つぶやき

黒猫大ちゃん
 
ハスター、クトゥグア、炎の精、ヨグ・ソトースについて。
 それでは今回はハスター、クトゥグア、炎の精。それに、ヨグ・ソトースの説明を行って置きます。

 ハスター。

 クトゥルフ神話に登場する邪神、旧支配者(グレート・オールド・ワン)と呼ばれる強大な力を持った存在の一員とされるモノです。
 四大元素の風に結び付けられる邪神。「名状しがたいもの」、「名づけざられしもの」「邪悪の皇太子」とも呼ばれて居ますね。

 ヨグ=ソトースの息子でシュブ=ニグラスの夫とされる。四大元素の「水」に結び付けられるクトゥルフとは半兄弟とされていますが、ハスターとクトゥルフは対立していると言われています。
 また、ヴルトゥームもハスターの兄弟とされています。

 ハスターはしばしばおうし座にあるヒアデス星団およびアルデバランと関連付けられ、ヒアデス星団に存在する古代都市カルコサの近くにある「黒きハリ湖」に棲んでいる、あるいは幽閉されているとされています。また、プレアデス星団のセラエノ(ケラエノ)もハスターの支配下にあるという説があります。

 ハスターの姿がどのようなものであるかは、詳細は不明。
 目に見えない力である、触手に覆われた200フィート大の直立したトカゲである、ハリ湖に棲むタコに似た巨大生物と関連している、などの説が有りますか。
 ハスターが人間に憑依した際には、犠牲者の体は膨らみ鱗のようなものに覆われ、手足から骨が無くなり流動体のように変形してしまい、これはハスターが去った後でも治る事はなかったようです。
 少なくとも、お友達に成る事が出来る相手でもなければ、信仰する対象としても、どうなんでしょうかねぇ、と言う存在でしょうか。

 どう考えても、真面な知性が有るようには思えないのですが。

 尚、ハスターとシュブ=ニグラスとの恋愛小説と言う物が存在して居るのですが……。
 果てさて、どんな内容なんでしょうかねぇ(白々しい)。

 クトゥグア。

 旧支配者に分類される神であり、顕現する際は「生ける炎」の姿をとる。地球から25光年離れたフォーマルハウトを住処にしているとされています。
 フォーマルハウトの近くにあるコルヴァズという星に封印されている説もある。また、コルヴァズがフォーマルハウトの別名であるという説もある。

 ニャルラトテップの天敵であるとされ、かつて地球上に召喚された際にはクトゥグアはニャルラトテップの地球上の拠点であるンガイの森を焼き尽くした。

 ただ、コイツの場合、クトゥルフ神話には地・水・風の邪神は存在しているのに、何故か『火』だけ存在していない、と指摘されてから後に付け足された邪神ですから……。

 炎の精。

 クトゥグアに仕えており、クトゥグア召喚の際、地球に現れる奉仕種族。地球上に出現した時には、無数の光の小球に見える。また、フサッグァと言う長がいるらしいです。

 炎の精は知性ある気体、あるいは霊体として現れる……、らしいのですが、人間が理解出来るような知性が有るかどうかは疑問。
 そもそも、クトゥルフの邪神の中で真面な知性が有るのは這い寄る混沌だけだと言う説もあるぐらいですから……。

 ヨグ・ソトース。

 ヨグ=ソトースは時空の制限を一切受けない最強の神性にして、「外なる神」の副王とされ、時間と空間の法則を超越しており、全ての時と共に存在し、あらゆる空間に接していると言われて居ます。

 アザトースは自らの意思の代行者を必要とし、そのために「無名の霧」と「闇」。そしてニャルラトテップを生み出し、内「無名の霧」からヨグ=ソトースが生まれた。
 当然、その力はクトゥルフ達、旧支配者の比ではなく、旧支配者たちは巨大な力をもっていても所詮は地球スケールの存在であるが、
 外なる神は宇宙スケールの存在になる……らしいです。

 ヨグ=ソトースは時空連続体の外側、全てに隣接するがどこにも行けない場所に追いやられている。
 また、外世界にいるものどもは『銀の鍵』を使ってヨグ=ソトースを通過せねばならないとされています。

 顕現の際、その姿は絶えず形や大きさを変える虹色の輝く球の集積として現れ、互いに接近したり離れたりしている。この球体に触れると火脹れ、組織の乾燥、骨の露出を起こす。

 ネクロノミコンにも詳細な記述は少ない神性なのですが、超古代の魔道書「エイボンの書」にはヨグ=ソトースについてある程度詳細な記述があるようです。

 しばしば時空そのものであるとも解釈される。

 何と言うか、こんなヤツをゼロ魔二次にどうやって絡めるの、と言う存在。

 ただ、ある有名な作家から、
「過去、現在、未来を体内に納め、あらゆる時空間に同時に存在するくせに、人間の女と交接して自分の子を孕ませてしまう、ヨグ=ソトースの俗物ぶり」
 ……と称される点が、この邪神を一番表現して居ますかね。

 もっとも、ウチの二次に登場したのは、その時空連続体の外側に追いやられている本体とは違いますから、其処まで訳が判らない存在ではないのですが。

 それでは今回はここまで。
 尚、ここに書いたのは飽くまでも『クトゥルフ神話』に記された邪神たちですから、私が描いているゼロ魔二次に、このままの連中が登場するとは限りません。
 多少はアレンジしますし、顕われると人を喰う事しか考えていない連中ではシナリオの展開が画一化されて仕舞いますから。

 それに、裏側で動いて居るのは、ここに上げた連中と言うよりも……。

 追記。……と言うかネタバレ。
 クトゥルフ神話に登場する邪神に安易に力を求めた人間は、最終的に破滅します。
 そして、私の物語内でも、その部分は、今までも、そして、これから先も踏襲して行きます。
 
黒猫大ちゃん
 
デモンベイン。懐かしいな。
 PS2版をやりましたね。
 少し、記憶が曖昧に成りつつ有りますけど。