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気まぐれな吹雪
第一章 平凡な日常
15、クラスメイトの自殺を阻止せよ!
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とな」

「え? 霜月さん?」

ツナは首をかしげた。

その名前は、自分の隣人であり、隣の席である人物。

入学式の日こそ騒動があったものの、いることを忘れてしまいそうなほど、自分とは関わりの薄い、天才。

「霜月さんがどうかしたの?」

「みんなが来る前にあいつが来てさ、喝を入れられたんだ」

「そーなんだ……」

こうして無事、山本の命は救われた。

しかし、このとき誰も気づいていなかった。

リボーンが要に対して強大な興味を持ったことに。

やちるが要に対し、警戒を持ち始めたことに。

そして、

「あるぇ〜沢田も山本も落ちてこねぇなあ?」

物語が大きくずれようとしていることに。
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