つぶやき

海戦型
 
戦え…戦え…
ものすごく実力が拮抗する接戦とか、必殺技の撃ち合いとかが苦手で苦手でしょうがないです。というか、根本的に戦いが苦手なんだろうかと思います。自分で戦闘シーン書いている間は気にならないんですが、他人の作品とか読むと自分のやつと全然違うように見えます。戦闘に対するスタンスが違うんですかね?

今になって思うと、私が人生で一番最初にハマった漫画って藤崎竜の『封神演義』だったと思うんですよ。あのマンガは戦いに於いて「相性」と「作戦」がものすごく大事で、なおかつ「基本的に人はあっさり死ぬ」という雰囲気だったのです。
だからその時にそいつが倒せる場合は全力で撃破する。そのまますんなり倒せない時は倒せる作戦を立てて、それでも倒せない場合は相手に全力でやられるか、逃げる。そこには接戦とか必殺奥義的な技の撃ち合いが入り込む隙がないんです。つまり決着に到るまでのあれこれは必要なルートでしかなく、それ以外の互角のバトルとかいうのは全部時間稼ぎみたいになってしまうのです。

ゲームとかではこれが必殺技だ!ってのが沢山ありますけど、相手を倒すために全力で動くんだから技にする必要がないというか、もう行動の一つ一つに技が反映されてるから技名なんぞ出す必要がないじゃないかと思い、省いてしまいます。これがいわゆる接戦というやつを自分が苦手とする理由なのではないかと考えている訳です。

というか、ちょっと待てよ……そもそも強キャラばかり書いてるせいで強い敵をあまり書けていないのが原因なのか……!? 
海戦型
 
魔法……
個人的にはものすごく書くのが嫌な戦闘ですね。もうなんか、根本的に扱いに向いてないんじゃないかと自分で思います。おっしゃる通り、魔法詠唱って明らかに隙だらけですもん。私の考えとしては、態々そんな隙を晒す技は使いません。使うときは絶対に成功するタイミングだけで、そこに到るまでの状況を作ることが戦い肝になると……要するにだいたい黒猫大ちゃんさんと似たような考え方です。たぶん。
 
黒猫大ちゃん
 
戦闘シーンには悩まされますよねぇ。
 今も悩み中です。……三日ほど。
 オイラの場合は、技はないけど術がありますから。基本は魔法物なので……。

 ただ、動きがない術の撃ち合いでは味気ないし、更に相手が長々と呪文を唱えている間に力任せにぶん殴れば終わるんじゃねえの、と考えて仕舞う性質なので、その呪文の最中に動きの描写を入れています。
 例えば複数の呪文を重ねたり、敢えて一度攻撃させて、カウンターを発動させてみたり。
 他にも色々と小細工を入れて、同じパターンの戦闘シーンになる事は防いでいる心算です。
 時間稼ぎも必要ですしね。長い呪文を唱えている間、ずっとぼぉ~と突っ立っていたら、それは敵味方共に馬鹿。こんな場面では時間稼ぎも必要な描写でしょう。
 もっとも、接戦と言う表現が出来ているか、と問われると微妙な感じだけど。

 まぁ、自分が納得出来る物を描き続ける。このスタンスで良いのではないでしょうか。表現力は書き続けて行けば自然と付いて来ますし、他の見本となる小説も多くありますから。
 ただ、この場合、書き上げた直後は納得が出来たとしても、1カ月後、2カ月後に見直すと……。

 それでは自分の作品に戻ります。御機嫌宜しく。