つぶやき

黒猫大ちゃん
 
『蒼き夢の果てに』の魔法の設定について
 一応、蒼き夢の果てに用のゼロ魔に似た世界の魔法の説明を行って置きます。

 先ず大前提。
 このゼロ魔に似た世界はファンタジー世界です。

 つまり、科学の延長線上的な魔法ではない、と言う事です。

 すべての魔法は、精霊力を消費して発動します。決して、大気中に存在しているロストテクノロジーによって作成されたナノマシンを、ルーンと言う呼び方をする音声入力型起動システムで操っている訳では有りません。

 火系統なら火の精霊の能力、と言う事です。

 その魔法の発動のさせ方にも、大きく分けて二種類の方法が有ると設定しています。

 ひとつは、精霊を意志の力でねじ伏せ、無理矢理従わせて、魔法を発動させる方法。
 ゼロ魔原作に於ける系統魔法は、すべてこれに分類されるとして有ります。

 もうひとつは、精霊を友として、友誼関係の元、魔法を発動させる方法。
 精霊魔法と言うのは、こちらに分類されます。……って言うか、大抵の魔法は、こちらに分類されます。

 はっきり言うと、虚無と言う魔法も、無理矢理従わせる方に分類すべきだと思っているのですが。
 まぁ、理由は色々と有りますが、一番大きいのは、ブリミルが系統魔法を伝えた存在だからが、その理由ですか。

 どう考えても、自分の使っている魔法と、根本から違う魔法を伝える訳はない、と思ったからなのですが。
 普通に考えると、自分の魔法をすべて伝える事が出来ないのなら、その魔法の入門編のような簡単な魔法を伝える、と思ったんですよね。

 その伝えた存在。ブリミルに何らかの悪意がない限りは。

 次。
 そして、同じものを消費して魔法が発動するのですから、普通に精霊の加護を得て魔法を発動させるタイプの物語や伝承の中にある基本的な設定も踏襲しています。

 それは、より上位者の存在する空間では、そもそも、魔法を行使する事が出来ない、と言う設定。

 悪魔を呼び出す際に、より上位者の名前を唱えるのと理屈は同じです。

 俺は○○と友達だから、お前ら、アイツの言う事を聞いたらアカンぞ。
 ……と、その場にいる精霊全てを占めて終えば、精霊力を行使して発動するタイプの魔法は全て使用不能となる、と言う事です。

 まぁ、これは召喚の儀が五芒星召喚術のマイナーチェンジのような感じがしたから、出来上がった設定なんですけどね。
 それに、原作小説内でもエルフのビターシャルが似たような事は行っていましたしね。
 あれは、カウンターと言う魔法でしたが……

 尚、重要な戦闘で、この魔法が発動しないと言う状況に成る事は今のトコロは予定しては居りません。
 何故ならば、系統魔法をメインで使用する敵など、モブのザコ敵以外では存在しないはずですから。