暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0032話
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エンジンの2つ使ってるという事ですよね?」

 ラウルの問いに頷く事で答える。それを見たラウルは、ラージとミズホの方へ振り向き口を開く。

「どうせ俺達が作る機体は1から設計するんだし、最初から元来の動力源と時流エンジンの2つを同時に使えるようにしてみるというのはどうかな? 時流エンジンをメインにして、元来の動力源をサブで」
「なるほど。確かにそれはありだな。俺の乗ってる機体でも時流エンジンを使う時にその案を検討したんだが、レモンにそれなら最初から開発するのと大して変わらないと却下された。だがお前達の場合はこれから新型機を作るんだしその問題は無い」

 ラウルのアイディアを素直に賞賛する。
 そう言えば、原作でも時流エンジンの他に補機を採用していたな。これはつまり。
 ふとそう考えた時、とうとうそのアイディアがミズホの口から言い放たれた。

「前から考えていたんですが、コックピットをメインにして機体を取り替える、というのはどうでしょう?」
「それは確かに有用ですが、なんで最初から言わなかったんです?」

 多少ではあるが、責めるようなラージに対して謝るミズホ。

「すいません。奇抜すぎて駄目かな、と思いまして」
「まぁ、そのおかげでアクセルさんがいる時に言えたんだからいいじゃないか」
「そうだな。機体フレームを換装するシステム、フレーム換装システムか。良いアイディアだと俺も思うぞ。軍人としての意見を言わせてもらえればフレームを換装するだけで水中戦・空中戦・地上戦・宇宙戦にも対応出来るようになってくれればパイロットとしてはありがたいし、連邦軍としても時流エンジンのコスト問題を抜きにしても飛びつく可能性があるな」

 俺のお墨付きに、4人とも表情を明るくする。
 フィオナもいつの間にか明るい表情になっていた。

「ただ、出来れば時流エンジンのコストをもう少し下げるべきだな。フレーム換装システムと時流エンジンというプラス要素を考えても、時流エンジンのコストというマイナス要素で差し引きゼロになったらつまらないだろ?」
「そう、ですね。その辺はこれからの研究次第でしょうか」

 これでようやくエクサランスの開発が始まる、か。俺のつまらないお節介で逆に遠回りさせてしまったな。まさに小さな親切大きなお世話って奴か。
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