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銀河英雄伝説〜門閥貴族・・・だが貧乏!
第18話 何でこうなった!??
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期ブラウンシュヴァイク公爵、或いはエリザベートが次期皇帝になれば、女帝夫君として帝国を牛耳る事が出来なく成るではないか。その為にはあの小娘を傷物にしてでも叔父上の愛人にしない事だ。

幸いコルプト辺りはあの小娘に興味が有るようだから、ここの所違う取り巻きを使って嗾けているから、直ぐに襲うだろう。襲っても叔父上に罰せられるのはコルプトだからな、あんな蝙蝠はこんな事のためにつきあっているのだからな。善は急げと言うものだ。今夜にでもコルプトが襲うかも知れない、フッ、小娘よ精々良い声で鳴くんだな。



帝国暦482年10月1日

■オーディン ブラウンシュヴァイク邸  オットー・フォン・ブラウンシュヴァイク

遂にこの日が来たか。実に長かった。思い起こせば、父上からあの子の事を聞いたことが昨日の事のように脳裏に浮かぶが、些か色々なシーンがごっちゃに成って居るな。あれはリヒテンラーデ侯が先であったか?まあ余りに忙しく忘れてしまったわ。

『オットー』
『どうなさいました、父上』
頭を下げる父上に違和感を覚えながら儂は話を聞いた。

『実は、有る貴族を助けてやって欲しい』
『父上がお気になさる貴族とは何方ですかな?』
『ファーレンファイト男爵家だ』

『ファーレンファイト、ファーレンハイトと言えば、最近リッテンハイムとヘルクスハイマーがちょっかいを出していますな』
『そうじゃ、惑星資源の横取りをされそうでな』
『しかし父上とファーレンファイト家にどの様な繋がりが有りましたかな?』

あの時の父上のしどろもどろな姿は今でも目に浮かぶな。あの厳格な父があの様な姿をするとは、滑稽であったし。

『オットー、以前我が家に仕えていた、クラーラを覚えておるか?』
『クラーラですか、んーんー、ん?もしやファーレンハイト家の娘でしたかな?』
『そうじゃ、そのクラーラじゃ、その娘が困っておるのでな』

『しかし父上、たかだかメイドの為に何故その様な事を?単なるノスタルジーでリッテンハイムと事を構えることなど出来ませんぞ』
直ぐに父上が更に困った顔をし始めたのだよな。

『オットー実はお前には更に妹が1人おるのだ。そのクラーラと儂の子が』
『なんですと!クラーラが我が屋敷に居たのは確か14年ほど前、私がアマーリエと式を挙げたころですな、そう言えばいきなりクラーラが宿下がりしたのは結婚でもするのかと思っていましたが、出産の為だったとは』

『クラーラは産後の肥立ちが悪く、子を残して逝ってしまった』
『では、その子はいまいかに?』
『ファーレンハイト男爵が実子として育てている』

『なるほど、我が子の危機にせめてもの救いをと言う訳ですか』
『それもあるが、此を見てくれ』

そう言いながら、父上は私に立体ディ
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