第2話
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く執事としての訓練が終わってしまったのでクラウディオさんから、休みを2日程言い渡されたのだ。そこで俺は、この休みを利用して神様が捏造して作った実家がある松笠市に行ってみることにしたのだ。服装は黒いパーカーに中に白いロゴ要りのTシャツ、青いジーンズに黒と赤のスニーカーだ。俺は出入口のドアの窓から外を眺めている。あちこちに高層ビルが見えている。
電車の中を見れば、楽しそうに話すカップル。スーツを着て働くサラリーマン。暇そうな顔をしている学生など様々な人達がいる。
(此方の世界は平和だな。マブラヴの世界では考えなられないな。逆に言えばそれだけ戦争から遠い国になってるんだなこの日本は)
この世界の歴史は調べてみると、昔俺が普通の一般人として生きていた時代の歴史と同じだった。 電車が駅のホームに入った。少しずつ減速して止まった。扉が開く。俺は電車から降りて駅のホームに出る。改札を抜けて駅前に出た。外は晴れていて温かく過ごしやすい陽気だ。駅前では、沢山の人が行き来していた。 廻りを見渡してみるとストリートライブをしている人々もいた。
(人だかりが出来ているから、結構人気がある人がストリートライブをしているんだろうな)
駅前に広場に人だかりが出来ている。そちらの方からギターの音が聞こえて来るから、集まっている人々はファンなのだろう。俺は彼等の後ろを通り松笠商店街に向かう。暫く道を歩いていると松笠商店街に入った。左腕に付けた腕時計を見る。時刻はお昼の時間を過ぎていた。
(丁度腹も空いてきたし、何処か食事が出来る所を探すか)
少し商店街を歩いていると、松笠名物海軍カレーと書かれた幟を見つけた。幟の立っている店を見るとオアシスと書かれていた。
(丁度腹も空いてきていたから、此処にするか)
俺はドアを開けて中に入る。カランカランと鐘の音がなる。店内を見てみると綺麗に掃除されている店だった。
「ヘイ!いらっしゃいマセイー!コチラの席にどうぞ!」
厨房からターバンを巻いたインド人の様な格好をした人?が出てきた。
てか、人なのか?明らかに1次元足りない気がするように見えるのだが? 俺は不思議に思いながら案内された席に座る。
「いらっしゃいマセイー!ワタシはカレー屋オアシスの店長のアレックスとイイマース。ご注文はどうシマスカー?」
「え〜と、海軍カレーの大盛をお願いします」
「ワカリマシタ!少々お待ちクダサーイ」
俺から注文を聞いた店長さんが厨房の中に入っていった。
(世の中不思議だな。2次元の姿にしか見えない人がカレー屋をやってるなんて。神様。本気で送る世界間違えてんじゃねえのか?)
そんなことを考えていると、店長さんが厨房からトレーにカレーを乗せて持ってきた。
「オマタセしました
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