つぶやき

海戦型
 
悲しみの向こうへと・・・
最近広告だの何だので「ロボットガールズZ」なる物が出回ってますね。流行ってんのかまでは全く以てわかりませんが、この前本屋に漫画も置いてありました。批判したくはないけれど、嫌いです。

こういうのって「取り敢えずマジンガーの名前くらいは知ってる」っていう人たちにとっては面白いんでしょうか。私と一緒にゲーム世界で共闘したり漫画で読んで応援した戦友たちが女の子の姿になっているのを見ると・・・遣る瀬無いです。やめてくれと思います。女の子は可愛いけどマジンガー達スーパーロボットとは分離させてほしいです。理屈じゃなくて浪漫がそう感じてるんです。

そして決定的に嫌になったのがオンラインの宣伝文句の「敵を町ごとフルボッコ!!」。これには(自分としては珍しく)閉口しました。
というのも、マジンガーのパイロットの甲児は原作漫画ではマジンガーを暴走させて、敵もいないのに町を破壊してしまったことがあるんですよ。そのシーンこそが「神にも悪魔にもなれる」という言葉の象徴で、甲児はそこでマジンガーの力の恐ろしさを実感するんです。それを・・・あんなに軽く扱われるとは。
マジンガーはテーマ曲では正義とか言われてますけど、特にZとマジンカイザーは悪魔と切り離せない存在なんです。マジンガーに人生捧げるほど見まくってはいないけれど、これは幾らなんでも酷いですよ。

永井豪先生的には全然アリと言ってる人もいました。たしかに先生の作品はかなりマジキ・・・もといものすごくはっちゃけているものが沢山あるんで理解は示します・・・マジンガーとガールズは別のものと考えろって言うのは分かります・・・嫌なら見るな、ですか・・・それも分かります。分かってるんです。硬派ぶってる頑固な奴が目障りなのは知ってるんです。知ってるんですけど・・・

その、あれを見ていると心が傷つくんです。

でも傷つく自分が世間から見ればちょっとおかしい存在だってことも何となく分かるんで、それが余計に切ないんです。でも世間ではあの存在を認めているのだから、私もこの悲しみを乗り越えなければいけない。その踏ん切りをつけるために、ここに呟かせていただきました。