暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第12話 吸血鬼襲来ですよ?
[1/4]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「春日部…?」
聞こえるはずのない声が聞こえる
修也の声だ
「修也……!」
修也は右手の力だけで起き上がる
「修也!」
耀は修也に抱きつく
「春日部、痛い」
「あ、ごめん」
耀は修也から離れる
「ところで、他の奴らは?」
「みんなは…」
その時、外で轟音が聞こえた
「なんだ!」
「襲撃…!」
「だとしたらガルドの残党か、行くぞ春日部!」
そう言って修也はベッドから飛び降が左腕が無いため倒れる
「修也!」
耀は修也に駆け寄り肩を貸し、修也を起き上がらせる
「大丈夫?」
耀は修也の顔を覗き込みながら言う
「おう、左腕が無くて歩きにくいがこの通り元気だぜ」
そう言って修也は耀に笑いかける
「わるいけどさっきの音がした場所まで肩を貸してくれるか?」
「うん」
今の修也は安静にしていないといけないだろう
しかし、修也には浮遊の
恩恵
(
ギフト
)
がある、いざとなれば飛んで逃げれるだろうと判断した耀は修也に肩を貸したまま音のした方へと歩き出した
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
耀に肩を貸されたまま修也と耀の2人は中庭に移動していた
「春日部、あそこにいるの黒ウサギ達じゃないか?」
「ほんとだ、もう1人は誰だろ」
2人の目の前では十六夜と見知らぬ少女、レティシアが向かい合っていた
レティシアは背中に翼を展開し、空に上がる
「なんだあれ。槍か」
レティシアはランスを出し、十六夜に向かって投擲の構えを取る
そして
レティシアは十六夜に向かってランスを投擲する
十六夜はそれを
殴り返した
(
・・・・・
)
「はっ?」
修也はそれを見て変な声を上げる
それもそのはず、レティシアが投擲したランスは普通の人間が受ければ即死するような威力があったのは傍から見ても明らかだ
それを十六夜は受け止めるどころか片手で、殴り返したのだ
それが修也が初めて見た十六夜の
恩恵
(
ギフト
)
、
正体不明
(
コード・アンノウン
)
の力の一端である
殴り返された
ランス
(
鉄塊
)
はレティシアにぶつかる寸前で黒ウサギによって斜線上から離脱した
「さて、行くか」
「うん」
修也は耀に言う
耀は短く答え、2人は十六夜達の下へと歩き出した
2人の影に一番早く気づいたのは飛鳥だった
「嘘…! 修也君!?」
飛鳥の言葉に全員がそちらのほうを見る
そこには耀に支えられながらもそこにしっかりと立って、生きている源修也がいた
その時、赤い光の筋が十六夜達に向かって進んできた
「なんだ…?」
その光が走った
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ