つぶやき

黒猫大ちゃん
 
如意宝珠について。
 『蒼き夢の果てに』『ヴァレンタインから一週間』双方に登場する如意宝珠の設定について。

 如意宝珠とは、龍がその手に持つ珠の事です。
 この物語内の能力としては、主人公が良く知って居る物に姿を変えて使用出来る便利なアイテムとして設定されて居ます。
 所謂、某紅い弓兵の『無限の剣製』と似て居なくもない能力です。

 但し、ひとつの如意宝珠で再現出来るのは、ひとつのアイテムのみ。そして、その珠の中に浮かぶ漢字の意味と画数に因って能力が変わって来ると言うアイテムでも有ります。

 つまり、主人公が持つ、『護』の文字を持つ如意宝珠は、誰かを護る為に使用する場合に、最大の能力を発揮する宝貝だと言う事です。

 まして、この『ヴァレンタインから一週間』の世界には『水晶宮』が有るので、龍専用の宝貝を、人間でも所持及び使用出来るようにするアイテムも有りますから……。
 ……って、おいおい。こんなトコロで、『水晶宮』が存在する事を明かしてどうする。

 もっとも、この手の魔法のアイテムが必要な理由は、現代社会で武器を持ってうろついていたら、間違いなくお巡りさんに捕まるから、なのですが。
 現代の街中を動き回る物語なのですが、その中で、魔法使いの杖ぐらいなら、奇異の目を向けられるだけで済むとは思いますが、流石に剣や日本刀などを持って動き回る訳には行きませんから。

 但し。後に|デスサイズ《死神の鎌》装備の女子中学生や、蕨手刀装備の女子中学生が登場する物語でも有るのですが。『ヴァレンタインから一週間』は。