暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第2章 見習い悪魔と不死鳥のハーレム団
第13話 永遠力暴風雪
[3/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「マズイッ。屋上に急ぐぞ!!」
(部屋の中に居たら肺が焼けてしまう。悪ければ、酸欠になりかねん)
(騎士甲冑を展開している我々は、平気です。が、生身では辛いでしょう)
◇
――――屋上に倒れる今代の赤龍帝『兵藤一誠』
屋上に現れたライザー・フェニックスは、リアス・グレモリーに一騎打ちを申し込んだ。
『王』が『王』を打ちとる。まさに起死回生の一手だろう――相手が了承すればだが。
(何を寝ぼけたことを)
と、高をくくっていたら、彼女は、申し出を受けてしまい――原作でもそうだったような気がする――あわてて、詰め寄る。
ライザー・フェニックスも、罠が成功した、とでもいうように嘲笑を浮かべている。
しかし、彼女は、こっそりと理由を説明してくれた。
不死性をもち、炎で広範囲を攻撃できるライザー・フェニックスとは、集団で戦うと却って損害が大きい――と、彼女は考えたらしい。
たしかに、有効な攻略法がない以上は、精神的な消耗を狙って一対一で、長時間に渡り戦う戦法には、一定の理があるだろう。
生徒会室前の残敵は始末してあり、木場祐斗と塔城子猫たちもこちらに向かいつつある。
もちろん、『王』のリアス・グレモリーの順番は、最後にすると彼女は言っていた。
――――総勢11名との一騎打ち
この展開は、予想外だったらしく、ヤツは難色を示したものの――
『じゃあ、皆で袋叩きにしようか』
――というボクの一言で了承した。結果、先陣をきった兵藤一誠は敗れた。
『禁手化』することで、いいところまで行ったが、三分ほどしかこの状態を維持できずに攻めきれなかった。不死性に加えて地力の差があったことも一因だろう。
一騎討ち前の約束通り、兵藤一誠は、リタイアを宣言。
ライザー・フェニックスは、『フェニックスの涙』を邪魔されずに服用した。
『部長……かっこ悪いところをみせてすみませんでした。俺は、もっともっと強くなって見せます。次こそは部長を守れるくらいにッ!!』
去り際の彼の一言に、リアス・グレモリーは、心打たれたらしい。
涙ながらに、彼の名前を呼んでいた。
みているこっちが、むずがゆくなる様な寸劇だった。
若干空気だったライザー・フェニックスに、思わず同情してしまうくらいに。
「次は、お前の番だな、小娘。もう一度、言ってやる。リタイアすれば、『いまここで』苦しい思いをしなくてすむぞ?」
次は、ボクと一騎打ちすることになっている。
消耗させた後の、止め役として期待されていたようだが、一蹴した。
秘策なら用意してある。あとは、実践するのみ。
「どうせ、『あとで』酷い仕打ちを
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ