第T章:剣の世界の魔法使い
異世界の民
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ィナル》から切り離された、数少ないエリアなんですよ」
そろそろ帰った方がよいかもしれませんね、とドレイクが空を見上げて言う。空は太陽が沈み始め、少し暗くなってきていた。ウィンドウ上の時計は五時三十分を指していた。
「大変、そろそろ戻らなくちゃ……」
「シェリーナ」
立ち上がったシェリーナを、ドレイクが呼び止める。振り返ったシェリーナに、ドレイクは黒い石の嵌ったネックレスを渡した。
「それがあれば、この《エネマリア》に立ち入ることができます。それと、今日ここであったこと全ては、あなただけの秘密にしてください。一切他人には教えてはいけません」
「わ、分かりました……」
ドレイクの真剣な表情に押される形ではあったが、シェリーナはうなずいた。満足したようにドレイクも笑顔になり、頷く。
『シェリーナよ。また来てほしい。我らは汝の訪問を心待ちにしているぞ』
「また来てくださいね、シェリーナ」
シェリーナははい、と言うと、手を振って《エネマリア》の《不可侵エリア》をでて、《仄暗き森》へと出た。
これが、シェリーナとドレイク達《エネマリア》の出会いの物語。
主街区に帰還したシェリーナは、アインクラッド第七十四層が攻略されたこと、そして、キリトの《二刀流》がついに明るみに出たことを知った。
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