つぶやき

黒猫大ちゃん
 
ルベルカリア祭とは。尚、この部分はネタバレ注意。
 ルベルカリア祭とは、古代ローマで豊年を祈願する祭りの事。
 その日付は2月15日。
 つまり、現在のヴァレンタインデーの翌日の事。

 元々、2月14日とは、女神ユノの休日で、その日に若い女性が桶の中に投じられたクジを引き、そのクジに書いて有った名前の男性と祭り(一週間)の間中、パートナーと成って過ごす、と言う風習が有ったそうです。
 まぁ、当然の結果として、その後、多くのパートナーたちは、恋に落ちて結婚すると言う事に成ったそうですが。

 つまり、集団見合いのような物ですか。

 ……何処がネタバレだ? そんなの、主人公と長門が相棒となって過ごす為だろうって?

 まぁ、その側面もない事はないのですが。

 女神ユノとは、ギリシャ神話では女神ヘラの事です。結婚と母性の女神で、嫉妬深く、復讐の女神でも有りましたか。
 おや、そう言えば、『ヘーラーの栄光』と言う名前の英雄が一人居ましたね。

 ヘカテー。スカアハ。ヘラ。ティターニア。もっとも、最初のタバサの回が、本来のヘカテーの回で、二度目の時は、本当は『湖の乙女』なのですが。

 ……やれやれ。本当にクジを引いたのは、湖の乙女か、それとも女神ヘラか。
 いや、ヘラと見せ掛けて、実は黒き豊穣の女神が引いた可能性も有りましたか。

 もっとも、故に英霊エミヤはフォローのしようがないのですよねぇ。彼には、バックボーンと成るべき神話が存在していませんから。
 あのゲームや小説を『新しいタイプの神話』と捉えると何とか出来ない事もないのですが……。