暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0049話
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だったグロウセイヴァーにとってはありがたい武器だな」
「ファントムで破壊された方も特に問題無く修理可能よ。で、量産型ゲシュペンストMk-Uだけど、こちらは半分程損傷の酷い機体があるわね。うちの主力機種でもあるんだし、修理というよりは部品取り用にまわす事にしたわ」
「ガーリオンは?」
「こちらもアダマン・ハルパーで倒した2機は問題無く修理可能。残り3機は1機が修理可能、残り2機は部品取り用にまわすわ」
「となると、今回の収穫はエルアインス4機に、量産型ゲシュペンストMk-Uとガーリオンが3機ずつの合計10機か」

 数はともかく、最新量産型のエルアインスが手に入ったのはラッキーだった。4機ある事だし、マルティンやバリソンが乗る事になるんだろう。アル、ボビー、フルストに関しては、フルストが索敵担当なんだし今回は割を食うか?

「鹵獲機体に関してはこれでいいでしょう。さて、アクセル。ファントムを12機も壊してくるなんてどういうつもりかしら?」

 あ、やばい。口元では微笑を浮かべているものの、目が笑っていない。

「補給が厳しいのは分かっているでしょう? 幸い今回はあの基地から使えそうなものを洗いざらい持ってきているからなんとか新規にファントム12機の製造は出来るけど、次からは気をつけてよ?」
「ちょっと待て。あの基地にファントムを製造する為の物資があったのか?」

 言うまでもなくファントムの正式名称はT-LINK対応型ソードブレイカーだ。新規製造するにはT-LINK関係の物資が必要になる。

「ええ、念動力関連のものが一通り揃ってたわ。どうやら例の特脳研にあった人工的な念動力者の作成とかいう戯言を本気にして実験してたみたいよ?」

「特脳研でも無理だった実験を、専門家でもない者が? ちょっと無理がないか?」
「ええ、だからでしょうね。人体実験が失敗したと思われる報告がかなりあったみたい」
「人体実験、か。被験者はもちろん軍人ではなかったんだろう?」
「ええ、そのようね。ちょっと調べてみたんだけど、あの基地の周辺で行方不明になってる人はかなりの数になる。でも不思議な事に、捜索願は出ていても実際に警察が動いている様子は全くといっていい程無かった」
「揉み消し、か」

 叩けば埃が出る身とは良く言うが、カールとかいう基地司令は叩けば叩く程埃以外は何も出てこないな。
 そんな感じでヴィンデルに呼ばれている約束の時間まで2人で話をして時間を潰し、17:00になったので執務室へと向かう。

「ヴィンデル、俺だ。レモンもいる。入っていいか?」
「ああ、入ってくれ」

 執務室の中に入ると、何かを決意したような顔のヴィンデル。これは決まりだな。

「座ってくれ。何から話すべきか。……アクセル、レモンに今回の反乱
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