暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
2話:封印せよ、黄金の蹴り
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壁が壊れちゃったんだって」
「あのフェレットが無事かどうか、心配で…」

すずかとアリサが心配しながら話していると、なのはが明後日の方向を向いてしどろもどろになっていた。

「えぇっとね…その件はその……」

…フォロー、入れるか。

「…なのはのやつ、昨日の夜その動物病院の近く行ってたらしくてな」
「え!?」
「なのはちゃんが!?」
「う、うん…」
「そこにたまたまそのフェレットが現れて、無事保護してきたんだよ」
「そっか〜、無事なんだ〜」
「でもすごい偶然だったねぇ。たまたま逃げてたその子とばったり会うなんて」
「「ねぇ〜!」」
「あははは……」

それを聞いていたなのはは、なんかぎこちない笑いをしていた。それをアリサもすずかも不思議そうに見ていた。フォローしてやったんだから、もう少しうまい笑い方しろよな……

「あぁそれでね!なんだか、あの子飼いフェレットじゃないみたいで、当分の間、家で預かることになったよ!」
「そうなんだ〜」
「名前つけてあげなきゃ!もう決めてる?」
「うん!ユーノ君って名前」
「ユーノ君?」
「うん、ユーノ君!」
「へぇ〜」










学校も無事終わり、アリサやすずかと一緒に家への帰路を歩いていた。その後、すずかやアリサとも別れて二人で家に向かっていた。

すると、なのはの足が急に止まった。だけど、止まった理由はわかる。今感じた、変な感じだ。普通に過ごしていて、今まで感じたことのない感じ。
その感じが消えた瞬間、人とぶつかったなのはは我に返ったような顔で空を見上げていた。そして突然、家とは別の方向に向かって走りだした。

「おいなのは!」
「ごめん!急用思い出したの!先帰ってて!」
「……そうは言われても、なぁ…」
[行きますか、マスター]
[あぁ、当然]

なのはに向かって叫んだが、あっさりかわされ走っていくなのは。その後、すぐにトリスからの念話が聞こえ、俺は返答した。
俺は走って脇道に入って、人目のつかない場所に行く。

「トリス、反応は追えるな」
〈もちろんです〉
「それじゃ、行くぞ!セットアップ!」
〈 Stand by ready 〉

俺の声に、トリスが光る。そして俺の手に、ディケイドライバーが収まる。俺はそれを腰につけ、バックルをまわす。そして、左腰にあるライドブッカーから一枚のカードを出す。そして、そのカードをベルトに入れる。

「変身!」
〈 KAMEN RIDE・DECADE! 〉

そしてバックルを再びまわし、その姿を変える。今度はライドブッカーから一枚のカードを取り出し、再び挿入する。

〈 ATACK RIDE・INVISIBLE 〉
「よし、行くぞ!」




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