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王道を走れば:幻想にて

作者:Duegion
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おまけ:設定資料集、第一号

 
前書き
 久方ぶりの投稿、その2です。ここまでの簡易なあらすじと、登場してきたキャラクターや固有名詞等の説明を入れておきました。作者によるネタバレ気味な説明、気ままな感想が入っておりますので、不快に思われる方はスルーしていただけると、幸いであります。 
 

 

ーーーここまでのあらすじ、簡易なまとめーーーー

 日本国某県在住の高校生、御条慧卓は、偶然に偶然が重なって熊美と邂逅、その拍子に異世界である『セラム』へと召還されてしまう。そこで慧卓は成行きから山賊らの捕虜となり、更には美麗な女騎士アリッサを助けるために山賊らに逆襲を仕掛け、見事山賊を退治させるに至った。・・・ここまでが第一章。
 慧卓は王国の華、コーデリアら一行と共に王都ラザフォードへと向かう。途中で旅人の火葬をしたり、立ち寄った町で祭りを立ち上げたりしながら、無事に王都へと到着してささやかな歓迎を受ける。活躍に免じた栄誉を受けるまでの間、慧卓は宮中や王都内縁部で日々を過ごしていたが、その最中教会の宝物庫と聖鐘を狙った同時襲撃事件が発生。慧卓は仲間と共に襲撃犯と対峙して彼らの襲撃を食い止める。犯人グループの一方を逃がすももう一方を追い詰め、結果的にそれを斃す事に成功した。栄誉を新たに重ねた慧卓は、万人に見守られながら騎士へと叙任される。・・・ここまでが第二章・第三章。
 騎士となった慧卓は北嶺調停団補佐役という大任を任され、エルフ自治領への派遣が決まる。旅立ちの日にコーデリアに想いを告げ、熊美らより馬をもらいながら北へと向かった。・・・ここまでが第四章、途中まで。


ーーー作中の主要人物ーーー

御条慧卓(みじょうけいたく)、17歳、主人公:勤木市立勤木高等学校在学。歴史好きで、中学校時代は登山部に入部していたため体力は人並み以上。勤木市で一人暮らしをしている所、熊美との邂逅を経て『セラム』を訪れ、以後持ち前の肝の据わりっぷりで活躍、短期間で騎士にまで上り詰め、現在は北嶺調停官補佐役としてエルフ領内に派遣されており、アリッサを支えようと努力している。
 性格からして図太く、緊張感に欠ける所がある。年頃もあってか不満が溜まりがちではあるが、余り表には出さない様子。『セラム』内での殺人行為には必要性を感じつつも余り良い目をしておらず、平和的解決を望む傾向にあり。自分で動くのも好きではあるが、無意識に他人を巻き込む才能を持っており、他者から色んな意味で感情を持たれ易い。鋭意武芸を鍛錬中ではあるが、才能は余り無いらしい。
 
 作者のコメント:作っていくうちにどんどんと動かしやすいキャラクターになっていきました。一番派手に動かしやすいキャラクターです。時折その突飛性から展開が読み難くなる事もありますが、なんだかんだで彼とは仲良く出来そうです。つまり行動に矛盾が生じるような事はこれから無い・・・筈です。髪型や容姿には特にこだわりがなく、黒髪短髪・平均的に見ても中の上以上の容姿程度にしか思っていません。そこは皆様の御想像の通りにお任せします。 



矢頭熊美(やがしらくまみ)、52歳:勤木市のオカマバーの店員。非常に屈強であり、渾名や異名に熊と縁がある。過去、『セラム』の内乱時に召還された事があり、その際に類稀な活躍を見せ、『豪刃の羆』とまで謳われた。現在は再結成された黒衛騎士団の団長をしている。
 仲間思いであり、場のノリに迎合しやすい部分がある。剣の腕前も際立ったものがあるが、本来の得物は戦斧である。部下を政争に巻き込まぬよう、政治中枢部には手を出さないようにしており、コーデリア王女やその周辺とも疎遠になりつつある。

 同:どう動かすかで悩む所が多いキャラクター。なるべく設定を生かしたい所ではありますが、社会的な地位を得たがために容易に動かし難くなっています。もう少し後になれば派手に動けるかもしれません。熊美が大々的に動ける時が来るのは、何らかの動乱が発生した時になるでしょう。



コーデリア=マイン、16歳、第一ヒロイン:マイン王国第三王女。第一、第二王女が去った王国に残る最後の王女。勉強家であり、王女としての地位を重く受け止めて行動しようとしている。慧卓とは相思相愛の仲であり、また彼と公共の場で恋愛行為に及んだ事もある。現在は王宮内での政治的活動が増えており、その影響力を増しつつある。
 王女として己を律する傍ら、為政者に対しては例外として、他人には余り厳しさを求めない優しさのある少女である。一度打ち解ければ直ぐに仲良くなる一方で、男の友人(慧卓)には初々しい反応を見せる。政治的にも性格的にも屈強であった第一王女に対して、強い憧れと嫉妬を抱いている。

 同:慧卓の魔の手にかかるまでもう少しかも・・・?春先に花びらが散るかもしれない危険に曝されていますが、本人にとっては喜ばしい未来予想かもしれません。モデルとなった人物は特に居らず、一方で数々のサブカルチャー作品に登場したうら若き王族女子の範疇に漏れないキャラです。でも少し平凡さを持っているのが、彼女の魅力かも。



アリッサ=クウィス、22歳、第二ヒロイン:マイン王国近衛騎士。内戦中に活躍したクウィス男爵の娘で、父譲りの剣の才能と実力がある。幼き日々よりコーデリアの共をしており、彼女が心を開く数少ない友人の一人。王女の事を溺愛している。現在は慧卓と共にエルフ自治領へ北嶺調停官として派遣されており、王国の利益を確保しようとしている。
 自他に厳しく、状況に現実的な面がある。仲間内には優しく、敵に対しても一定の慈悲を見せる。近頃慧卓に対して妙な胸煩いを抱いており、それが何なのか理解出来ていない様子。過去の苦い思い出からエルフを恨み、蔑んでいた事もあり、最近の慧卓の心配の種となっている。

 同:キャラ崩壊させたいけどさせたくない。表裏のギャップが一番凄まじそうな印象です。作中における剣の才能についてはアリッサ≫熊美ですが、腕前については逆転します。一応人間の中で考えて最強の武を持ったキャラクターが熊美ですが、そこに異民族や魔術師を加えると話は違ってくるでしょう。



キーラ=ブランチャード、17歳、第三ヒロイン:ブランチャード男爵の一人娘。王宮内での男爵の失態や醜態を受けてか、貴族の令嬢としてはかなり冷遇されていたが、反動で勉励をしたため知識が豊富。北嶺調停団に同行し、情報分野において活躍しようとしている。
 家族や友達を思い、それらを優先しようとする傾向にあり。慧卓に対して恋慕にも近き感情を抱いているが、それが政治的な欲求から来るものとも否定できず、今一自分を見出せないでいる。意外にも死体に対する抵抗感は無く、アリッサ等の驚きを買った。

 同:作者の中ではヤンデレというよりも、親思いの一途な少女に留まります。家庭環境の良い才媛の代表例です。何とかして役に立たせて挙げたいと、今の所一番気にかけているキャラクターです。勝手な感想ですが、普段の笑顔が一番可憐なのはこの子でしょう。



ユミル、39歳:元々魔術学院に拾われた身であったが、ある件を境に追われる身となり、狩人として生計を立てていた。王都での出来事で過去の因縁と一つのケリをつけたと考えており、現在は調停団に参加。警備のような役割を担っている。
 剣も得意であるが、それ以上に弓が得意。機敏な動作と、夜にも目が利くのは狩人として生活していた恩恵によるもの。日々パウリナの存在が気になっている様子であり、自分の感情に困惑を覚えつつある。

 同:絶賛活躍中。慧卓に次いで動かしやすいフットワークの軽いキャラクターです。適度に武技もあるから尚更動かしやすいです。一応外観としては、某垂れ眉垂れ目のハリウッド俳優がモデルです。



パウリナ、20歳:王都周辺を塒としていた女盗賊。王都に向かおうとしていた途中ユミルに遭遇、以後なんだかんだで付き合っていき、彼を主人として仰いでいる。現在は調停団に参加しているが、特に活動しようとは思っておらず、観光を楽しみとしている。
 身体能力が高く、一方で盗賊としては杜撰な腕前である。流血にかなりの抵抗を持っており、殺人現場などに居合わせるだけで気分を悪くする。主人であるユミルには、些かならぬ感情を抱きつつあり、行動を活発化させている。

 同:作中における身体能力の高さは随一のものです。彼女が時折行う派手な動きは、フランス発祥の運動方法であるパルクールに似たようなものです。ノリが良い子は大好きです。



リタ、21歳:王宮に仕える侍女であり、幼き日々からコーデリアを知っているため、彼女から心を許されている。慧卓の誘いを受け、侍従長であるクィニから許しを得て調停団に参加。彼らの身の回りを整えるのが日課となっている。
 慧卓との一件から見て、その手の行為に対しては抵抗感が余り無い。弟がおり、現在は地図の製作を生業として王国中を出歩いているようである。

 同:作品における御色気担当。こう見えてヒロインとして扱う心算はありません。主要人物の中では一番ありふれた生まれであり、ありふれた職業に就いているかと思います。あくまでセラム内での話ですが。


ーーー脇役ーーー


ジョゼ=ディ=マレチェク、20台後半:叙任式で新たに騎士となった若者。立身街道を邁進しようと大望を抱き、現在北嶺監察団としてクウィス領内に留まっている。兄が同領内におり、昔からの親交を温めている。

 同:今日もどこかで女性を食べているかも・・・。好色家です。


トニア、20台前半:近衛騎士であり、アリッサを姉上と仰ぐ女性。彼女との浅はかならぬ関係を匂わせながら、コーデリアからも一定の信頼を得ている。大人の魅力というものに憧れを抱く面がある。

 同:彼女以外露骨に百合百合しいキャラクターは居ないのではないか?アリッサに絡ませたいがために作ったキャラです。華々しく凛々しいのは好物です。


ミルカ、15歳:執政長官直営の騎士、コンスル=ナイトの最年少騎士。現執政長官と肉体関係を持っており、彼に対して深く信奉している。慧卓に対しては『むかつく同僚』という印象を抱いており、実力もある程度認めている。

 同:恋愛感情を女性に向けられない、イケメンのゲイです。この時代も古代ギリシャと同じく、権力者が紅顔の美男子を侍らせるのは一種のステータスなのだろうか。


リコ、10台後半:侍女であるリタの弟であり、地図の政策を生業として王国中を歩いている。行動が非常に活発ではあるが、対人関係の構築は苦手であり、好いた者にしか懐かない。

 同:これからが愉しみ。

 
ミシェル、パック、共に20台前半:王国に仕える騎士。ミシェルは髪を刈り込んでいて姉に恐怖を抱いており、パックは顔に雀斑があって大の甘党である。慧卓に出来た最初の友人達であり、コーデリア王女愛好会の面子。慧卓を応援しつつ恨んでいる様子。

 同:ビッ○スとウ○ッジのような二人組は必ず登場させたかった。でも作中の何処かで重要な展開をさせたい。個人的には結構好きです。


ハボック=バッカス=ドルイド、30台後半:叙任式で勲位を受けた騎士。王国第三歩兵団大隊長であり、兵からの信頼がある。愛妻家であり、二人の子持ちの父である。

 同:人生の成功者、その代表例です。武の才や腕前よりも指揮能力と人望に優れた騎士です。無論無いわけではありませんが。


レイモンド=フォン=モートン、60台後半:帝国から派遣された役人であり、現在は王国の執政長官。非常に冷徹な性格であり、王国にではなく帝国に忠心を尽くしている。政治的な妥協も出来る人物だが、裏では何らかの壮大な策謀を練っている。

 同:彼を描く時、ちらほらと頭の中で何故か、ドライアイスの剣とも言われる義眼の男が顕れておりました。その心算はまったく無いのに。


ニムル=サリヴァン、70台前半:当代のマイン王国国王。前国王の後を継いでその座を得たが、以降積極的な活動をしておらず、国民からの信頼は薄い。レイモンドの動向を気付きつつも、敢えて無視している様子である。

 同:上記と同様、意外にも油断のならない某銀河帝国の死にかけの薔薇好きの皇帝が・・・。そんな(略)。


ブルーム郷、50台後半:帝国から派遣された役人であり、現在は王国の軍務に携わる重役。現在、憲兵に対する措置を打とうと策を練っている。

 同:行政手腕のある役人、その代表例です。


マティウス=コープス、60台前半:王国高等魔術学院の学院長。死霊術に卓越した魔術師であり、人の生き死にを軽視する傾向にある。人体に関わる禁忌を多く破っており、王国の中では屈指の危険人物。

 同:作中中盤部から最終局部に至るまで絶対に活躍させようと心を決めているキャラクターです。というよりも、彼が居なければ作者のシナリオが成立しません。明確なモデルはいません。


チェスター=ザ=ソード、19歳:王国改革の理想に燃える若人。教会に入信していたが、その現実に衝撃を受けて退会し、今に至る。非常に強力な力を秘めているという『狂王の義眼』を追い求め、エルフ領内に潜伏している。

 同:熱血キャラ。自分の直情や思いが先行で、特に深く考えたりはしてないでしょう。


アダン、30台前半:盗賊としてかなりの腕前を持っており、その道では名の知れたドワーフ。身体全体に刺青をしており、それに似てか豪胆である。信心が薄く、拝金主義な面がある。

 同:ドワーフを考えるのは難しかったです。LOTRのように小人にもすればよかったのですが、矢張り人間タイプの方が色々とやりやすい気がしました。私の想像力の欠乏が現れています。


ビーラ、30台後半:マティウスに拾われた半人半魔獣(人とトカゲ)。ある件を境に帝国へと逃れ、酒と薬に溺れていた。チェスターの誘いを受けて王国に戻り、偶然因縁の友ユミルと邂逅を果たし、己の思いを全て吐露してから彼の刃を受け、死去した。マティウスにより魔法の一種である、意識魔法を少しは使えるようになっていた。

 同:魔獣についてはそろそろ出したいなーと思う次第です。何せ街道沿いの獣は王国の兵士が狩りまくってますから、一向に邂逅の余地が無かったので。奥地や蛮地に行けばより逢い易いでしょう。


貴族の令嬢達、10台後半から20台前半:全員が一定階級以上の貴族の娘であり、親達から政治的な結婚を望まれている。現在彼女達の間で有望なのが新人騎士達や高位の騎士、役人である。慧卓に対しても多くの人気があり、特にユラ、シンシア、オレリアの三者が彼を狙っているようである。

 同:綺麗、可愛い、美しい。それぞれ違った美貌を持っていますが、作者としては綺麗が一番好みです。


 他のキャラクターについても執筆したい限りではありますが、現状物語の進行に大きな影響を与え得るとは認め難いため、こちらでは割愛させていただきます。



ーーー設定と、それに纏わる作者の個人的見解ーーー


現代:設定としては少々近未来的な日本。勤木市は本州内陸部、電車数本で新幹線にアクセス出来る場所で、歓楽街としての性格が強い。脳波に関連した技術が革新している模様。
 ぶっちゃけて言うと非常に扱いが困る存在です。セラムとの描写と平行して此方も書いているため、しかも両方の世界に慧卓と熊美が存在しているため、どう定義づけたら言いか今でも悩んでいます。作者個人の見解からいえば、両方の世界は現実足りえるものではありますが、慧卓にとっての本当の現実は矢張り此方の方ではないかと思う次第です。親と学校、恋人の存在は大きいのではないでしょうか。
 今後もこの世界の執筆を続けたらいいか少し疑問に思う次第です。

セラム:在り来りなファンタジー的異世界。

紅牙大陸:慧卓らが居る大陸。大陸は台形のような形をしており、形状のモデルは特にありません。台形に近かったらどこでもいいです。大陸の西部を帝国が、東部を王国が支配、北部と南部をそれぞれ別の少数民族が支配している。大陸内には魔獣がおり頻繁に人類を襲っている時期があったが、現在では王国兵士等の駆除活動により、街の近郊や街道沿いには出現しにくくなっている。一部には魔獣を捕獲し、更には人間と交配させるものも居ると言うが、真相は不明。
 特に拘りを抱いてはいません。北に行くほど寒いのは地球と同じです。

マイン王国:帝国との戦争に敗れた後に生まれ変わった王国。王国の意思決定・政策決定は執政長官を中心とした政務会議によって確定され、公布・施行される。政治中枢部は帝国が派遣した者達に支配されており、実質的な統治権は彼らに握られている。王国に残る、旧王国の正統な血筋はコーデリア王女のみであり、第一王女は政略的に帝国に嫁いでいる。
 正直、首の皮一枚で生き長らえている国としか見えません。なんだかんだでレイモンド達がこの国の生命維持装置ではないかと思う次第です。国旗は樫の花で、花言葉は『勇気・力・長寿』のようです。勇気はこの作品のテーマのようなものなので、此方にさせていただきました。

エルフ自治領:古来から北方に住む少数民族。内乱時に王国の旧改革派に与していたが、帝国の参戦を受けて手を引き、領土の自治権限を受けて今に至る。王国の脆弱化を受けて民族内で民族主義の膨張による対立が起き、流血沙汰にも発展する始末となる。北嶺調停団の派遣を受ける切欠となり、今後の先行きは不透明のままである。対立する両派の棟梁は穏便な解決を模索している模様。
 第四章はこれを中心に描く事になるので、詳しくは本編を御覧下さい。

神聖マイン帝国:大陸西部にある国で、内乱中の王国に痛烈な横槍を加え、屈服させて支配権を握る。時間を掛けて王国の首を絞めており、一部の者から恨まれる対象にもなっている。帝国の第一王子に王国の第一王女が嫁いでいる。現在は息を潜めているが、何をしてくるかは依然として不明。
 いつか描きたいけど、その頃には本編が第70部とかになってそうで怖い。描く際には作品を継続しつつも、新規小説として投稿した方が読み易いかもしれないと思う次第です。

神言教:大陸全土に渡って信仰されている一神教。教義事態に問題は無くとも、信者達に非常に問題が有り、両国で多大なる影響を与えており、為政者達や民草達に不安の種を落としている。
 所謂、『練りこみ過ぎた設定』の産物。どう扱ってよいやらで非常に困るのが本音です。一神教があるなら多神教もあるよね、と思うのが最近の感想でもあります。

人間、エルフ、ドワーフ:大陸に存在する人種は、基本、この三種のみです。人間はそのまんまで、エルフは見た目そのままで性格悪いのが多く、ドワーフは見た目人間だけど非常に逞しいという感じです。その程度の認識で大丈夫です。

魔獣:某日本製大作RPGと同様の存在と思っていただければ、御理解に苦しむ事は無いでしょう。これから登場予定です。

王立高等魔術学院:北嶺に本拠を構える、王国の頭脳集団が住む砦の公式名称。学院長はマティウス。主に魔道の研究・発展、及び王国内の生態系・地形の調査を主題としている。学院の地下にはマティウスの実験室があり、秘密裏に、死霊術を媒介にした人体実験が行われている。帝国との間で研究協定が結ばれている模様。
 立地条件等を参考にしたのは某海外RPGゲームの魔術大学。但し其方と違って、この学院には生徒・学生という存在は無く、代わって研究者という名の魔術師が多数居るという設定です。

魔術:『セラム』内において通用する魔法の使用、或いはその手の現象の発生を行う行為の総称であり、特に前者に関わる知識と使用方法についてを魔道と呼ぶ。特異的な素質のあるものだけが魔道を操る事ができるが、その訓練等については魔術学院によって統制されており、一般人には縁の無いものである。何らかの媒介を通じて魔術を行使する事が一般的であり、例えばそれは杖の類や人によっては本だったりするものであり、訓練を積めば媒介は不要となる。
 現在魔法の使用が確認されているのは、術式をビーラ、杖を媒介としたチェスター、針と糸を媒介としたマティウスのみです。

魔道:『魔法には様々な種類があり、それぞれに特有の性質や使用方法がある。種類だけを述べるのであれば魔法は数えられるだけで五つに分別できる。破壊魔法、回復魔法、意識魔法、補助魔法、召還魔法』・・・『初めての魔法、その心得』より。
 追々やっていく心算です。現在確認されているのは、チェスターによる破壊魔法(火球)、ビーラによる意識魔法(洗脳)、わかり難いですがマティウスによる召還魔法(死体の縫合)。

黒衛騎士団:内乱期に活躍したのが最初であり、熊美の帰還後に解散されたが、再び熊美が召還されたとあって再結成された。内乱中は特に最前線で活躍し、消耗率と人員交代の頻度が非常に激しかった騎士団であり、戦争終盤になってから熊美が騎士団の団長となっている。現在騎士団は引き続いて熊美が率いており、鋭意訓練中である。
 まだ彼らに関わるプロットを製作中でありまして、なんともいえません。名前の元ネタは、PCゲームのAOE2のエルシッドキャンペーンに登場した、黒衛兵団です。

北嶺調停官、補佐役:分かりやすくいうと、エルフ内の対立を監視しつつ、その影響が王国に及ばないよう手配する役人。民族内の対立という特殊情勢を前提があってこそ存在の意味があるので、基本的に緊急職として認知される。
 直接的に情勢には手は出さないのが慣例、というか設定です。つまり裏工作自体は暗黙の内に認可されているという解釈がされています。アリッサと慧卓はその事実に気付いており、今後のエルフ自治領での活動はこの解釈が根拠となっております。

狂王の義眼:RPG的にいうと、セットアイテムの一つ。一つ一つでも非常に強力ですが、それ以上に副作用がヤバイ代物。全部揃って初めて副作用が消えるという寸法です。

最近の歴史:平和な王国→政治対立→内乱が発生し、激化(熊美初召還)→エルフとドワーフが手を出す→王国疲弊、帝国介入→エルフとドワーフ、手を引く→王国敗北、植民国化→帝国、王国から徐々に権力と権威を剥奪する→王国臣民、忠心が薄くなっていく
 そして内乱から三十年後、慧卓召還。物語が始まる。こんな感じです。

 
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