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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第二十話『火山の咆哮』
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 「エピメルよ、貴様の処罰の時が来た。」
 ネオゴルゴム神殿広間にクリムゾンエクリプスの声が響き渡り、エピメルはビクリと震える。
 「それは重々理解しております。ですので、この俺自身が直接作戦を実行し、南光太郎の息の根を止めてみせます。」
 エピメルは両手を地面につけてクリムゾンエクリプスに頭を下げる。
 「作戦?どうせまた怪人軍団を使った物量攻めだろう?」
 エピメルの行為を見てソフィルは呆れるように言う。
 「今回ばかりは違う。この俺の体内に宿る膨大な熱エネルギーを日本全土の活火山に植え付け、次々に噴火させ、この日本に住む人間共を火山の熱と降り注ぐ灰で皆殺しにしてみせる。そして、今度こそ仮面ライダーと決着をつけてみせます!」
 エピメルは作戦の内容をクリムゾンエクリプスに向けて話す。
 「作戦の遂行中に南光太郎に出くわしたらどうする気だ?」
 「たとえ戦闘になり敗れたとしても、俺のエネルギーの爆発に奴の肉体は耐えきることはできない。たとえ倒されたとしても、道連れにはできます。」
 クリムゾンエクリプスの質問にもエピメルはしっかりと答える。
 「そこまで言うならその作戦の実行を許可する。見事旧時代の世紀王を討ち取ってなお生きて帰れたなら、処罰の件は不問とする。ソフィルも、異論はないな?」
 「勿論ですとも。」
 クリムゾンエクリプスの言葉にソフィルも了承する。
 「エピメルよ、貴様の最後の作戦、期待しているぞ。」
 「ありがとうございます。それでは、早速実行に移ります。」
 エピメルは作戦の許可が下りたことで、ネオゴルゴム神殿を出ていく。
 「ソフィルよ、エピメルの作戦とやらについて、貴様はどう思う?」
 「エピメルにしては考えた方かと。しかし、アラはいくつもある、といった所でしょうか。」
 「たとえば、どのような所だ?」
 「南光太郎との戦闘で敗れた際には爆発の余波で道連れにする、それが上手く行くなら、倒せる機会はいくらでもあった。それができないから、数多の悪の組織が奴に苦戦を強いられた事に気づけていないところ等は。」
 「そうだな。今は、エピメルの最後を見届けることにしようではないか。」
 「はい。ところで、一つお話がありまして。」
 「どうした?」
 「エピメルの作戦が失敗した場合、私自ら出撃してもよろしいでしょうか?」
 「理由を聞かせてもらおう。」
 「最近、気になる行動がありまして、それを確認するためです。」
 「そうか。その時が来たら、出撃するといい。」
 ソフィルはクリムゾンエクリプスからの許可を得てから広間を出ていく。
 (コウモリ怪人からの知らせで、死滅したはずの旧ゴルゴムの海の怪人共が生きているという話を聞いた。それが事実なら、すぐにでも呼び戻す必要がある。こちらでも調べる価値
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