暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
第4話 魔法少女はじめました
[1/7]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
兵藤一誠が転生悪魔となってから、数日が経った。
その間、サーチャーを使って彼のことを監視していたが、目立った動きはなかった。
……いや、まあ、悪魔見習いの活動はある意味すごかったが。
ダンディなおっさんの魔法少女コスチューム姿なんか、誰が好き好んで見たいと思うのだろうか?
というか、リアル魔法少女――現在の姿、年齢を考えると「少女」は微妙かもしれない――として、文句の一つもいいたいところだ。
兵藤一誠には、心底同情してしまう。
秘密裏に監視しているので直接慰めることはできないが。
前もって、原作知識で知っていたボクでさえ、大きなトラウマを残したのだ。
ヴィータは、睡眠中、苦しげにうなされていたし、リインフォースなんか、その場で気絶していた。
ただ、シャマルだけは、目が輝いていたのは、なぜだろうか。
――――気にしてはいけないな、うん。
(毎日のように、男性の行動を監視するとは――まるで、恋する乙女みたいだな)
と、内心つぶやいたことに気付いた瞬間、総身に鳥肌がたった。
一誠ハーレムの中に入るなんて、とんでもない。むしろ、ボクがハーレムをつくりたいくらいである。
――クッ。さすがは、原作主人公。ボクも餌食にならないように気をつけねば……!家族たちにも言い含めておこう。
彼のことは嫌いではないが、堂々とハーレム宣言するやつなど願い下げだ。
性別うんぬん以前の問題である。
ハーレムラブコメは、創作物だからこそ許される―――とボクは思う。
(いや、どちらかというと悪質なストーカーだな)
自嘲しつつも止めるわけにはいかない。そんなストーカー生活が日常になりつつある今日この頃。
今日も今日とて、サーチャーごしに、兵藤一誠の映像を垂れ流していたら、外国人の美少女が、彼に道を尋ねていた。一瞬頭を悩ませ、すぐに答えが出た。
彼女の名は、「アーシア・アルジェント」という。
――――近い将来、一誠ハーレムの構成員の一人になる予定の少女である
傷を癒す神器(トワイライト・ヒーリング)の持ち主であり、心優しい少女である。
彼女は幼いころから、教会で、傷を癒す奇跡を起こす聖女として、祭り上げられてきた。
ところが、ある日、悪魔の傷を癒したことで教会から追い出されてしまう。
行くあてのなくなったアーシアは、堕天使に保護――という名のもとに利用される――ことになった。
――――レイナーレが、彼女の身柄を拘束し、とある目的のために生贄にしようと目論んでいるはずだ
……原作通りなら、という注釈がつくが。
現在、彼女と兵藤一誠は、英語で流暢に会話している光景が、サーチャー越しに映っている。
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ