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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》

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【第167話】

 
前書き
臨海学校これまでの話の総集編前編

そこそこ分かりやすくした結果 

 
 臨海学校も終わり、IS学園へと帰ってきた。

 今回の臨海学校ではイレギュラーな事件が起きたものの、俺にとっては良い経験をさせてもらった。

 まずは一年生の水着――ビキニ率の高さが素晴らしかった。

 まあ、ISスーツも水着に近いといえばそうなんだが……やはり夏の海の水着は格別だ。

 何気に様々なスタイルの子がいたし、目の保養には最適な一日目。

 二日目はイレギュラーが起き、福音の暴走を止めるために俺達専用機持ちと代表候補生が対峙した。

 戦いの最中一夏が負傷し、篠ノ之は精神的に追い詰められ、残った俺が後詰めに残り足止めしていた――。

 途中からは親父が【PPS――パーソナル・パワードスーツ】を装着し、救援に駆け付けた為、俺も五体満足で旅館に撤退出来た。

 ……今考えても、あのPPSの性能は異常なぐらい高いのがわかる――というよりも、まるで対IS用ともとれる。

 親父が福音に対して照射した【マイクロ・ジャマー】機能で福音の持ち味である対を為す翼の機能が停止し、ほぼ完封するかのような圧倒的戦闘能力を発揮していた。

 ……後で聞いたのだが、元々PPSは災害現場等で活躍させるために母さんが昔に設計をしていたらしい。

 あまり詳しくは聞いてないが、ISが発表される前にはもう設計は終わっていたのだが、まだその頃は技術も低くて期待値以下の機能しか出せないのがシミュレーション上で確認出来たため時代が追い付くまでそのままファイルに収めたままだったとか。

 パソコン等に記録を残さなかったのはコピーさせないためだとか――コピーガード機能も万全では無いらしいし。


 何にしても、学園へ帰ってニュース番組を見たのだがPPSの事は話題にはなっていないため、秘匿は出来たのだろう。

 またはその存在を知りはしたが、今更方針転換してPPSを採用とはいかないとか上の偉いさん方が決めたのか――まあ、前者だろう。

 ――話は戻して帰還後、しばらくして俺が単独で出撃、福音との交戦。

 IS用強化外骨格【クサナギ】のお陰で一次形態の福音を圧倒、第二形態へと移行した福音に対しても圧倒していたのだが俺の操作技術の低さの為被弾、クサナギから放り出させれた俺は形勢逆転され、絶体絶命のピンチに陥るがそれを助けてくれたのは一夏と篠ノ之を除いた専用機持ち――美冬、未来も受理した為六人が増援に来たため何とかピンチを脱したのだが福音はまた新たな変異を遂げる――。

【第三形態移行(サード・シフト)】を行った福音の火線は苛烈で、何より驚いたのは放たれた光弾の軌道が変わったのが全員を戦慄させた。


 三日目の朝にセシリアにこっそり聞いたのだが【偏向射撃(フレキシブル)】と呼ばれるBT兵器の高稼働時に可能な偏光制御射撃らしい。

 だが、そこまで精度が高くなく、多角的軌道を描く事が無かったのは幸いだったとセシリアが言っていた。

 ……あの弾幕でセシリアのビット並のオールレンジ攻撃をされていたら、確実に全滅していただろうし。

 そんな中、此方の火線を集中させ、足止めした隙に俺、美冬、鈴音による近接戦闘によって大幅なダメージを受けた福音。


 その後に放たれた光弾による苛烈極まる弾幕でセシリアのパッケージが大破、シャルのパッケージも中破、ラウラも大きくダメージを受け左目の【越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)】の機能を解放して戦う始末。

 一方の鈴音も少しダメージを受けていたが他の三人程ダメージを受けていなかったのは火線が遠方の四人に向いていたからかもしれない。

 未来に関しては、脚部から展開した粒子反射板の機能を最大限に使い、相殺させていったが他の子の援護防御まで出来る状態ではなかった様だ。

 そして苛烈極まる弾幕がピタリと止まると、一番近くに居た美冬に狙いを定めた福音は肉薄、翼で包み込もうとした。

 その光景を見た俺は咄嗟にこれまで何百回と失敗してきた【瞬時加速】をこの土壇場で発動――成功すると同時に二機の間に割って入り、美冬を庇うように俺が福音の四枚の翼に包まれるように抱かれた。


 その後は皆から聞いたのだが辺りが眩い閃光に包まれた一瞬、四枚の翼が四散し淡い緑を放つ球体から俺が現れて【第二形態移行】した村雲・二式【森羅】を纏っていたとか。

 皆には一瞬の出来事だったのだろうが、俺には長く感じた一時だった。

 翼に包まれ、閃光が視界を覆ったと思えばいつの間にか見知らぬ場所に立っていた。

 その場所で謎の女の子の声に導かれる様に俺は霧の中を進んでいく。

 暫くするとその謎の女の子が姿を現した。

 彼女の名前は【ムラクモ】。

 本名は機体名に由来しているため、フルネーム呼びすると怒る。

 そんな感じでコアとの対話を果たした俺はムラクモに【何故貴方がこれまで皆の様に空を飛べなかったか】の理由を聞かされる。

 無意識化で俺がISを嫌っていたのをコア・ネットワーク経由で全コアに知り渡ってムラクモ自身も力を貸す気になれなかったとか。

 だが、その考えも俺がこれまでやってきた事を見ていたのか心変わりし、ラウラがセシリア達をいたぶっていた時の事をきっかけに力を貸してくれる様になった。

 そんな説明を聞き、その後【福音を倒せる力】を授けようとするムラクモだったが俺はそれを断った。

 あの時には既に倒すのではなく福音も助けたいと思ったからだ――そう思わせたのは、ムラクモと対話を果たしたからだろう。

 その力を断ると今度は【皆を救う力】を俺に授けた。

 そちらを素直に受け取り、その場を後にした俺の意識が戻ると共に第二形態移行が完了していた。


 そして、場の体勢を整えた俺達の前に一夏と篠ノ之が合流――だが、第二形態移行した一夏の左腕から放たれた荷電粒子砲が俺達の居た空域を通過したため、非難が集中。

 当たり前だがこれまで射撃をしたことない奴が、マーカー無しで射撃だからな。

 気付くのが遅れたらまさしくフレンドリー・ファイア。

 誰だって怒る。

 合流した一夏たちが加わると、二人は既に満身創痍の福音に対して攻撃を行うのだが――福音の悲痛な機械音声を聞き、機能停止寸前にまで追い詰められた福音を庇うと、今度は二人から非難を受ける。

 確かにあの場の事情を知らない二人から非難を受けるのは当たり前だ。

 だがそれでも、その時の俺は対話で福音を止めようと決めていたのだから倒して事件の解決という選択肢を俺は選べなかった。

 ラウラがAICで二人を拘束――越界の瞳の機能でAICの効果も増幅され、普段なら一人しか動きを止められないのだが二人の足止めをしてくれたラウラに感謝し、福音との対話を果たす。

 ムラクモに導かれ、福音との対面を果たした俺はこれまでの経緯を謝ると、素直に許してくれた。

 事情を聞くと、自分の意思に関係無く暴走したとのこと。

 その後は頭を撫でると眠くなったのか福音は眠りにつき、意識が現実に戻るとISが解除された操縦者を抱え、全員で旅館に帰還した。

 
 

 
後書き
2ちゃんねるのアニメスレは阿鼻叫喚だとか

下品なキャバクラだとかなんとか

水曜日は見れないから多分BSで見るかもしれない

私事だけどダンボール戦機ウォーズを購入

久しぶりのダンボール戦機

 
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