男の幸せB
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寝てるよ」
パスタを食べながら答える。
ところでこれ、うめぇーな!
「お前昨晩ガンバりすぎなんだよ!」
新婚だぞ!
頑張っちゃうに決まってんだろ!!
「いやいや…朝は起きてたんだ。でもさっき第2ラウンドになっちゃって…」
「お前…俺達待たせて、何やってんだよ!」
「うん。ナニやってた」
聞く方が間違ってると思いませんか?
公明正大にエッチ出来る仲ですよ!
足腰立たなくなるまで頑張るに決まってるじゃないですか!
「さて!じゃぁ行きますか!」
ヘンリーのメシも食い終わったし、これ以上待たせたらヘンリー以外の人に悪いし、出発するとしましょう。
<山奥の村>
最初はダンカンさんを村まで送る。
村の入口で「私はここで良いから…他の皆さんを送ってあげなさい」って…
さすがはお義父さん。いい人だ。
<ラインハット>
次はゴチャゴチャとうるさい男を送ってやる。
これでも一応王族だしね。
「俺達もここで良いよ」
城の入り口で軽く別れを切り出すヘンリー。
「お前の旅も大変なのは分かるが、ビアンカさんを大事にしろよ!」
「僕が女の子を大切にしなかった事があるか!?」
「そう言う意味じゃ…まぁ、いい!じゃぁ、気を付けて…」
珍しく歯切れが悪い?何だろう?お腹空いてるのかな?
<海辺の修道院>
シスター・アンジェラを修道院に送り届ける。
修道長と2.3話をし、別れを告げると寂しそうなシスター・アンジェラの顔が伺える…
「アンジェラさん。僕の愛人になりたくなったら何時でも言って下さい!随時募集中ですから(笑)」
苦笑いではあったが、笑顔で別れる事が出来た。
今生の別れでは無いのだから、涙や寂しさは不要だ。
<サンタローズ>
元実家裏の父の墓標。
遺体も遺品も無い石を組み合わせただけの墓。
もし父さんが生きていて、ビアンカと結婚すると告げたら、どんな顔したのかな?
ビックリするかな?
納得するかな?
…反対はしないだろうな!
………両親が居ないって、こんなにも寂しい事なんだ…
イカン…悲しくなってきた…
ビアンカの元に帰って、心と暴れん坊将軍を慰めてもらお…
俺は丘の上の教会へ向かいフレアさんに挨拶を告げる。
「じゃ、新妻を待たせると怖いので帰ります。」
すると、潤んだ瞳のフレアさんが抱き付きキスをしてきた。
い、今はマズイですから…
俺の暴れ坊将軍が命令を下す!
ゴー・アタック!
ゴー・アタック!
ゴー・アタック!
将軍閣下には逆らえませんでした。
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