えて俺と向き合う。
なのはの胸がたゆんと揺れる。
「ずっとずっと先も、わたしとおばあちゃんになってゲオルグくんが
おじいちゃんになってもずっと一緒にいたい、って思うの」
「俺もそう思うよ。 だからさ、ずっと一緒に歩いて行こうぜ。
2人で、手をつないでさ」
俺が言い終わると、なのはは泣き笑いのような表情になっていた。
「ゲオルグくん・・・だいすきっ!!」
なのははそう言うと、俺の唇にキスをしてきた。
ただ唇を合わせるだけのキス。
だがなのはとの心の距離は、これまでで一番近くなった気がした。
それから5分ほどずっと唇を合わせていた俺達だったが、
さすがにのぼせてきて唇を離す。
「なのは。 顔が真っ赤だぞ」
「ゲオルグくんだって」
そうして俺となのははクスクスと笑い合う。
「じゃあ、上がるか」
俺がそう言うと、なのはは首を横に振った。
「先に行って。 わたしは身体を洗ったりするし」
「そっか・・・じゃあ、おやすみ」
「うん。 おやすみなさい」
そして俺となのははバスタブから出て洗い場に立つ。
なのはの上気した顔を見て俺はもう一度なのはを抱きしめた。
そして、なのはの頬にキスをする。
「じゃあな」
「うん」
そして俺は先に風呂を出た。
ひんやりとした空気に包まれ、ほてった体が一気に冷えていく。
俺はバスタオルで体をふくと、自分の部屋へと戻った。
後書き
あけましておめでとうございます。
新年一発目の投稿がR18作品って・・・・。
本年もよろしくお願いします。
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