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黒猫大ちゃんさんのつぶやき
つぶやき
黒猫大ちゃん
2014年 12月 13日 01時 10分
最近、忙しい理由。その4
良く考えもせずギルドに加入申請を出した俺。
待つ事半日。その日の夜に俺の申請は受理される事と成った……のだが……。
「ギルド加入申請ありです。云々かんぬん」
割とフランクな感じながらも、律儀にメッセージをくれるギルマス。このゲームで三つ目のギルドだけど、最初のギルドはギルマスすら放置状態の開店休業のギルド。ふたつ目は突然首宣告されたギルド。そのふたつに比べるとマシな雰囲気。
「ここは『リアル最優先・無理厳禁』のギルドです」
フムフム成るほど。つまり、放置にさえしなければ除名される心配はない、と言う事だな。
この部分は重要。何故なら俺は無課金。更に自慢じゃないがリアルラックが低い。ガチャから良いカードを引けた試しがないぐらいに。
普通、レベル170に成って居たのなら、主力となるレジェンドレアの一枚や二枚はデッキに組み込んで居る物なのだが残念ながら、俺のデッキにそんなカードは一枚もない。普通にイベをクリアして貰えるカードだけで組まれた俺のデッキではどうしても能力的に劣る事と成るので……。
「無・微課金者が何処まで上位に挑めるか。それを目標にやって行こうと思っています」
……ん?
ギルマスからの長いメッセージの最後の部分に引っ掛かりを覚える俺。
もう一度読み返す。
「上位に挑めるか――だと?」
ちょっと待て。そんな事は聞いていないぞ?
そもそも、このギルマス、上位のギルドがどんな所なのか理解しているのか?
ポッと出のギルド。それも無・微課金者の集まりが挑めるような甘いモンじゃないのだが……。
つい最近までそのトップギルドに居たのだから、この辺りは間違いない。
そう、俺が首に成ったのはそのトップギルド。故に、デッキの能力が低いと言う理由で首になったと言う訳。
但し、そのトップで戦い続けるには弱すぎると判断されたデッキでも、今のギルマスのデッキと十回模擬戦を行って、七回まで勝つ程度のデッキだったのだが……。
しかし……。
「まぁ、今更、ゴメンナサイ、と言って逃げ出す訳にも行かないし、二人だけのギルドに何が出来る訳もないか」
生来の楽天的性格及び、メンド臭がり。新しい、別のギルドを探すのも面倒なので、深く考えもせず、このギルドに留まる事を決めたのだった。
さて、取り敢えず安住の地を得た俺。次なる目標は目前となったギルド対抗戦。
果たして俺と、そして船出したばかりの弱小ギルドの明日はどっちだ?
2014年 12月 13日 01時 10分