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Muv-Luv Alternative~一人のリンクス~
横浜基地
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「Alternative4の計画が打ち切られるのは12月24日。つまり後二ヶ月しかないんです。正直言うと今この場でこうしている時間さえも惜しい。どんなに証拠を出しても俺の言うことはまだ確信がないとは思います」
「…あんたの目的は何?」
「地球と仲間を守る事です!」
「…取り敢えず利害は一致してるって訳ね」
女性は小さくため息をこぼすと、白銀に向けていた銃を下げた。
「夕呼先生!」
「勘違いしないで。私はまだあんたの事を完全に信用した訳じゃない。この後あんたが使えるかどうか判断させて貰うわ。それであんたの処遇は決める」
「はい!」
「…で、さっきから後ろで黙っているそっちの男は何なの?白銀からは自分と似た人間だって言われてるけど」
ようやく俺の話に入ったか、と思いながらも口を開く。
「俺は白銀同様違う世界から来た人間だ。最も白銀が元々居た世界とは異なり、かなり荒れた世界だった。と言ってもこちらの世界にいるBETAなんていない世界だ。戦術機なんてものもない。代わりにACと呼ばれる人型機械があり、俺はそれと一緒に此方の世界に飛ばされた。そこで交渉がしたい」
「へぇ…言って御覧なさい」
「俺の持っているACの技術を提供すると同時に此方の世界での衣食住の保障をしてもらいたい。当然違う世界から来た俺には戸籍も居場所も何もない。あるのはACとそれを操る技術だけだ」
正直言うとACの技術提供がいかに有効なものか俺にも判断できない。此方の世界で戦術機も、BETAも見たことがないのだから当然だ。
「その機体は何処にあるの?」
「崩れた町の中に置いてある。見たいのなら今すぐにでも取ってこよう。…此方の戦術機とやらを自分の目で見ていない以上、判断は難しいが、ACの技術はこの世界にはない技術だと思う。この基地にある設備を見てそう感じる」
見た感じこの部屋やこの部屋に来る前に見たものは全て俺の世界では古い型のものばかりだ。恐らく性能は此方の方が高い筈。まぁ先程も言った通り確信は出来ないが。
「まだ見てないものを信用できないわ。あんたの方も見てからにする。それで?肝心のあんたの目的は?」
「生き残る事。その為ならなんだってしよう。あんたらが言うAlternative4だかの計画を手伝う事も出来る。…必要なら人だって殺す」
「ッ!…分かったわ。あんたも事も信用した訳じゃないけど、取り敢えず話しは此処まで。早速で悪いけど格納庫の方に行くわよ。先に白銀の実力を調べさせてもらう。使えなかったら…その時はその時で考えるわ」
取り敢えずこの女性に取り付く事は出来たようだ。白銀から聞いた所によれば、この世界の技術でBETAに勝つことは厳しいとの事。なら今の技術よりも高
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