つぶやき

海戦型
 
「面白くないな」って思われたら
そこで小説は、読者にとって一種の終わりを向かえます。
例えその後に色々な展開が待っていても、作者が成長して文章力が上昇しても、最初の数話を読んで「面白くない」と感じてしまえばその読者にとって小説は終わります。当たり前と言えば当たり前の事ですが、そうやって私たちは読む小説と読まない小説を分けているのです。
その事実をおしてまで自分の持つ一作品を他者に認めてもらいたいのなら、もう修正か書き直ししかないですよね。なので私は細かい修正や書き直し、書き足しはちょくちょくやってます。

そういえば「○○○(リメイク)」みたいなタイトルの小説って、実はリメイク前とほとんど変わってない事が結構ありますよね。アレ不思議です。何をどうリメイクしたのか全然分からないし、前と比較して面白くもなってない。全部が全部それという訳ではなくちゃんと改良されている物もありますが、正直毛が生えた程度の変化しかないものが多いと思います。

でもそれを感想には書きません。というか読んだ小説に取り敢えず点をつけることはあっても感想は積極的には書きません。何故かと言うと、書く感想の6,7割が同じ内容になるからです。

つまり、私が他人にダメ出しをすると大体が下記のようになります。

「読ませていただきました。文章は書けてると思います。でもすぐに飽きました。特に面白くもなかったし見どころも見つからなかったのでこれ以上読む気はしません。」

もしくは、こう。

「特に理由はありませんが、展開を見ていて何となく白けたというか、疲れました。これ以上この作品に期待を感じません」

自分の作品にこんなことを書かれたら、恐らく心が折れます。
でも、絶対に自分の作品を読んでる人間の内だれかがこんなことを考えている。
小説の何所が良くてどこが悪い、なんてものは本当はどうでもいい事です。何となくで評価されるこの世界だから、「何となく面白くない」などと言われないような作品を書きたいという一種のハングリー精神を手放したくないと思う今日この頃でした。 
海戦型
 
前に言われたことなんですが
「本心がでる感想っていうのは「悪い点」のほうなのじゃないか」……という話でして。

上記のようなコメントというのは本当はちっとも厳しくないんです。ただ歯に衣を着せなかったと言うだけで、むしろ読者の内心にはこんなコメントが溢れているようなありふれた感想だと私は思っています。
読んでみて、続きが気にならなかったから読むのを止めた。
それを馬鹿正直に言葉にすると上記のコメントになると思います。つまり、「お前の作品はつまらん」、です。端的にして単純明快。ゆえに恐ろしい。

そして、それが悔しいから私は自分に満足できないのです。 
黒猫大ちゃん
 
それは心が折れるな。
 私は感想は付けますね。出来るだけ。
 ……最近はそうも言って居られない程、時間に余裕がなく成って居るのですが。

 出来るだけ悪い点は挙げない。
 確かにもう一、二行。もう一言でも描写を継ぎ足せばマシに成るのに、と思う時は有りますが、それを言い出すときりがない。
 それに最近は『メモ』を立ち上げて、誤字や脱字。言葉の用法のチェックなども入れながらウェブ上の小説を読んでいるいるので、その時々に感想をちょろちょろ書いて居ますから、読み終わった段階で忘れて居る、などと言う事も有りませんし。

 確かに商業作家になろうと言う理想があるのなら別ですが、所詮は趣味で書いている程度の物なら、そんなに厳しい感想も必要ないと思いますしね。

 私はこう思いますから。

 およそ小説と言う物は最高の物でも影に過ぎない。最低の物でも何処かしら見どころがある物だ。
 想像力で補ってやれば。

 まぁ、私の場合は自己満足。他者の評価よりは自分が満足する方が先です。それがなければ延々と自分の時間を削って書き連ねて行く事は出来ません。
 正直、なんでこんなにお気に入りの登録があるんだろう。原作が人気がある二次小説は違うし、怖いな、と思いながら書いて居ますからねぇ。
 本当の私はもっと――

 ヤバそうなのでこれで失礼。明日の更新から逃げている最中でした。