第22話
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行に向かい合う。
「さっきの三下を連れて空間移動したって事は大能力者って所か。」
両手を広げ再び風を操り高電離気体を作り出す。
一度演算式の組み上げた成果なのか、さっきよりも早く高電離気体が作り上げる。
一方通行はどこか計算が間違っていたのだと考え、次は完璧にしてみせると思った時だった。
「そんな危険な物を黙って作らせると思ったか?」
麻生の言葉と同時に一方通行の頭上にあった高電離気体が消滅した。
一方通行はさっきよりも強く麻生を睨みつける。
「テメェ、一体何の能力だァ。」
「それを教えると思うか?」
麻生の返答に一方通行は悪魔のような笑みを浮かべる。
「ふ〜ン、いいねその態度。
お前をぶち殺したくなってきたじャねェか!!」
一方通行は上条を吹き飛ばしたのと同じくらいの風を操り麻生にぶつける。
すると、麻生の周りで一方通行が操っている暴風と同じ暴風が吹き荒れる。
暴風と暴風がぶつかりコンテナなどを吹き飛ばしていく。
「さて、九〇〇〇もの「妹達」を助けるのは面倒だからな。
ここでお前を倒して実験を中止させる。」
一方通行の視界から麻生が消える。
麻生は一方通行の真後ろに移動していた。
一方通行は麻生の能力を空間移動と考えたがそれは違う。
空間移動で麻生が空間移動できても、さっきの上条と一緒に空間移動する事が出来ない。
なぜなら、上条の右手がその能力を打ち消すからだ。
だから麻生は足に風の魔術の術式を作り上げ移動力を格段に上げたのだ。
これは麻生全体に付加されているのではなく足の部分だけに付加されているので、上条の右手が直接足に触らない限りは打ち消す事はない。
だから上条を掴みながら移動する事が出来たのだ。
麻生の右手にはナイフを持っていてそれを一方通行に向けて振りかざす。
だが、一方通行は麻生が視界から消えてもうろたえる事はない。
なぜなら、彼はデフォルトで全身に反射の膜が張ってあるからだ。
ナイフが一方通行に触れた瞬間、ナイフが尽く砕け散る。
麻生はそれを確認すると後ろに下がる。
「どんなに空間移動してもそンなちンけな武器じゃあこのオレには勝てねェぞ。」
一方通行は魔術の事は知らないので、麻生は空間移動で移動しているのだと思っている。
空間移動
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