つぶやき
『贖物語』。
実質的に、原作と絡ませてこれを作ることはできない。到底できない。少なくとも自分の実力では。
贖物っていうのは祓えに用いる道具のことで、身の災厄や穢れを代わりに背負わせて川に流すというものなんだけど、これを基に連想するのは非常に難しい。
祓えということから、清める。
自身の災難を背負わせる形代ということから、責任の押し付けやら自分の罪からの現実逃避。
川に流すということから、昔の過失を水に流す。
それくらいしか思い浮かばない。
西尾先生の言葉遊びは秀逸でありながら常軌を逸していますからね。なんなんですかあの構成力と発想力。真似できませんよ。
オリジナルの怪異も、自分では作れませんでした。作っている人のを見ると、あまりに秀逸すぎて笑えません。
ただこの物語は根幹として、昔に罪を負った人がその罪から逃れながらも、結局のところそれに向かい合い、自力で解決するといった筋書きになるのでしょうか？
自分の罪というのはそのまま罪悪感みたいなものに変換できるとしたら、自己嫌悪から自分が多くの罪を背負っていると思い込んでいるキャラがいたら、成立しそうなしなさそうな……。
阿良々木君が忍ちゃんの云々とか。
まぁ妄想ですけども。
だから自分は書こうと思っても書けなかった。
そしてオリジナルの怪異も思い付かなかった。
なんて情けないんだ僕……。
そして『あがもの』で変換ができなかった。
もう少しばかり知識があれば書けそうなものだけれど……。
ただ雰囲気はとっても合っているだけに、惜しいなぁ……！
2013年 10月 11日 20時 49分