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港町の闇
第三章
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「どうも」
「おや」
 二人は七尾刑事が頷いたのを見て反応した。
「大森巡査です。他にも数名程」
「どうも」
 大森巡査も挨拶した。そして二人は本郷と役のところに来て握手をした。
「宜しくお願いします」
「はじめまして」
 こうして彼等の捜査がはじまった。まず彼等は四人で神戸の中華街に向かった。
 昨日の犯行現場である。それもあったが彼等がここに来た理由はもう一つあった。
「さっき中国にも吸血鬼がいるとお話しましたね」
 四人は中華料理店にいた。そして食事を採りながら話していた。まずはラーメンを食べている。
「ええ」
 大森巡査は私服になっていた。ラーメンをすすりながらそれに応える。見ればこのラーメンはかなり変わっている。上に豚足が乗っているのだ。それがかなり目立っていた。

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