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物語の交差点
とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
幽霊の正体見たりお兄さん
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いのかもね」

ひかげ「おお、珍しくかず姉が先生らしいこと言ってる」

なっつん「かず姉って先生だったんだなー」

一穂「君たちはウチを何だと思ってるのさ……」


そのとき、食材と調理道具を持った4人(このみ、空、なっちゃん、葉月)が戻ってきた。


このみ「みんなお待たせ!ある程度の準備はできたからあとはみんなで作ろっか!!」

小鞠「このみちゃんごめんね!途中で抜けちゃって」

このみ「いいって、こっちもいろいろお喋りできて楽しかったし。そういえばさっき皆で話してたんだけど、あれはたぶん眼鏡君(卓)だったんだと思うよ?」

れんげ「ウチも同感なん!」

葉月「やっぱりそうだったんですね。このみさんの推理が当たって安心しました」

なっちゃん「空閑先輩も小鞠ちゃんも筋金入りの怖がり屋さんやね」

空(筋金入り?)


ホワホワ…。


空は身体に金属が埋め込まれた木陰と小鞠を想像した。


ホワホワ…。


空:おお、とても強そうだ。

小鞠「強そう?」

木陰「たぶん梶原さんは金属が身体に埋め込まれた私たちを想像しているんじゃないかしら」

小鞠「ええ…」


小鞠は困ったような顔をした。


一穂「お?こまちゃんが困った顔をしてるのん。そうか、これが本当の小鞠顔(=困り顔)かー!なーんて、あっはっは!」

一同「」シラーッ


一穂のダジャレは一気に皆を白けさせた。


一穂「どうどう、面白い!? 最高に笑ったっしょ?ねえ、れんちょん?」クルッ

れんげ「ホント笑わせてくれる…」ボソッ


無表情のれんげが吐き捨てるように呟いた。


一穂「……うん!ピザトースト作ろっか!!」

一同「」シラーッ

一穂「はい、じゃあそういうわけでっ!楽しいお料理はーじまーるよー!!」

一同「」シラーッ


白けた空気のなか、一穂だけが元気だったという。



ーー
ーーー


その後、どうにか気を取り直してピザトースト作りを再開した一同。


ケイト「このみ、バジルペーストはコンナ感じで塗っていけばイイノデスカ?」

このみ「ん?…ああ、そんな感じでいいよ。そしたられんげちゃんは机を拭いてもらっていい? 」

れんげ「了解なん!でもこのままだと置き場がなくなるんなー」

蛍「それならもうひとつ机を持ってきましょうか?」

朝霞「蛍ちゃん、私も手伝いますよー」

小鞠「蛍、朝霞さん、ありがとうございます!こっちです」

蛍「空さん、もうすぐピザトーストの第一陣が焼けるので焼けたらどんどん皿に載せてもらっていいですか?」

空:分かった。

蛍「ありがとうございます
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