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海戦型さんのつぶやき
つぶやき
海戦型
2014年 08月 07日 20時 48分
一応作る側ですから
著作権だの知的財産権だのの話は最低限頭に入れておいた方がいいかな、などと思ってはいるのです。実際に頭に入っているかは別としてですけど。それはともかく著作権です。
ご存知かもしれませんが、あのKOFシリーズを初めとした多くの格ゲーを生み出したSNKの後続会社「SNKプレイモア」が「スクウェア・エニックス」を著作権法119条に基づき刑事告訴(現在家宅捜索中)しました。最初に聞いた時には何事かと思いました。
話によるとSNKプレイモアは1年くらい前にスクエニ出版の漫画「ハイスコアガール」に自社のキャラが無断使用されていることを知ったんだそうです。アニメ化に伴うあれこれで初めて問題が発覚し、再三にわたり書籍などの販売停止の申告を送ったものの「なんら誠意ある対応がなされなかった」という事で、今回の件に繋がったとニュースにありました。
こんな事態に至った経緯についてはまだ情報不足です。SNKが相当強行的な申し入れをしたという説もあれば、スクエニが非常に横柄な対応をしたとも言われてます。見た所後者の意見が多いようですが、それは後でわかることでしょう。
刑事告訴・・・それはつまり民事訴訟とは違うという事ですよ。民事訴訟では裁判の準備から裁判所への訴えまで全部自分でやらなきゃなりません。でも刑事告訴だと調べて違法かどうか判断するのは警察です。著作権絡みの話は刑事訴訟・民事訴訟の両方に適用されますが、大抵は民事訴訟になります。
というのも、刑事告訴出来るのは「著作権を故意に侵害した場合のみ(刑法38条の解釈)」なんです。つまり確実に無断使用だと分かってて、尚且つ相手が完全に「故意」だと断定できる時しか刑事告訴は出来ないんです。「過失」・・・つまりうっかりでは刑事告訴は出来ない訳です。つまり・・・・・・・今回のこれはかなーり悪質なケースだと判断されたという事だと思います。
うーん、どちらも知っている会社なだけに今後どのような展開を見せるか気になる所です・・・・・・ただ、あんまり私みたいなしがない文字書きとは関係が薄そうです。著作権より商売の気が強いみたいですし。
海戦型
2014年 08月 08日 20時 42分
いえいえ
こっちもちょっと説明不足な所があって申し訳ない。一先ず「ハイスコアガール」の連載自体は続くことになったようですが、単行本は自主回収で電子書籍は販売停止みたいです。アニメ化はまだ分かりませんが、既に言った通り作者さんでなくスクエニの方に問題があるのでまだ望みはあると思います。
それと・・・これでも一応成人してるので、大人ですよ(笑)
海戦型
2014年 08月 08日 11時 30分
ところがどっこい・・・
名前は出ていたんですよ。単行本の巻末にあたかもSNKプレイモアから許可を貰ったような表記をしていたんです。つまり公式に許諾を得ているから使っても問題ない風に装っていたと言えます。実際カプコンとかにはちゃんと許諾を得ていました。そして、どういうわけかSNKにはそれをやっていなかった。これは作者さんでなく出版元のスクエニの大失態です。恐らく最初から出すこと前提で話を進めていたんでしょうけど、なんでここまで大きな問題になるほどに話がこじれてしまったのか・・・・・・
ちなみにこれはゲームメーカ同士の訴訟ではありません。2者間の争いの決着を裁判所に判断してもらう場合は民事訴訟で「スクエニvsSNK」の図式になりますが、今回のこれは警察が動いているから違います。それに家宅捜索なんかは9割9分有罪であるという確信がなければ裁判所から令状がおりませんのでスクエニが悪いのは確定みたいなものです。スクエニに対して国が処罰を決める、という形ですからSNKは別に争いません。
更に細かいことを言えば告訴というのは被害者が加害者を処罰して欲しいと申し出る事で、訴訟とは違ったりしますが・・・・・・それはさておき。
もっと器用に立ち回っていられたら、というのは全面的に同意です。
ちなみにゲームメーカー同士の民事訴訟はちまちま起きてたりしますが、刑事告訴にまで発展したのは確かに異例ですね。
2014年 08月 07日 20時 48分