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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
十四話〜闇の欠片
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群を受け止める。


「…………喰らいつけ、赤原猟犬(フルンディング)!」


猟犬を放った後に迫る剣群はいつもの夫婦剣で叩き落とす。後ろにいるなのはには傷をつけさせはしない。そして、猟犬は英雄王を貫く。貫かれた英雄王はあっけなく消滅した。


「……は?」


あまりにも簡単に消滅したので拍子抜けしてしまう。そんな茫然状態の私になのはが話しかけてきた。


「お兄さん、すごいですね!あんなに簡単に闇の欠片を倒すなんて。あ、私なのはって言います。高町なのはです」


なのはは今、とても気になることを言っていた。


「闇の、欠片?」
「あれは闇の欠片って言って過去の記録みたいなものなんです」


過去の、記録?あれは、私の……。そこまで考えたところで、結論に至る。まずい、と。


「ッ!?ヴィヴィオ!!」
「あ!ま、待ってくださ〜い!」


なのはのことも気になるが、今はヴィヴィオとアインハルトのことだ。私の予想が正しければ恐らくは他のサーヴァント達も現れる。それだけは阻止せねば。宝具頼りの英雄王はともかく、他の英霊の強さは半端ではないのだ。故に最高速度を維持して飛翔を続ける。間に合わせるのだ。何としても。




side なのは


闇の欠片を圧倒したお兄さんは急にどこかに行ってしまった。かなり焦っていたので仲間が襲われているのかも。そんなことを考えていたらはやてちゃんから念話を受けた。


(なのはちゃん、こっちに応援に来れんか?)
(平気だけど……。何かあったの?)
(ちょっと不味いことになりそうなんや。せやから早めにお願いな!!)
(了解!)


不味いこと?強い敵でもでたのかな?とにかく急ごう!




side ヴィヴィオ


私と戦う女の人は見えない得物とその剣の腕前で私を圧倒する。そんな状況が変わったのはプラズマランサーを放ちながら現れた見覚えのある金髪。そう、フェイトさんだった。但し、小さかったが。色々と。


「時空管理局嘱託魔導師、フェイト・テスタロッサです。助太刀します」
「あ、ありがとうございます!」
「何人になろうが、我が聖剣で断ち切る!!」


女の人がそう言うと風が起きて彼女の周囲に集まる。


「風よ。荒れ狂え!」


こちらに襲いくる暴風。受け止めるために防御魔法を展開しようとした時、目の前にいきなりあらわれた赤い背中。


熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)!!」


暴風は私のところまでは届かない。赤い背中の人物…パパの出した盾によって防がれたからだ。


「間に合ったか……」
「パパ!!」
「済まない、待たせたなヴィヴィオ」


私の無事を
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