つぶやき

海戦型
 
スパロボの敵を語るだけ 2nd
既に携帯機は語ったので、今度はそれ以外で私がプレイした分を見直していくついでに触れ損ねたOGにも触ろうかなと思います。
(……と思いましたが、OGは話が膨大になりそうなのでいったん断念します)

 では早速、MXを。といっても、MXの敵は結構説明が難しいものがありますね。
 MXのオリ敵はスパロボでは珍しくその世界に存在する普通の人間で、巨大な組織とかではありません。最初は主人公の上司がライバルポジを裏で操ってぶつけ合わせるという構図ですが、途中でそいつも殺されてややこしく。別に世界が転覆するような何かには誰も手を出していない、極めて個人的な繋がりで成り立っています。
 悪の組織にありがちな幹部同士の仲が悪いというものではなく、それぞれの個人的な思惑がバラバラのまま利害の一部が偶然重なっている上に主人公勢と敵の因縁もバラバラな方向に存在するというドロドロした人間関係が印象的です。最終的にライバルは主人公と和解しそうな方向にいった所をとち狂ったラスボスがしでかしてトンでもないことに。
 MXラスボスは所謂狂人で、徹底して自分の目的のことだけを追求する、ある意味ラスボスに相応しい人でした。半端に強いアピールもしないし、むしろ自分の目的以外なにも見えていないような狂った笑い声が人の狂気を象徴するようで「最後にして最悪」。話を締めくくる為に倒さなければと思えるいい悪役でした。

 無印αとα外伝はちょっとする暇がなかったのでプレイ動画を見ました。よって深く語る資格無しということで敢えて語りません。申し訳ありませんがニルファから行きます。
 ニルファはライバルが主人公によって違うんで敢えて省き、ラスボスに直行します。確か横山先生死去の関係で出す筈だったジャイアントロボが出られなくなったとかで、どことなーく偉大なる炎さんをイメージした感じのラスボスになっています。
 印象は「冷酷な女神」。地球の為にと慈悲深い言葉があるのですが、逆にその慈悲の範囲の外に出た存在に対して非常に冷酷で、しかも本質的な目的は自分が上の立場である事を前提にした事実上の支配。理解し合えそうな空気があるのに、見えない壁が立ちはだかって決して相容れない。
 この歯車がかみ合わない感じはRと少し似ていますが、人のぬくもりがない分本質は全く違っており、予め台本に定められた事だけを貫くというどこまでも機械的な方程式が敵対関係を生み出すことになります。それでいて話のスケールと迫力が凄まじく、また力ない存在だった仲間が転じて冷酷な機械神になってしまうからそれを取り戻そうという構図になり、非常にアツくて好きでした。

 そして地続きのサルファ。
 オリ敵が多く、事情も多く、色々と説明が難しい。ただ、ライバルに多いのが「己の存在意義を賭けて」という部分。運命を弄び、運命を弄ばれた存在たちのぶつかり合いはありますが、全体的に傲慢なまでの人間のエゴが剥き出しになっています。
 自分の為なら他人なんて滅んでしまえばいい!!という強い意識が悪として伝播し、こんな連中に負けられるか!と闘争心に火をつけられるような印象です。そうでもない人もいますが、自己を正当化するよりは他人の意志を踏み躙る外道の割合が多いのでむしろ早く打倒させろと感じます。
 そしてラスボスは――スケールの大きさに恥じない迫力と、人間と同格に決して降りてこない徹底した超然存在としてのカリスマを発揮します。近年スパロボ界にも神を名乗る輩は増えてきましたが、こいつは神を名乗ってもないのに自称神よりよっぽど神らしく、しかも狂気的な悪意を感じさせてある意味完成されたラスボスでした。

 まだ行くぜ、GC。
 GCはライバルキャラが実質ヒロインポジで途中から仲間になるので、仲間になるまでのもどかしさも悪くないです。そして待っているのは正統派の敵ボスたち。ただ、GCは参戦した面子からして若干低年齢向けなので良くも悪くも正統派すぎるというのが人によっては物足りなかったかもしれません。結構えげつない奴等ですけどね。
 ただ、Lなどとは違ってしっかりストーリー上の存在感があるので「強いけどよく分からない人」になることはありません。先ほど言った通り、正統派すぎるのが難点ですが。

 では満を持してZシリーズへ。と思ったらつぶやき文字数の限界を突破したので次に続きます。
  
海戦型
 
どうもですノブヤスさん
ジャイアントロボはそれ自体がある種革命的なアニメでしたからね。これまでのアニメの定石をひっくり返すトンデモ展開に映画と見紛う超クオリティのアニメーション。そして今川監督の凝りに凝った構図と演出はアニメ好きなら釘付けになること間違いなし。スパロボ界にとっても寺田Pにとっても衝撃だったと思います。

改造関連は本当に近年の改善でよくなりましたね。今や改造引き継ぎは当たり前どころか幅が拡大し、改造ボーナスがフルでなくても付くようになり、武器改造は個別ではなく一括になり、おまけに永久離脱した機体の改造費が戻ってくると至れり尽くせりです。


……あ、横山先生が間違って今川先生になってた。修正してやる。 
ノブヤス
 
お疲れ様です!
そういえばニルファの本来のラスボスってバビルもといビッグファイアでしたね。そのポジションを受け継いだのがイルイでクスト―スたちもバビル二世のロデム、ロプロス、ポセイドンの三つの僕を意識してますし。あと何気なくサンバルカンも入ってますが。

無印αで衝撃だったのがジャイアントロボ関連ですね。アルベルトVS使徒や指パッチンで真っ二つされた参式。機体・武器改造は無印の時は酷かった。武器は改造する時、特定の武器改造の資金稼ぎが大変だったし(特に断空光牙剣)スーパー系主人公機の改造は引き継がれないし、α外伝で一括でそれぞれに一段階ずつ出来たのが良かったです当時は。