つぶやき

黒猫大ちゃん
 
3月11日か……。
 2011年3月11日には、『蒼き夢の果てに』の前の話を書いていたな。
 おっと、今回はそんな事をつぶやくのではなく。

 被災した方々を救助活動に従事した消防や警察、自衛隊の方々の活動に関しては素直に頭が下がります。

 私は、以前、洪水で避難勧告が出された事が有るのですが、その際の事を少し書きます。
 但し、避難勧告が出された事を知ったのは、私の家がテレビに写し出されて、付近の住人に対しての避難勧告が出されている、と言うニュース映像を見た瞬間でした。
 そりゃ、驚きますよ。見た事が有る家がニュースに登場して、避難勧告が出されている、ですもの。

 私は一切、知りませんでしたからね。
 尚、地元の消防団は、誰よりも早く避難場所に逃げて居ました。
 そして、その避難場所で有るはずの公民館は、彼らが到着した段階では未だ鍵すら開いていない状態で、公民館の鍵を持って居る元教師の館長は、自宅の方が心配だからと言う理由で、自宅の方に居たそうです。

 片や、自らの生命を賭して被災者たちを救おうとした方々。
 そして、危険を住人に報せる事もなく最初に逃げ出す消防団員と、その逃げ込む先の鍵を持ったまま、自宅に閉じこもって居た元教師。
 ……やれやれ。どちらの方が、一般的な日本人なんですかね。

 尚、その洪水自体が、実は人災。
 元々遊水地帯だった場所に道路を通した為に、水の逃げ場が無く成り、道路に殺到。
 その道路も、盛り土をしてせめて我が家程度まで上げなければ、必ず水に浸かるぞ、と何度も言ったのに、国の方が聞く耳を持たずの状態で造り上げた道路が胸まで水に浸かったと言う事ですから。

 ……やれやれ。