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黄昏のウサギ団さんのつぶやき
つぶやき
黄昏のウサギ団
2019年 12月 11日 06時 31分
668話の続きヽ(●´ε`●)ノ
──上空一万メートル機内──
日本を出立して数時間、現在カザフスタン上空一万メートル付近。
「ちょっとセシリア、喉渇いたわよ。あ、これ冷蔵庫? ラッキー♪ コーラ飲んでいい?」
最初の緊張感は何処へやら、セシリアのプライベートジェットは賑わいを見せていた。
「ええ、構いませんわよ」
「へへっ、サンキューセシリア♪」
鈴音はそう言ってコーラを飲み干していく。
「しかし、ISで飛行するのとはまた違った感覚だな」
箒は窓の外を眺めながらゆっくり寛いでいた。
「自家用ジェットかぁ。セシリアって本当にお嬢様なんだね」
「うふふ、一応オルコット家当主にして総帥ですもの。これぐらいは当然ですわよ」
シャルの言葉にそう返すセシリア。
「この飛行機は対赤外線センサーは積んでいるのか?」
「勿論ですわ。念のためチャフも積んでいますのよ。基本ありませんが、万が一ミサイルを撃たれても大丈夫な様に」
「なら良いのだが」
ラウラは何を心配してるのか、ジェット機の装備を仕切りに聞いていた。
「お姉ちゃん、ぽてち、食べる………?」
「簪ちゃん、機内で食べるって勇気あるわねぇ」
更識姉妹のやり取りを見て未来は──。
「お菓子かぁ。日本時間的には夜中だから太っちゃいそう………」
「でもみぃちゃんは栄養はお胸に行くでしょ? 美冬も胸に行っちゃうし」
「美春は太らないよー! おっぱいだってヒルト好みのベストな形だし!」
胸を突き出す美春に負けじと美冬も──。
「み、美冬の方がお兄ちゃん好みのおっぱいだもん!」
何故か張り合う二人に、エレンは──。
「ふむ、私としてはあまり大きすぎても肩が凝るのだが………」
腕組みしながら告げるエレンの両胸は強調するかの様に主張していた。
「エミリアはおっきすぎない美乳だから♪ そういえばソフィーは四月より成長してるよね?」
「い、いきなり振らないでよエミリアぁ!」
恥ずかしそうに胸を隠すソフィー。
そんなやり取りを見て成樹は──。
「皆楽しそうだね、ヒルト」
「ん? そうだな、下手に気負うよりかはいいかもな」
「わわんっ」
同意する様にいぬきちも鳴いた。
「てかさ、なんでいぬきちやシャイニィを連れてきたんだよ、ヒルト?」
怪訝そうな表情の一夏に、ヒルトは応える。
「せっかくだしな。特ににゃん次郎はアーリィさんに会えるかもしれないしさ」
「ふーん、まあ世話はヒルトがするんだぜ? 何か俺は動物には昔から好かれない体質みたいだし」
そう言って窓の方へと向いた一夏に、ヒルトは膝で眠るにゃん次郎を優しく撫でていた。
一方で同伴していた教師達はというと───。
「向こうが通達したファーストフェイズの時間はそろそろだな」
「ええ、あくまでも情報収集がメインだと聞いてはいますが………」
「少しでも現状が分かると良いわねぇ。そういえば、先にフランスへと寄るのよねぇ~?」
「いや、その前にドイツへと寄ろうと思っている。ラウラの黒ウサギ隊も欧州連合として今回の作戦に参加するとラウラから連絡を受けたのでな」
教師達のやり取りの中で、有坂陽人は副操縦席に座っていた。
「ありがとうございます、副操縦士が急に体調崩したものですから………」
「いやいや、別に構わないぜ? ってもまあジェットは初めてだがな! ワハハハッ」
オルコット家お抱えの女性機長と話ながら寛いでいた。
女尊男非の昨今、あらゆる職業で女性は優遇されている。
とはいえ機長になる難しさは昔も今も変わらないのだが──。
ここまでー、ここは原作の流れだねー(´ 3`)
流石にこれ以上はネタバレ過ぎるので終わり(´ 3`)
ここで半分越えた位かな( ´・ω⊂ヽ゛
2019年 12月 11日 06時 31分