| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ウルトラマチュア

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第23話:第5惑星の白痴夢

 
前書き
宇宙パトロールに出掛けたアンヌとアキは謎の惑星に引き寄せられ、大男達の集団と謎のロボット軍隊に追いかけられ、捕まる。
大男達からは食べられそうになり、ロボット裁判官には強姦されそうになる。 

 
アンヌとアキが宇宙パトロールに出掛けた。
今回は地球から遠く離れた宙域まで行くので、打ち上げ直後に冷凍睡眠を行った。
すると、自動操縦のロケットが進路を変え、太陽系外の惑星に着陸した。

「ここはどこ?」

どうやら地球と同じ空気成分で、アンヌ達はロケットから降りて付近を調査した。
すると、何処からともなく大きな背の、原始人のような格好をした男達が数人、アンヌ達の背後に現れた!

「女!女!女!」
「きゃあああ!」

アンヌとアキは必死で逃げたが、ロケットの方向にも他の大男がいて、近くの岩場に隠れようとしたが、逃げる最中にアキが足をくじいてしまった。

「痛ったあーい!」
「ここも危ないわ!アキちゃん、走れる?」
「無理みたいです。」
「わかったわ!アキちゃんはここにいて!」

そう言い残すと、アンヌは単身、大男達をおびき寄せるように走り出した!

「アンヌせんぱあーい!」

アキから出来るだけ遠く離れた所でアンヌは大男達に捕まった!

「ギャアアアア!」

鳩尾に強烈なパンチを食らい、アンヌは意識を失った。
大男の一人がアンヌを肩に担ぐと、足早に何処かへと立ち去った。

「アンヌ先輩を助けなきゃ!」

アキは足を引きずりながら、アンヌが連れ去られた方へと歩き出した。

アンヌは意識を失ったまま、大勢の男達に囲まれながら、固いベッドのような台に寝かされていた。

「旨そうな女だ!」
「焼いて喰うか?」

その間にアンヌはゆっくりと意識を取り戻していた。

(う・・・、私、食べられるの?)

徐々に意識を取り戻す中、大男達のよだれを垂らす音に恐怖を感じていた。

その時!

『ドガーーン!』

建物が何者かによって砲撃を受けた!

「奴等だ!逃げろ!」

大男達は一斉にどよめきだし、アンヌを置き去りにしながら一目散に逃げ出した!

「アンヌせんぱあーーーい!」

入れ替わるようにアキが部屋に入り、アンヌを起こした。

「あ、アキちゃん・・・、助かったわ、ありがとう!私、大男達に食べられそうになってたわ!」

アンヌ達も建物から逃げ出した。
その時、逃げ惑う大男達が何者かによって銃で撃たれ、バタバタと倒れて行った。

「ヒドイ!逃げる人を撃ち殺すなんて!」

驚愕するアンヌとアキの目の前に、大男達を虐殺する男達の一部のが現れた!

「オマエタチハタイホスル。」

彼らは全員ロボットだった。

アンヌ達は後ろ手に手錠をはめられ、ジープの後部に押し込められた。

「せんぱあい、私達どうなるんですか?」

アキが今にも泣き出しそうな声で話した。

「大丈夫よ!私達は何も悪いことしてないわ。」

アキを宥めるアンヌだったが、当のアンヌも不安だった。
人食いの大男達と謎のロボット軍隊?
これからの自分達がどうなるのか、アンヌもアキと同じく不安で仕方なかった。

やがて、アンヌ達は巨大なビルに到着し、手錠をはめられたまま、中の一室に通された。
その部屋は裁判所の法廷のような部屋で、アンヌ達は被告人席の前で立たされた。
すると、中央の裁判官席にロボット裁判官が現れた!

「オ前達ハ我ガ星ヲ侵略シニ来タノカ?」
「違うわ!私達は地球から来て、パトロール中なだけです。」
「嘘ツケ!」

ロボット裁判官はアンヌの訴えにも耳を貸さなかった。

「オ前達ノウチノ一人ガ人質ニナレ!」

するとアンヌが、

「私が人質になります。彼女は地球に返して下さい。」

そう言って、アンヌは他のロボットに連れられてしまった。

「アキちゃんは地球に戻るのよーっ!」
「アンヌせんぱあーい!」

アンヌは裁判所の中の別の部屋に、アキは裁判所の外にそれぞれ行かされた。

「どうしよう・・・。」

そこに、大男の集団が現れた!

「女だ!」
「あなた達お願い!私の仲間を助けて!」

アキは大男達にアンヌを助けるようにお願いした。

「良かろうもただし、条件がある。」

アキは固唾を呑み込み、大男達の条件を呑んだ。

その頃、再び気絶させられたアンヌは、手術台に大の字で拘束されていた。

「アンヌ、AVデ見タトオリノ熟女ダ!」

ロボット裁判官は宇宙達によって作られたアンヌ凌辱ビデオのマニアだった!
アンヌ達のロケットをこの星に誘導したのも、アンヌを捕まえて犯すためだった!
ロボット裁判官はアンヌの隊員服を破き、ベージュのオバサンブラジャーとパンツ姿にすると、自分の体の股間から長い金属製の棒を出した。
ロボット裁判官がアンヌの秘穴に金属製の棒を差し込もうとしたその時!

『ドガーーン!』

建物を爆破して、大男達が一斉に侵入し、ロボット軍隊達を倒した!

「シハイサレルゴリラドモガ、ロボットヲオソウナド、ユルサレナイ!」
「今までの恨み!覚悟!」

大男達は建物内の全てのロボットを倒した。


「こ、これは・・・?」

大の字で拘束されたまま目覚めたアンヌは、大男の一人に手枷や足枷を外された。

「お前の仲間は、お前を助ける代わりに自分を喰ってくれと頼んだ。お前も、後で喰う!」

その言葉に怒りを覚えたアンヌは、傍らに落ちていたウルトラゴーグルを取り、ウルトラマチュアに変身した!

「アキちゃんを殺させない!」

マチュアは全速力でアキを探した。
アキは大男達に捕らえられ、純白の下着姿に脱がされ、グツグツと湯を沸騰させた大鍋の上で体を縛られたまま吊り下げられていた。

「イヤーっ!熱い!助けてーっ!」

アキを縛っていたロープを切られ、まさにアキが大鍋に落とされようとした瞬間!
間一髪の所でウルトラマチュアがアキを抱えて、ロケットの所に戻った。アキの見えない所で変身を解除し、二人で下着姿のまま、ロケットを発射させた。

「せんぱあい!」
「アキちゃん!」

無事を確認した人で下着姿のまま抱き合い、いつしか作動した冷凍睡眠ガスにより抱き合ったまま寝かされていた。 
 

 
後書き
正体不明のゴリラ男が人々を襲う!
調査に出掛けたアンヌとツヨシはゴリラ男や謎の博士達に襲われてしまう!
アンヌを襲ったあの珠玉の名作が今ここに甦る!
ウルトラマチュア第24話:恐怖!ゴリラ男!今度もすごいぞ! 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧