つぶやき

海戦型
 
小説を区切る
切れてるバターってあるじゃないですか。便利ですよねあれ。あれくらい小説が簡単に区切れれば楽なのに、と思います。つまり、文章を書いているうちに文字数が膨れ上がりすぎた時、そのまま投稿するか区切るかの話です。

1話といっても、ストーリー内での一つのおはなしの区切りを以て1話にするか、それともあくまで投稿した小説の1話を基準とするかで考え方が違います。つまり一つのバトルや一連の流れを1話完結にするか、それとも分割しながら続けるかですね。
私は(主に二次創作では)場面転換とか視点変更を割と使用します。常に一つの視点からしか物語を見ていないというのは退屈だからです。そして、これを1つの話にどれくらいの幅を取って何処に挿入するか、これを測ることでより望む文字数で区切りやすいようになる下準備が出来る訳です。

あとは区切る部分をどう加工するかですが・・・ドラマなどの「引き」(クリフハンガー)を意識するとこの辺の加工は大して難しくもありません。

ちょっと話を変えて・・・たまに主人公が朝起きて夜寝るまでを1話としている人を見ますが、主人公が起きたタイミングも寝るタイミングも物語的には必要ありません。無くても成立します。問題は、その起床と就床に意味を持たせられるかです。つまり、朝起きた時に主人公の周りで何か起きてたり、寝るときにその日起きたことについて気になることがあったり、次の話の展開をほのめかす一文を書き加えたりとか・・・生活部分をカットしないのならば、そのような工夫が必要だと思います。

そしてその工夫と引きは似ています。つまり、区切る際に「まだ終わらない、この次に続くんだ」と思わせるような内容に文章を組み替える事で無理なく話を区切って次に繋げられるのです。私はあまり上手ではありませんが、上手い人になるとこれを使って読者をぐいぐい作品側に引き寄せてきます。

あと、複数のキャラを同じ時系列で別々に動かすというのも、なかなか話が区切りやすいですね。キャラクターの(どうすればいいのか?)みたいな引きになる思考をちょちょいと加工すれば、それで話がタイミングを取って区切れてしまいます。まぁあまりごちゃごちゃしてしまうと逆効果ですけど。

えー・・・ともかく、そんな部分を意識して書くと話は切れるバターの如く自在に区切れるようになり、ひいては文字数のコントロールに繋がると私は思っています。無論もっとやりやすい方法があるかもしれませんが、もしご存じならぜひ教えてほしいです。