つぶやき

黒猫大ちゃん
 
昨夜の出来事。
 普段通り、かなり遅い目の夕食を終え、部屋に戻ろうとした俺。
 エアコンを切り、引き戸を開いてから電気のスイッチを切る。

 そして、

「タマ、俺はもう上がるけど、お前はどうするんや?」

 一度振り返り、机……夏場はその機能を使用する事なく、完全に机としてしか使用しないコタツの下で前足を揃えた形でちゃんとお座りをした三毛猫に視線を送る。
 当然、相手は猫なので日本語による答えなど返って来る事もなく、ただ妙に哲学者然とした表情で俺を見つめ返すのみ。

「そうか。それなら下で寝んねせえよ」

 右手に隠し持ったスーパーボールを引き戸の間に挟み込みながら、そう話し掛ける俺。
 これで罠の設置は完了。気まぐれなタマが引き戸を開けた瞬間、スーパーボールは重力の法則に従い猫の頭の上に落下。
 その後は――

 その後、明け方頃に大きな物音が階下で響いたのだが、タマが罠に掛かり、その後、頭の上に落ちて来たスーパーボールを我を忘れて追いかけまわしたのだろう、と考え無視。

 そして起きて来て見た一階の惨状は……。
 少なくとも、降ろし立てのテッシュペーパーが最早回収不能の状態に成って居た事だけは確かで有った。
 教訓。人間が見て居ない時に猫が喜ぶオモチャを与えるのは非常に問題がある。
 そう言う事だった。 
黒猫大ちゃん
 
今、飼って居る三毛猫は完全な室内飼いですが、
 以前に飼っていたのは外に自由に出て行けるようにしていました。
 前の家は近所にはあまりノラ猫が居らず、ノラ猫と接触して感染する病気の類の心配があまりなかったからなのですが……。
 その頃に飼って居たのは黒猫。……と言うか、去年の6月6日まで飼っていたのですが。
 ソイツが外から狩って来たのは、スズメやセキレイ。ツバメも居たかな。カヤネズミ。トカゲや小さな蛇。セミなどの昆虫など。

 狩って来るだけなら良いのですが、それを見せに来る。
 特に猫は一撃で殺せる獲物も半殺しの状態で連れて来るので、ネズミなどはその場から逃げ出して仕舞い……。

 尚、前の家の近所には尻尾の短いトカゲしか居ませんでしたね。
 ……何故かね。 
sibugaki
 
猫は気まぐれなハンター
我が家の猫は比較的大飯食らいなので何時も健康を気遣いごはんは少量しかあげません。当然足りないと駄々をこねますが健康の為に無視します。
するとどうでしょうか。半日家を空けた後に家の中で散乱している血痕と鳥の羽らしき残骸。
そして、無残にも台所に横たわる―――

猫を外飼いしている皆様は是非ご注意下さい。猫は可愛い顔して実は獰猛なハンターです。野鼠はもちろんの事、小鳥や野兎、果ては小動物まで平らげてしまいます。そして動き回る物が大好きなので昆虫やモグラもその餌食に。
・・・って、こんな事するの家の猫だけか。