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ウルトラマチュア

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第19話:サイボーグ大作戦

 
前書き
地球防衛軍の新人看護婦である冬華がボーズ星人によりサイボーグにされた!
そして冬華はアンヌに迫る! 

 
地球防衛軍の新人看護婦である冬華が一人で休日を満喫していた。

「何も起きないって、良いよね!」

日差しの暖かい午後の公園、何故か周りには誰もいなかった。
すると、公園の中心にある池から何やら大量の泡がブクブクと湧き出した!

「な、何!?」

すると、池の中から円盤が表れ、同時に冬華を円盤内に吸い込んだ!

「きゃーーっ!」

一瞬のうちに冬華は円盤内に吸い込まれ、円盤は再び池の中に消えた!

円盤内では、一糸纏わぬ冬華が眼を虚ろにし、口も半開きで手術台の上に寝かされていた。
そばには30歳くらいの手術着の女が一人、冬華に改造手術を施していた。

「サイボーグ冬華!あなたは我々ボーズ星人の同士となり、地球防衛軍を倒すのよ!その前に、某宇宙人から頼まれた、アンヌ隊員の調査をしなさい!」

強気な女に対して、

「はい…。」

虚ろなままの冬華が返事しながら、再び服を着て、円盤の外に出た。

翌日、冬華は何食わぬ顔して基地に来た。

「おはようございまーす!」
「おはよう!」
「おはよう!」

アンヌとアキが入っていた女子更衣室に冬華が入って来た。

「ねえねえ、冬華さあ、昨日の休み、何か良いことあった?」

同期のアキが冬華に語りかけた。

「ううん、何も。」

冬華の答えは普通だったが、何故か冬華の視線は脱衣中のアンヌに注がれていた。

「冬華?冬華っ!」

アキが冬華に声をかけても、冬華の視線は変わらなかった。

「冬華っ?何でアンヌ先輩の下着姿をまじまじと見てるの?」
「えっ?」

アキの言葉にアンヌは反射的に隊員服の上着で自分の胸を隠した。
すると、冬華は…、

「きゃっ!」
「な、何する気?」

冬華は無表情でアンヌの両乳房の谷間に右手を入れ、続いて、アンヌの両乳首を弄った!

「ふ、冬華ちゃん、止めて!」
「ちょっと冬華!」

アンヌもアキも呆気に取られた時、冬華はアンヌの乳首をいじるのを止め、中から何かを取り出した!

「虫が入ってたので、探して取りました!」

冬華の右手の中には小さな黒い虫が握りつぶされていた。

「あ、ありがとう!気がつかなかったわ!」

アンヌは冬華に礼を述べたが、気のせいか、アンヌには虫から小さな火花が出ているように見えた。

(なんだか変ね?)

アンヌはおばさん下着姿のままで疑問を持った。
冬華が淡々と着替え終わり、先に女子更衣室を出た。


「冬華って、確か虫が大嫌いなはず?あんな蚊みたいなのでもキャーキャー喚くのに…?」

アキも着替えながら疑問に思っていた。

しかし、その時、サイボーグにされた冬華によって、アンヌにある仕掛けが施されていたことに誰も気がつかなかった。

それからすぐ、基地内から異常な電波が放出されている事態が発生した!

「怪電波を突き止めろ!」

隊長の三太夫が命じた時、アンヌが高熱にうなされ、その場にヨロヨロと倒れ、ほかの隊員に付き添われ、冬華の待つ医務室に運ばれた。

「フフフ…、やってきたわね!」

冬華は意識朦朧としているアンヌの隊員服を脱がし出した。

「ふ…、冬華ちゃん?」
「熱を冷ますために脱がしまーす。」

冬華は手際良く脱がすと、アンヌをおばさん下着姿にした。

「味気ないわ!」

すると、冬華も脱ぎだし、自分が付けていた黒いレースの下着を全裸にしたアンヌに着せた!

「な、何する気?」

冬華の異常さに怯えるアンヌだったが、高熱にうなされている身体では抵抗も何一つ出来なかった。

「ボーズ星人の敵、ウルトラマチュア!地球人からサイボーグとなった私が成敗してあげる!」

冬華は目を見開きながらアンヌの全身を舐め回すように見た。
否、
冬華の眼はカメラのようになっているのにアンヌは気付いた!

「冬華ちゃん!あなた…?」
「ウルトラマチュア!先ずは人間の有里アンヌの裸を撮影してからお前を殺す!」
「や…、嫌っ!」

アンヌは逃げだそうにも高熱で抵抗できない!

冬華の穿いていた小さな黒いレースのパンティーがアンヌの熟れた肉をぎゅっとつまむようだった。
「今、お前の裸体は私の眼を通して、ボーズ星人の宇宙船に送っている!」

その時!

「医務室から電波が出ている!」
「アンヌ先輩と冬華は無事かしら?」

そこに、ツヨシとアキが入って来た!

「ふ、冬華っ?」
「わ、裸!」
「こ、コラッ!」

アンヌと冬華の裸体を見て興奮したツヨシね目を塞ぎながら、アキが叫んだ!
すると、冬華は全裸のままツヨシ達を片手でつまみながら医務室から放り出した!

「邪魔者は出しましたわ!アンヌお姉さまっ!」

冬華がアンヌの方を見たが、その隙にアンヌはウルトラマチュアに変身し、冬華の腹部を殴った!

「ウッ!」

いかにサイボーグと言えども、ウルトラマチュアのパワーが勝る!
冬華はそのまま倒れ、気を失った!

その時!


「おのれ!」

基地上空にボーズ星人の宇宙船が現れ、強行着陸した!

中から冬華をサイボーグ手術した女が現れ、即座に全身西洋の鎧甲冑の巨大宇宙人に変身した!

「ヘアーッ!」

マチュアがボーズ星人を殴ったが、流石にボーズ星人の鎧甲冑は頑丈だった!

「フハハハハ!利かんわ!」

しかし、マチュアがエナメル光線をボーズ星人の首もとに当てると!

「ギャーッ!甲冑の間に!」

ボーズ星人は小型化して宇宙船に逃げ込もうとしたが、

「待ちなさい!」

同じく小型化したマチュアがボーズ星人を捕まえた!

「冬華ちゃんを元に戻しなさい!」

ボーズ星人は冬華を元に戻す手術を施し、命からがら宇宙に逃げ帰った!


「おのれウルトラマチュアめ!せっかくアンヌの盗撮や全裸を拝めたと言うのに!」
「何かよい手はないのか!」
「…。」

宇宙人のアジトではまたリーダー格の星人が怒鳴っていた。

「もう良い!こうなれば私がイク!じゃなかった、行く!」

ついにリーダー格の宇宙人が出撃した!

そう、奴はウルトラセブンを処刑しようとしたあの宇宙人だーっ! 
 

 
後書き
ついにあのリーダー格の宇宙人がウルトラマチュアに迫る!
再びマチュアを処刑するのか?
否、奴は別に目的があるのだ!

次回ウルトラマチュア第20話:マチュア暗殺?計画、お楽しみに! 
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