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海戦型さんのつぶやき
つぶやき
海戦型
2014年 05月 27日 22時 33分
甘い話
本場のウーロン茶は甘いんですよ。いや、知ってる人はだから何だって話ですし本場にも行ったことないですけど、実家からちょろまかした鉄観音ウーロン茶を淹れてみたら後味がほんのり甘い。結構淹れ方は雑だったんですけど、それでもちゃんとわかる甘さということはこの茶葉結構高級品だったのでは・・・?ま、まぁいっぱいあったからこれくらい大丈夫なはず!
と、都合のいい自分の考えに甘えて人は生きています。脇の甘さ、詰めの甘さ、見通しの甘さなど、一言に甘いと言ってもそれが食べ物の甘味とイコールではないのは皆さんご存知のことと思います。でもそういう甘さは人間らしさの裏返しでもありますから、必ずしも悪いことではないとも考えるのです。
この人間的な甘さというのは小説のキャラで文字に書き起こして表現するのが(個人的に)難しい。何所まで甘えさせて、何所から甘えを排除するのか。二次創作ばっかり書いてる私ですが、オリジナルの主人公にはついつい理想の行動を求めがちです。間違ったことばかり言って間違ったことばかりして、すぐに周囲に甘えるような主人公では二次創作に求められる(と個人的に思っている)手軽な面白さから大きく遠ざかってしまいます。人間のそういう醜い所を重点的に描く作品や勘違いモノならそういうのもアリですが、主人公にそれをさせるというのは抵抗があるものです。
しかし、そんな人間らしさを削いでしまったら出来上がるキャラクターは相当不気味。精神的超人というのでしょうか、それとも思考の何所かが突き抜けてしまったのかは分かりませんが、常人が言葉に出来ない不気味さを感じる「人間らしくない」キャラの出来上がりです。オリキャラに強固な意志と精神を持たせすぎると、今度は余りにも他人から共感を得られないキャラクターになってしまうのです。最近は自分がこれをやってしまっているのではないかと内心でびくびくしてます。
周りに当たり散らしたり、感じが悪かったり、その癖臆病だったりと精神の脆さを持ったキャラは、批判を浴びると同時に人間らしいという共感も得る時があります。そういう精神から見ると、精神的超人と言うのは異常なのです。自分の正義を盲信して敵に突っ込んだり、他の人々が命がけな中で一人だけメンドクサイだのダルイだのと言っているようなキャラは、正直言って怖いです。まるで人間ではないような錯覚を覚えます。
つまり、もっと人間臭くて不完全で堂々と何かを間違えるようなキャラクターこそが人間らしいのではないか、と私は考えたわけです。人間的な甘さを捨てきれないキャラを書きたいと思ったんです。
と言う訳で非公開のものを書いてみましたが、これが何とも・・・
ISの男主人公と言う安直なヤツでやってみようとキャラ作り。せっかくだから不幸キャラにも挑戦だ。そういえば両親とやたら仲のいい主人公をよく見るから主人公の家族関係にバンカー2,3発撃ちこんで悪化させておけ、といろいろやって作ってみた所、当初の予定と結構かけ離れてしまい・・・
・学園到着前に自殺を図ってリストカット
・学園到着時点で完全な人間不信
・セシリアを見て「こいつ俺の知ってるタイプのいじめっ子だ」と変な方向で順応
・のほほんを政府が寄越した監視者か何かと勘違いして全力無視
・IS学園の職員も政府に何か吹き込まれているかもしれないと警戒
・自分の専用ISに八つ当たり
・山田先生を本気で射殺しようとする
・・・と最早訳が分からないキャラに。思想も甘いといよりは逃げが多いような気が。これも私の見通しの「甘さ」ゆえでしょう。皆さん甘い自分に気を付けましょう。
最後に、そんな自分に甘々な私自身を戒める言葉として。
「甘えてんじゃねえよ!」
海戦型
2014年 05月 28日 00時 24分
N.C様コメントありがとうございます
私としては他人の価値観から来る意見は宝物だと思っているので有り難いですよ。自分の見えて無かったところが見えてきますから、そういうのは本当に貴重な意見です。
二次創作の原作世界観は作者さんにとって扱いの分かれるところですね。何が正解って言うのが本当にありませんから。ぶち壊してるのに面白い作品もあれば、原作に沿い過ぎてツマンナイ作品もあります。中途半端が一番見ていて嫌なタイプなので、どれだけ元作品の世界にインスピレーションを働かせられるかで大きく左右されます。反面、そういう方向性ばかり考えるとオリジナル小説を書こうとするときに勝手が掴めなかったり・・・
先生射殺未遂は、アレです。色々と非常事態が起きた末にグロ死体を見てパニックになったオリ主くんは、助けに来た先生を被害妄想から自分にとっての敵ではないかと疑心暗鬼に陥って・・・と言う感じです。
暗い話を描くのが初めてなのでいろいろ試してるところもありますが、多分やりすぎです(笑)
N.C
2014年 05月 27日 23時 35分
わかりますわかります
キャラクターのそういう『甘え』って難しいですよね。ある意味、狂人のほうが個人的に書きやすいんですよ。『普通』って極論ですが、要するにぶれることですからね。我を通すというと聞こえはいいですけど、普通、どのような状況でも我を通してしまう人間って、狂人と同じですから。
自分も、そういった個性の作り方でついつい甘えてしまって、いつの間にか狂人の巣窟が出来上がることが多々あります。オリジナルは、たとえ全員狂人でも一種のコンセプトとして扱えるからいいんですけど、二次創作だと、原作者さんのキャラクターの個性と自分のイメージするキャラクターの個性をすり合わせたりする必要があるし、しかも原作者さんが既に作り上げている世界観を使うわけですから、そういった感じだと、オリジナルより二次創作のほうが難しいんですね。
二次創作が上手く書けない身からするとそういったところが凄いと思います。
でも、その非公開IS二次も、箇条書きだけ見てみても凄まじいですね。というかいくら不幸キャラでも最後の項目はやらないのではないかと思ったりして。それも踏まえて訳が分からないんですね?
長文の上に脱線や烏滸がましい発言、大変失礼いたしました。
2014年 05月 27日 22時 33分